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Posted by あしたさぬき.JP at

儲け主義は人柄を良くする?

2008年10月31日

たみ家は、従来、ずっと安定して入る保証があるなら、月収30万円以上求めんなあと書いてました。

そして人の上に立つのも、真ん中に立つのも、前に立つのもあまり好きでない。
そういうことがガキのときから回ってくることがけっこうあったけど、そういうことのたいへんさというか、自分に固有のそういう位置を楽しくやり過ごせない居心地の悪さを痛感することがあったからかもしれません。

でも、人の下も好きでないし、孤独も嫌だけど、大勢に埋没するのも嫌という。
正直に書いてしまいましたが、やっかいなとこがありますなあ。

「独立しながら、大勢の共感できる人と緩やかに連携しながら、自己実現的に周囲に良い影響を与えたい。」

とやっかいな要望をきれいな言葉に書き換えてみました。

上に立たずに、月収30万なら

1人でがんばって、体力勝負してても何とかなって、自分のよろしくないとことか直す必要ないんですね

儲けるということは、自分の欠点を直すことを、数字の結果でフィードバックしてくれるような気はしますね。


好きな人に告白するって大事なことやろうか?
昔は文句なしに大事だと思ってました。

でも、おぜにさんの損はないじゃん。

損はないのに、ビビリますよな。
たみ家も当然、ビビリます。
うまくいったときだけ、得するのに。。。得って言葉はヘンですが。

じゃあ、何を恐れてるのか。

外側には何もなく、ただ自分が傷つくことを恐れてるか、告白してフラれたことが広まるのが怖いかぐらいしかないのでは?
フラれたことが広まるのがこわいって、立場が弱くてそれがもとでいじめられるとか、会社の重役の娘さんとかで告白がバレると会社にいられなくなるとかじゃないと、それとて自分が傷つくことを恐れてるだけでしょう。

儲けなくていい人は傷つくことを恐れ続けてても通用しますが

儲けるためには、拒絶によって傷つくことを恐れて行動しないわけにはいかなくなります。
必ず自分から人間関係をつくってリードしないといけない場面が嫌でも増えていきます。

儲け主義って、人柄を良くするための最も優れた方法かもしれませんね。

ただ、世の中には給与所得者が多くて、儲けようとして儲けられる人って少ない。

世論ってのは、多勢に無勢なとこがあるから、少数者の正しさが受け入れられることはまずない。

ほぼ無条件に政治家や公務員が叩かれるのと同じで

叩いてる人がけっこうなりたがってた場合もあるのに少数者の立場ゆえに、多数にまわった方は、多勢に無勢で叩く側にまわります。
だから、儲けるってことが世論の中で不必要で有害なまでに貶められることもあります。
偽装を暴くとか正論もあるでしょうが。

普通の個人の場合は、儲けるって、ほんとのところ人柄を良くするか、能力を高めるかしないとできないでしょう。

儲け主義って強欲なイメージが世間でありそうに思えるけど、ただ、強欲になって儲けるって普通ありえんでしょう。
人が遠ざかるだけでしょう。
大手になったら、それが可能なときもあるかもしれませんが、個人が強欲さを出して、儲けにつながるって普通ないように思うんですが、医者とか弁護士とか参入障壁の高い情報の非対称性の大きい業種ならあるんでしょうかね。

芸能人とか芸術家とかその人でないとダメとかいう職種でもあるんですかね?

世にいうところの、優越的立場を利用してってヤツですか。
悪い儲け主義ってのはそういうもんなんでしょうね。
こっそり何使っててもわからんってのも、消費者に対する優越的な立場を利用してるといえるかな。

ところが、高松のセルフうどん屋のように、どこにでもあって、どこに行ってもいいような業種で、高級さや有名産地をうたうこともまずないようなスタイルで、強欲な儲け主義って通用しようがあるんでしょうかね?

人柄を高めて、能力も高める、それしか儲け主義ってないような気がするんですが?
まあ、短期的には、ひどいネギを使うとか、古いモンをこっそり使うとかあるでしょうが、割りに、うどん屋はバレやすいでしょう。
長続きする上手な儲け主義ではないような気がします。
  

Posted by たみ家 at 01:51Comments(0)

英傑の嫁 構造とシステム 4

2008年10月31日

賃借で、家族労働なしの、身一つで開業すると

食うだけとかいうと、何とでもなりますが、いっちょう入院でもすりゃ、無職・無収入で、助けてくれる親・親類がないと破産コース、大病コースがとっても身近になります。

だから、儲かり続けてないと、いっちょう入院したら、ほぼ全部つぶれます。

儲けるには、運、人柄、技術、体力、頭脳
のうち
4つはないとダメと書きました。

そして、儲けるには、店にすぐれたシステムと人の組織をつくらないといけないし、ある程度組織ができるように、人を入れるまでに1人の身で、売上と儲けを出していかないといけません。
この辺の事情で、ごっつう体力がいるし、人柄も要求される。
だから、孤独な批判屋の学者やコンサルは、頭が良くて、いいこと言ってても、儲からない。
よく
「そんなにあんたの意見が正しいなら、儲けてみろ。儲かってるはずだろうが。」とか言う人がいますが、
それは間違い。
意見が正しくても、儲かりませんから。

身一つで開業すると、システムと組織づくりに至るまでにぶっ倒れそうなほどの膨大な時間と労力がいる。

ところが家族がしっかりしてると
組織とシステムがほぼ7、8割がた最初から出来てるわけです。

家族がしっかりしてると
同じ3人でも、文句言わずに残業するし、資金繰りが悪けりゃ給料も求めんし、仕事時間以外でも必要とあれば研鑽するだろうしで、3人の信頼できる高度な技能を持った従業員の安定した組織に勝るかもしれません。

なぜ、うどん屋で山越さんがあれだけ大きくなったのか。
なぜ、竹清さんにあれだけの列ができるのか。
なぜ、地元の工務店で、穴吹さんだけがあれほど大きくなったのか。

など考えると

英傑の嫁がおったりするわけです。
ダンナがまあまあである必要はありますが、そこに英傑の嫁がおったら
はじめから、組織ができたりするわけで、ダンナがまあまあで嫁が英傑だったら、たぶん、ほかの家族もそこそこ動くでしょう。

田舎の会社は、同族経営が多いのが、地域の活性化のマイナス要因のひとつと以前書きましたが、家族の結束を中心にすえないと田舎の中小はやれんかったとこが多かったというのと裏表の関係かもしれない。

現状には、原理で説明できる理由があることが多いような気がする。
  

Posted by たみ家 at 00:41Comments(0)

構造とシステム 3

2008年10月30日

たみ家はうどん屋で儲けるということは、大雑把にいえば

運、人柄、技術、体力、頭脳

の掛け算の積だと思ってます。
で、これらのうちどの強みを活かすか、どの弱点がネックで、どう矯正するかの勝負だと思ってます。
上の考え方は、決定版ではないにしても、けっこうよくできてるし、うどん屋以外の諸現象も説明できると思います。

恥を恐れずに説明のためにしょうがないので、たみ家のことを書けば
文句なしにあるのは体力でしょう。
頭脳に関しては、財務などについてはうどん屋の中ではあるでしょうが、厨房での頭脳は大したことないかもしれない。
技術と人柄は自信はないですね。
いいとこも多少はあるかもしれないし、良く言ってくれる人もときどきはいらっしゃいますが、自分では自信はないというか至らないとこを実感する場面が多い。

運は何ともいえませんね。
いいこともたくさんあったし、よくないことも多かった。
いいことの方がたくさんあったにしても、いいことは何事もなく事態を流していくけど、よくないことは、長いこと対策をとったり困らされ続けて頭から離すことができないので、頭の中は、どうしてもよくないことが中心になる。

さて

家賃払う身で、家族労働なしでも
開業だけなら、1つも要りません。

貧乏決め込んで、続けるだけなら
2つあれば続くでしょう。

儲けるのなら、4つか全部いるでしょう。
身一つなら4つは必ず要りますね。
やっぱり、儲かった人見たらそうなってますね。

そして、家族労働がしっかりしてたり、持ち家の立地が良かったりしたら、身一つの人に比べて、1つ2つ必要なものが減ってきて、場合によっては運ともう1つだけで儲かる人も出てくるでしょう。
って、誰のこと言うてるんですか?


多くの税理士や中小企業診断士や学者などのコンサルタントは
人に儲けるためのアドバイスができるなら、自分が巨万の富の金持ちになってないとおかしいと思いませんか?
貧乏ではないし平均より裕福であったとしても、巨万の富を持ってるのは、まだ世間で頭がいい人がなるとあまり思われてない口の麺商売の人の方が多いかもしれない。

また、堀江さんとか村上さんとか世間を騒がせた方は、儲かったと思いますが
人柄や体力があったかというと、あったかもしれないけど怪しい。

また、ITの進展によって、若い人が大儲けするのに、時間がかからなくなったといいますが、なぜでしょうか?

このアタリの答えもそれなりに明晰に

運、人柄、技術、体力、頭脳
の掛け算の説明でできますね

コンサルタントには頭脳があっても、体力や人をまとめたり人の失敗に耐え続ける忍耐とかが未知数です。
また頭脳があるゆえに、原始的な体力勝負をしたがらないかもしれません。

ITとかわかりませんが、昔ながらの商売で、システムができあがってないところから、儲けようとすると、絶対的に仕事時間が長くなって、休みもとれなくなります。
また、組織をつくらないと儲けるには至りません。
1人では、多少儲かっても長続きの保障はないし、時間がなくなるし、たかが知れてる。

だから、身一つで開業して儲けるには、頭脳に加えて異質な、原始的な体力と、人柄を加えて、ちゃんと掛け算になるように統合せんといかんわけです。
たみ家も基本的には、学者、コンサルタイプのとこがあって、それが強みでもあり、弱みでもあり、どちらも強烈に実感してます。

コンサルは頭脳と技能なら揃えやすいかもしれまえん。
しかし、異質なものの掛け算にトライして成功するのが難しい。
だから、アドバイスとか論評のような情報性で、単独で成立することについては、いいものがあっても、学者もコンサルもなかなか儲かりはせんのでしょう。
システムと組織を起こすには体力勝負と忍耐勝負がいる。
だから、昔からみなさん時間がかかった。
そこがしんどい。
ゼロから起業して儲けるには10年はかかると言われてたと思う。

しかし、ITの進展の著しい、証券や金融取引の分野なら、労働力が少なくてすむので、人の組織やシステムがなくても世界中の取引を把握してコントロールできる。
だから、体力や人柄がなくても、大金持ちになれる。
そういうところも、IT長者は、昔ながらの産業の大社長と異質で、何かあれば排撃されやすい要因だったのかもしれません。

運、人柄、技術、体力、頭脳

この中で
運と人柄は、儲かった後に、結果論で、あの人はあそこが良かった。
失敗した後に、あそこが悪かったと、後づけの話でどうとでもなりがちなんでしょうが。
  

Posted by たみ家 at 23:43Comments(0)

仮に家賃が10万円増えたら 3 出費だけが事実

2008年10月30日

たみ家が、月家賃が10万増えたら、70万は売上上がらないと、トントンにならない。
それは、1日平均、うちの客単価で、75人は平均増やさないといけない。

と、書いてみました。

しかし、ほんとのところ、70万円では足りません。
75人でも足りません。

たぶん、最低90万以上、110人~120人ぐらい増やさんとダメでしょうね。

「えっ。そんなに」と思った方は、いっぺん脱サラ開業は踏みとどまりましょう。
家賃を払うとこも払わないとこも。

同じような計算はパートが1人増えるような場合もいるからです。

毎月、計ったように均等に同額70万円確実にどんな月も売上が上がる前提なら70万でいけます。
しかし、そんなに上がらない月もあるから、100万ぐらい増える月もないとたぶん毎月70万以上にならんでしょう。

ってことは、100万以上上がる前提で人も食材もそろえる必要があります。
そして、パートは、1人増える段階で、一定の時間と日数を保障しなくては、まともな人でなくても不満でしょうが、まともな人で他にも行くとこがあるような能力の人なら、ほぼ向こうさんの希望通りにしないと来てはくれません。
まず、こっちの希望を押すと、「もういいです。」で何の返事もなくなるでしょう。

パートの出勤時間は、よほど運が良くないと、店側の希望で調整は効きません。
そりゃ、誰でも、生活してる人なら、店主の都合で予定された収入減らされたら不満タラタラが普通でしょう。
まあ、長いことやってると、従順で、こちらの都合に合わせてくれる人が残っていくこともありえましょうが、新参店ではそれはまずない。
となると、家賃10万円で、70万なら、その70万と重複はしますが、パート1人増えて月7万ぐらい増えると、同じように50万ぐらい売上を増やさないといけません。
そして、1日の来客100人以上増える前提なら、1人増ではきついので、仮にもう1人増やすなら、さらに50人。
まあ、たぶん、キツイ思いで、1人増でやり過ごすしかないでしょうが、ほかの人の時間も多少増やさないといけないでしょうね。

毎月の10万出費増ということだけが事実で
売上をどれだけ増やすかとかは、予想とか希望でしかないんです。

悪いことは、事実
いいことの予想は、予想や希望で、ある意味、言い換えればウソなんです。
ウソを実にできてはじめていいことは実になります。
悪いことは起こっても、いいことは起こりません。
いいことは起こることに加えて、いいことにするという入力がいることが多い。
そして、それができることも多いが、できないことがよくあるのも事実。
だから、どんなときも必ず続く、出費の影響を大きめにとらんといかんのです。

たみ家は、1日平均75人で、客単価370円で計算しましたが、お客さんは増えるごとに、うどん巡りのかけ1杯だけの方とか、普通の日常の食事でない方の比率がどんどん上がるので、お客一人当たりの売上も利幅もどんどん下がってきます。
だから、客単価370円で75人なら、増える部分では、客単価330円で85人ぐらいになるかもしれません。

ところが、売上という予想はいろいろですが、どんなときでも家賃というのは起こる前から厳然たる事実なわけです。
悪いことだけが事実。
これがわかってない人も成功することは多いんですが、こける人がこけて人生まるごと壊す理由は、これがわかってないことじゃないでしょうか。
  

Posted by たみ家 at 23:17Comments(0)

たまごかけご飯の合理性

2008年10月29日

今日、神戸から来たOLさんと、たまごかけご飯の話になった。

たみ家は、基本的に、空いてるときに、県外から来られた雰囲気の方にはほとんど
「ご遠方からですか?」と聞く。

親父さんのように
高松の夜のコンシェルジュにはなれませんが。。。

そして、県外とわかれば四国新聞のうちの載った例の冊子がまだ20冊ぐらいあるので、あげている。
そしたら、「もう持ってます。それを見て高松駅から歩いて来たんです。」
と来ました。

今日は、みはりさんも来られましたし。
こりゃあ、はげみになりますなあ。

で、たみ家の勝手な世話焼きで、夜は魚の美味い店があるとか勧めようとすると、「わたしは生魚は食べれません。」と来ました。

すでに、この方ネギも嫌いで食べられないと表明している。

「じゃあ、焼肉とか好きですか?」
と、焼肉の店を勧めようと思ったわけでないけど、なぜか「魚が×なら、肉か。」ととっさにえらい単純な思考回路が働いた。

すると
「いや。焼肉もあんまり。」と。

で、お好きなものを聞いてみると。
「居酒屋ならいろいろあるので大丈夫です。あとたまごかけご飯。」と来たじゃないか。。。

そして、たみ家的に驚愕だったのが、「この梅美味しいですね。たまごかけご飯に入れたらいいですね。」と来ました。

どうなの?
たみ家は、玉子と梅は合わせたくないなあ。
合うかどうかわからないけど、端っからこわい。

梅と大根は合わすけど、玉子と大根は合わせん。

「なぬっ!たまごかけご飯に梅ええっ!」
というと

「すごく合いますよ。」と

もう、ここは、出店アイディアの種を膨らまそうと
「ほかにどんなもん乗せてるんですか?」
とか
「朝だけでなく夜も食べるんですか?」
とか聞いてみた。

「そうですね。お茶漬けをふりかけのようにふったり、おにぎり用のわかめだったり、キムチや醤油の実(何だろう?もろみではないと言っていたが、聞いたことないぞ。)やじゃこやら、わさびやら、塩こんぶやら。それと夜も食べますよ。」

以前、朝ごはん屋をやってみようと思ったが、保留になった経緯があり、今度はたまごかけご飯屋をやってみようかと、頭の片隅で課題にすることにした。

たまごかけご飯屋が商売になると普通、直感的に思わんでしょ。
しかも、うどん屋の片手間で、
しかも、たみ家は藤塚では、うどん屋以外の飲食をする気はまったくない。
やるなら、必ず栗林公園前だと思っている。

ただ、単独でやるんじゃなくて、何かと上手くシナジーが出せる状態でないとやりにくい。
うどん屋で、10円か20円値上してもお客さんが減らずに、鉄男プロジェクトで月数万でも収益が上がるようだと、たまごかけご飯も少々当初赤字が出ても、修正しながら何とかやれそうだ。

たまごかけご飯というのはすごく合理性がある。
需要がわからないけど、高松にほとんどないから、PRのしかたでやれる可能性はあると思う。
案外好きな人は多い。
誰も食べそうなイメージのないものを食べるように誘導するのはそう難しくない。

ただ、充分な原価率をキープできる構造にして、知名度が上がったり、お客さんがついたりするまでの期間困らない余力がいる。
構造が悪い場合は、駐車場がないのが致命傷になるが、構造が良い場合は、何とかできる。

栗林公園前の条件の何がすばらしいかというと
朝やるんだったら、お客さんがしばらく1人も来なかったとしても、全然困らないことにある。

朝炊いたご飯はうどん屋に持ってきておにぎりにすればいいだけだし、玉子も冷蔵庫に入れとけばなんのことはない。
お茶漬けもキムチもわかめもすぐ腐るもんじゃないし、高いものでないし、何より、毎日調理がいるものが、ご飯だけ。

あとは、メニュー増やしても、上からかけるだけ。
洗い物も、油使わないし、丼と味噌汁椀とコップか湯のみだけですむので、数十人来客があったとしても洗いが楽。

捨てるもんがないのがいい。
西側で朝やるから冷房費がいらないのがいいし、冬は熱源がたくさんあるからちょっとの暖房でいい。
ガスもほとんどいらない。
包装材の類もないと思う。
家賃も自宅だから家賃増がない。
うどん屋単独で生活費は出ているので、ここで収益をどうしても生まないといけない焦りはない。
玉子かけご飯には人手が少なくてすむ。
大型炊飯器ほか計10万円の設備投資でできるし、たまごかけご飯やめてもおにぎり用の炊飯機に使えるし、冷水機もたこ焼き屋の冷水機として使えばいい。
食器類はもうあるし。

売れなくて3日でやめても何ら損しない。
まあ、損が大きくなったとしても、金額的にはせいぜい信州に一回スキーに行くぐらいの損。

構造と合理性がいい。

たまごかけご飯なんか食べるのかという疑問は、構造が良くて、値段の割りに原価をかけられるなら、そんなに需要の母体の大きさはいらないのではないだろうか。

その点、うどん屋を新規店舗で構えると、すぐに1千万円以上になる。
構造があまりよろしくない。

たみ家がたまごかけご飯を考えられるのも、うどん屋で生活費が出る状態で、営業が可能な物件に居住を始めたから、構造のいい状態の営業形態を模索しているのであって、どっちかが欠けてもそうはいかないと思う。

たみ家は、基本的にいろいろやってみたい方で、収入を得る必要があろうがなかろうが、リスクを極少に抑えてスタートできるなら、可能な業態はすべてやってみたい。
けど、1人ではできないので、たまごかけご飯もしばらくは、保留ですね。

鉄男プロジェクトが夕方からだから、朝がたまごかけご飯でも、ぶつかることはない。
鉄男プロジェクトが上手くいけば、必ず組織らしいものが形づくられはじめるはず。
このときに考えよう。
  

Posted by たみ家 at 22:45Comments(8)

Sexuality Security Sweet

2008年10月29日

かねてから、女性専用の飲食店があっていいと思って書いていたら、心斎橋に女性専用ネットカフェができたとの記事が。

書いて、気になった話題に近いことは、やっぱりよく引っかかるなあ。

女性専用空間について、現在のプロというか、資本というか、市場の答えがこれか。。。
確かに、セクシュアリティーゆえのセキュリティーの必要性が女性専用のカギではあったなあと思いました。
それがあって、スィートな空間づくり(無理やり3Sにしました。)ができると。
女性専用にしないと、「女性も使う」では、新しいというかレベルの高いサービス像が描けないことがあり、女性専用にすることで、市場に革新が生まれるところがあると、固くじゃないけど信じていたところがある。
たみ家個人は地べたで寝れる方だからわからんとこも多いけど。

いろんな公共空間にもちっと女性専用があってもいいと思う。
しかし、女性専用で需要がとれるかというと疑問もある。
で、ネットカフェという業態で心斎橋というお水のおねえさんも多いだろうし、普通の消費者も、OLさんも多いとこでできましたというのが、たみ家の問題意識の現時点のもっとも解答に近いところではないだろうか。

ほかに、岩盤浴の施設内でなら、女性専用の飲食などあるし、会員制のとこなら女性専用バーもあるみたいには聞いていた。

以前、かなり小柄で美人の東京の美大の女子大生が折りたたみ自転車持っての一人旅で、うどん巡りに来た。
で、ワシントンホテルの2階のとこのネットカフェで泊まって、明日、直島に行くとか言ってた。
広島方面から何度も、瀬戸内海の島に渡っては、四国と本州を行き来してここまで来たそうで、宿泊費はできるだけ抑えたいそう。
あんな、ええかげんなしきりしかなくて、足もととか見えるようなとこでよく泊まるなあと思った。
もう、これまで何度も、ネットカフェで泊まった経験があるらしい。
大胆なヤツ。

男性に要るサービスは女性にも要る可能性が高いが、安全性や社会通念や需要というか市場性の壁で遮断されてきたところが多いのではないか?

セルフうどん店もそうだ。
女性は男性がひしめいているというだけで入りにくいし、食べるところを対面で知らない人に見られたくないってのも男性にない理由だろう。

しかし、近頃、うちのうどん屋は、満席に近い状態で20代のOLさんだけで、半数近い状態になってる瞬間がけっこう目につく。
依然、全体では8割以上が男性客ですが。
特に努力はしてないが、そうしやすい空間を演出したいと多少は心がけた時期もありました。

そして、11月07日(金)は、年に一回しかないレディースデー。
「いいおんな」の日ということで。
お客さんをそれで増やそうという意図はないので、特に周知はしてないのですが、昨年は、かけ1玉無料でした。



参考記事「大阪に女性専用ネットカフェオープン」

「「骨盤矯正マシンやフットスパなどの設備が追加料金なしで利用できるリラクゼーションルーム
 大阪・ミナミの心斎橋に9月27日、女性専用インターネットカフェ「relaxation cafe Sweet」(大阪市中央区西心斎橋2、TEL 06-6167-4621)がオープンした。

 同店は女性専用で24時間営業。70坪の店内は落ち着いた雰囲気で、入口寄りにはソファスペースやコミックスペース、奥には仕切りで区切られた個室スペース30人を設けた。個室スペースにはPCを置き、フットレスト付きのシートや靴を脱いでくつろぐことができるフラットシートなど5種類を用意する。各室にはひざかけや鏡、貴重品を入れておく金庫なども設置。

 店舗中央には無料で利用できるリラクゼーションルームを設け、骨盤矯正マシンやフットスパの設備も用意。ネイルケアなどができるパウダースペースもあり、油取り紙やコットンを備えるなど女性ならではの配慮も。「なかにはリラクゼーションルームを存分に楽しんで帰る客もいらっしゃる」と店長の井原恵利加さん。

 料金は最初の30分が280円、以降10分ごとに80円が加算される。3時間パック(1,300円)や6時間パック(2,200円)、ナイトパック(5時間=1,500円など3種類)などのパック料金も用意している。

 責任者の広羽明さん自身もインターネットカフェをよく利用するひとりで、「ネットカフェには決まったスタイルがなく多種多様なサービス展開ができる」と出店を決めた。「女性専用のインターネットカフェは国内ではほとんどないのでは」としたうえで、「女性にとって安心感を得られる場所を提供し、心ゆくまで快適にくつろげる空間を目指した」と話す。仕事帰りや終電を乗り過ごしたときなどを想定、入居するビルはネイルサロンや美容室など女性向けの店舗のみで、女性が1人でも入店しやすい。

 利用客は普段インターネットカフェを利用しない女性が大半だという。広羽さんは「価格体系やサービスについての基本的な疑問を持っていることが多い。店のことを知っていただき、まずは利用していただくことでファンを増やしていきたい」と意気込みをみせる。今後は1コインネイルイベントを定期的に行うなどサービスの充実を図る。」」
  

Posted by たみ家 at 06:44Comments(0)

目で見てはいけない

2008年10月28日

ここんとこ一冊の本に影響受けてます。

開業する人の中には、うどん屋の行列を見て儲かると思う人がいるらしい。

しかし、その人の資産や別収入は見えない。

店の中で見える出費は、仕入れ値と店舗家賃とそこで働いてる人の人件費ぐらいだが、それとて見えずに開業する人は多い。

入りは見えるお客さんから立つ「売上」しか収入がない。
自販機とか置いて「雑収入」とかもあるかもしれないけど、月の新聞代になるかもわからんほど、大したことはないのが常だろう。

しかし、金利や減価償却や修繕積立などは見えないし、ビニール袋や新聞や火災保険や電話代などがどれぐらい積もるかも、考えた人にしか見えない。
商店街でやってたら、アーケードの修繕積立に、年でなく月で10万ぐらい取られることもある。

多くの人は、見える売上を見える出費だけからは追い越されない。
しかし、ほとんどの人は、見えないものに追い越される。

たみ家の実体験ですが

商売の経験がなかったから、粗品代や商店会への支払いとか見えてなかったし
原価も一杯の売れるうどんから換算してて、売れ残りの廃棄の金額とかもきちんと考えてなかった。
エアコンも開業から1年ぐらいの時点で50万ぐらいしたので、会計的にも税務的にも費用は複数年に配分するけど、キャッシュアウトフローとしては大きかった。

うどん店は、ひしめいて競争してる以上、はっきり優れてないと、普通は儲からないのに、出る方はけっこう設備類は50万以上するものが多い。
案外、50万ぐらいの修繕を年に何回もしないといけないような場面が来るかもしれない。
普通は来んだろうけど。

問題になるのは、見えないものというか、無知や経験不足ゆえに見えるはずだけど見えてないもの。

だから、考えたり積極的に知らないことを知ろうとして調べないと、問題解決のための見るべきものは見えない。

お昼だけの行列は一時点で見やすいが、お客さんが来る時間の広がりはそれに比しては見にくい。
一番お客さんが多い時間に合わせて人は入れないといけないから、一時点に集中する業態は、人件費率が高くなる。

見えないものを見ようとしたら、調べたり考えるしかないわけで、おぜにさんというもの自体が金券とか有体物でなく、無形の観念というべきもので、一万円札とかは、その場でたまたま観念を有体化してるだけで、おぜにさん自体は、無形の観念だろう。
目に見えない観念を見ようとしたら、目で見たものを疑うしかないと思う。

ことうどん屋の開業に関しては、目で見えたことはたいてい全部ウソだと思った方がいい。
ウソじゃないことも多いが、ウソだと思って損することは、こと開業に関しては何1つない。
ウソだと疑えば、調べて確かめるから、それが必ず役に立つ。

とにかく、居抜きで入る人は、前そこでやってた人のことを聞けるだけ聞くこと。

絶対に思ってはいけないのが、「前の人は前の人。自分は自分でがんばればいいこと。そんなの知ってもしょうがない。」ってヤツ。
これは、最も失敗しやすい人の言うことの1つ。
きちんとした人が同業やって経営不振だった場所では、次に誰がやっても儲かる可能性はまずない。
評判の悪い人がやってて経営不振だった店なら、きちんとした人がやれば儲かる可能性はないとはいえない。
儲かってた店で、経営者が黒字廃業とか死亡したとかいう場合は、脈はあると思う。

前やってた人が店をしてて、かつ、家族総出で他でバイトして、店の大赤字を支えてたようなとこの後に、借入れして、余裕資金も不足した人が入るとかいうパターンがけっこうあるんです。
  

Posted by たみ家 at 07:17Comments(0)

考えるより行動???

2008年10月28日

よく聞く言葉で、???と思う言葉が

「考えるより行動しましょう。」

「考えてから行動しましょう。」
じゃないの?

考えるだけで行動しない人っている?

いると思うから
「考えるより行動」って言う人がいるんでしょうけど、その人はどういう人のことを指してるんでしょう?

普通考える人ほどたくさん行動するでしょ?

街頭でキャッチやナンパするのなら、「考えるより行動」かもしれないけど
それでも
「考えて行動」の方が勝つと思う。

なんで、考えることと行動することが相矛盾するように言うの?
これが不思議。

「考えることは行動への恐怖を生む」と考えるんでしょうか?
それとも考えて見回してみたら失敗してる人の方が多いから、それを見て尻込みするんでしょうか?

「見回して失敗の方が多いようなら、なおさら考えろ!」って思うけどなあ。

飲み屋で評論だけして行動しない人の考えは、「考え」と呼ぶに値してないんだと思う。

考えが具体的に体系だって来たら、普通は行動に結びつくでしょ。

エッチなことやロマンチックな恋愛のことばかり考えて、異性にアタックしない人のは、ただの妄想で、これは「考えてる」とは言わないと思う。

成功した人はたいてい行動してるけど、考えたかどうかは外からはわからないし
成功した人の華やかさだけに目がいって、考えずに行動した人の悲惨な屍の山のことは考えてない。

「考えもしないし、行動もしない。」
これはこれでその人自身については幸せなパターンかも。

ことお仕事や起業に関しては、「考えるよりも行動してみよう。」なら、率的にいうと、何もしない方がいいと思う。

考えずに行動していいようなどうでもいいことは、考えたってしょうがないような気もする。
  

Posted by たみ家 at 06:35Comments(2)

ネーミングの研究して!

2008年10月28日

たみ家は、批判するときは、できるだけ自分の案も出そうということで
「オリーブハマチ」だったら「島鰤(しまぶり)」はどうか?
ととりあえず即興でも案を出して、かる~く恥の1つもかいてみたい。

まあ施設や地域の名称は、かっこ悪くても覚えやすい方がいいの?
サンメッセやサンポートでもええんかな?

でも、「讃岐夢豚」はいかんと思う。
むちゃくちゃ悪くいうようなものでもないのかもしれないけど、売るために良くしようという意志を感じない。
「怒られないように」って発想が見え隠れする。

田尾さんのいる四国学院のカルチュラルマネジメント学科で、事業や商品のネーミングの研究でもしたらどうでしょうか?
売れたものには、どんな名前が過去あって、それの背景を探ったり、その時代にそれが売れた背景を考察したり。
ネーミングは商行為の一環で、地域や地域の産品の付加価値を高めるものだから、田尾さんという統括できそうなリーダーと、若いもんがいっぱいいるとこで、やってもらったらどうやろうか?
彼の団長日記での主張にこの仕事の趣旨は合致してそうだし、ストライクゾーンのような気がする。

具体的に何をするかは、私以外が考えた方が良かろうけど、とにかくネーミングの研究をして、具体的にネーミングをビジネスとして国内外に向けて手がけて、広告代理店を食うぐらいになってほしい。

昔のネーミングといえば
「横浜銀蝿」「なめねこ」「たまごっち」「天使のブラ」「プリキュア」「Wii」とかいろいろあるけど

将棋指しや碁打ちが、過去の名手の棋譜を並べるだけでも感覚が研ぎ澄まされるっていうから
過去に売れたものやさえた命名の記録を調べて、追っていくだけでも、ネーミングという商行為は上手になるんではないでしょうか?

過去を知れば、絶対に未来へのオリジナリティーは高まると思う。

情報の蓄積によって、今の今ある様々なネーミングに対しても、何かを考えずにはいられなくなるでしょう。
そうやって、いつも考えるクセのついたようなことで、頭の中で様々な情報が連鎖したり化合するのを繰り返すことで、多くの人は、優れたオリジナリティーを発揮するのだと思う。
  

Posted by たみ家 at 06:16Comments(0)

県産品などのネーミング

2008年10月27日

またも、厳しい方のことを

行政のポスターや、事業や県産品のネーミングが良くないと思うことが多い。

数年前に県が、うどん以外にも、魚介類や骨付き鳥もPRしようとして名づけた事業が

「麺食らって魚っとして鳥だい」
こわいぐらい寒い。

「讃岐三畜」として、讃岐牛、讃岐夢豚、讃岐コーチンとかも、悪いとは言えないが、どうかと思う。
ひねりも訴えるものもない。

他もそうだが、特に、「讃岐夢豚」に関してはいかんと思う。

この頃、行政関係のネーミングでは、サンポートとかサンクリスタルとかサンメッセのように右に倣えで、「サン」をつけるのと、さぬきの夢2000とか、あといくつかあったけど、「夢」をつけるのも流行った。

小学生の作文で優等生っぽくやるのに、最後に、「これからもがんばろうと思います。」とか書いてしめくくるのと同じ響きがする。

自分の責任で、「売る」とか「魅力」をつくるという意欲がなく、無難におとなしい名前を適当にどうでもよくつけるのが「サン」と「夢」だとたみ家のセンスでは思う。

食べ物に「夢」をつけたって美味しそうには思えんなあ。

この手の事業のネーミングは、行政が経済政策の一環として、公金を使ってやるものであり、産品の命名は商行為の一環である。
センスが悪いのをほおっておいてはいけない。

また、地元の産物を使えと、輸入品の10倍もの値段のものを使うように働きかけるのだから、売れるようにイメージを良くしてプランド価値を上げるのが、責任でしょう。
センスを感じる名前か、食欲をかきたてる名前か、人に言いたくなるような名前にしてほしい。

「ハマチ三兄弟」ってのも微妙だけど、「オリーブハマチ」って、どうなんだろう?

「塩飽」とか「燧」とか、ハマチがとれるわけではないだろうけど、海産物の名前に使うなら「しあく」とか「ひうち」は響きも良く、「讃岐」や「夢」とかよりは美味しそうだと思う。
関アジとか関サバの「関」に近いものがあって、関ってのがどこであるかとか、関そのものの知名度はあまり問題ではないのと同様に、「塩飽」や「燧」がどこかが全国の人にすぐにわかる必要はまったくない。

魚はしまった感じのネーミングがいいと思う。
流れの速い海とか荒れた海とか寒い海とか厳しい海の方が素人的には美味そうに思えるのでは?

「有明」とか「江戸前」のように、海の固有名詞を入れた方が一流のネーミングだと思う。

小豆島なら「島鰤(しまぶり)」とか、ストレートなのどうでしょうか?
美味いと定評のあるものができてるという前提で、どっちが美味そうかと聞けば、「寒鰤」並の短さと響きの「島鰤」に軍配が上がらないだろうか?
「オリーブハマチ」は、島や島の特産品を説明的にPRしたいのはわかるけど、美味そうな名前と思えん。
一流になる魚のネーミングでないような気がする。

もし「ひけた鰤」を「讃岐夢鰤」とか、「夢」を使われたら、優等生のふりした小学生の作文みたいでがっかりする。

果物はどういう名前がいいのか、イメージがわかない。
キウイの「讃岐ゴールド」とかは、たみ家はそんなに嫌いではない。
ちょっと安直な気もするけど、いいような気もする。
「香緑」とかは、無難だけど弱々しい優等生な感じがする。

農産物には、うどん用小麦粉の「農林26号」のように、商人としての売り根性がまったくないようなネーミングの伝統があったのかもしれない。
その点、「讃岐ゴールド」には、商人根性が入ってる感じがして、たみ家としてはまだ好感が持てる。
  

Posted by たみ家 at 05:26Comments(2)

構造とシステム 2

2008年10月26日

たみ家は、前向きで社交的な方だと、自他ともに強くではないかもしれないが、どちらかといえば認めるところだと思う。

批判精神はかなり強いと思うが、自分個人は、石を枕にして寝ようが、テレビがなかろうが、何でもガマンできるタイプだと思う。
大学時代の旅行の通算宿泊の200日のうち100日ぐらいは野宿で、無人駅のホームのベンチとかでホームセンターで売ってるような銀色のペラペラのマットと浮き輪みたいに空気入れる枕を使ってのものだった。

後ろ向きな気持ちはないと思うんだが、瞬間的に、これは失敗コースだとか、それじゃない、こうやった方が上手くいくはずだということが、正しいかどうかは検証がいるが、割とすぐに思いつく方だ。

それで、また、ある程度大きな関係を巻き込んだ物事が失敗するときの悲惨さや、その被害者に、割りに強く感情移入もするタイプだから、ときには戦うこともある。



さて、讃岐うどんでもお土産のインターネット販売がすばらしく収益が上がると聞くことがある。

しかし、それに足る商品がいる、管理するシステムがいる、システムの中で動く人とその組織がいる。

悪いことは一発で効果が出るけど

いいことは、いくつも掛け算の積が大きくならないと効果が出ない。

となると、
掛け算の式の連鎖の途中で何かゼロならトータルもゼロ、マイナスが入るような危険な要因が除けなければ巨大なマイナス、得意分野で人並みの5倍、10倍のものがあっても、途中の掛け算で、0.1とか0.2が入ったら輝くような得意分野があってもトータルでチャラという大雑把な考えもあながちウソでない。


批判精神というのは、ときにこの掛け算をものすごく大きくすることもある、しかし、その他の掛け算の式を上手に整えないと、ただの不満屋になりかねないというか、収益には結びつかない。

構造とシステムの中で、最大の不確定要素が、人だからかもしれない。

アイディアが豊富なことよりも

少々気まずい喧嘩をした相手にも、何かあったときに、「最近、元気でやってる。」とか自分から声をかけられること。
もう少し、細かいことでいうと、不仲の後なら反発や拒絶に会うこともあるが、そういうことをいちいち恐れないこと。
そういうような、人間関係をリードしながら上手くやるための人柄要素。

掛け算の中の最も大きい要素で、不確定なものが、収益システムと組織の中の人である以上、多くの場合、後者がより大事になる。

批判は、掛け算の式の各数字を大きくする力になる。
しかし、掛け算の式のいくつかの数字を小さくさせたり、式の連鎖を中断させる力にもなりうる。

巨大組織では、口をつぐんでないといけないというのは、上ににらまれんようにという処世のためだけでなく、式の連鎖が長く、不確定要素が見えにくいところだからというのもあるかもしれない。
行政のことを語るにはこの視点が有効。

そして、アイディア豊富な批判屋は多くが、巨大組織を去る。

しかし、その後は、その人次第で、何をするかも大事だが、どういう人であるかがより試されるのではないだろうか。

式を長期にわたって継続的に、連鎖させることができれば、たぶんアイディア豊富な人は上手くいくだろう。

これが、飲食の場合、家賃払って家族の応援も得られない身一つで始める人は、運、技能、体力、人柄、頭脳のうち、4つか5つ全部がいるってとこと関係ありそう。
高級割烹なら、より技能の水準が突出して求められるけど、セルフうどんだと突出した技能は、金額や商圏ゆえに影響しにくいので、ほぼ全部がいるということになる。

そんなん4つも5つも無理というなら、何か、現場で戦う前にアドバンテージをつくっておかないといけない。
  

Posted by たみ家 at 15:16Comments(0)

構造とシステム 1

2008年10月26日

たいへん大きいテーマになってしまいました。

警鐘を鳴らすとか問題提起だけではネガティブなので

「じゃあ、どうしたら良いのか。」を書かんと

と思うのですが

成功者でも何でもないたみ家が、何を書けるかというのも考えどころです。

構造とは経営全体の基本的で動かしがたい状態のことで、システムは収益を上げるための手段である程度構築されたものという風に、考えてみました。

家族労働の有無は構造であって、システムそのものではない。
家賃の有無も構造であって、システムではない。

しかし、立地の選択はどうか?
選択後は構造の一部に当然なるが、店舗を置くという手段があって、そこがどういうお客さんを得やすいかの選択をするということで、選択性や手段的な意味合いが大きい。

構造とかシステムと言い出したのは、20分ほど前に思いついて以降のことで、内容は今まで考えたことのない即興なので、定義は怪しいのですが、構造は動かしがたいが、システムは構造に影響されながらも動かせるといいたいわけです。

立地選択はシステムの中で最大のものであり、構造にも大きな影響を与えます。

修行場所を選ぶことでもあるし、余裕資金をつくることでもあるし、立地を考えることでもあるし、自分が寄って立つ構造を考えて何をするか選択することでもあるし、現場に立つ前からの戦いの方が影響は大きいし、事前の戦いが上手いとこの方が現場での戦いも上手くできるということだと思う。
  

Posted by たみ家 at 14:44Comments(0)

仮に家賃が10万円増えたら 2

2008年10月26日

なぜ、月家賃10万円増えたら、70万円ぐらい売上が伸びないと困るのか?

高松の街中のセルフうどん店の場合で、10万出費が増えるなら、それに追いつくためにほぼ同じ営業時間内で売上を伸ばそうと思うと、原価が40万、光熱水費が3万円、平均75人多い日で100人の来客増に対応するための人件費が10万円、ビニールやゴミ袋、食器の消耗などが2万円で、もうこれだけで、65万円の必要売上増が立ちました。
他にももうちょっと増える費目があります。
これは、低い見積もりで、実際にやってみると、とてもこんなもんでないことがわかるでしょう。


来客は多くなればなるほど、多い日と少ない日のふれが激しくなるでしょう。
だから、多い日にあわせるとロスが拡大する可能性もあります。
また、ほぼ同じ営業時間でと書きましたが、75人増やすためには多少時間を伸ばすので、光熱水費や人件費はもう少し増えるかもしれません。

それに、家賃ゼロなら、何かで入院してでも再開して店を開けられますが、家賃があると、無収入無営業で家賃払ってのちに、再開するなどリスク対応の必要があり、家賃ゼロのとこよりも確実に毎月預貯金ができてないといけません。

それで生命保険や疾病保険をもうちょっとかけるとなる人なら、それも出費増になります。
また自家の人は火災保険はかけようがかけまいが自由ですが、賃借人は必ず月2000円程度とはいえかけないといけません。
けっこうこういうものがポロポロと積もります。
自家なら家の固定電話と店のを同じにできますが、賃借人はそうはいきませんから、これでまた2千円ほど増えます。

だから、70万は最低ないと危ない。
家賃10万増えて売上が50万しか伸びてないと、もともと「食べてたらいいや」なら、毎月赤字の店に転落するでしょう。
すると、場合によったら廃業しようかともなるでしょう。

これが、ほぼ営業時間が同じなら、まだいいですが、昼の店が夜もやって何とかしようとすると、光熱水費がもっと増えるか、人件費がもっと増えるか、多額の設備投資がいるか、仕入れの効率が悪くなるかなどの心配もありますし、夜のメニューは昼と一緒じゃ通用しないので、むちゃな毎日18時間労働、定休日でも準備や買い物やまとまった掃除など12時間労働とかの慢性過労もしくは大病コースが待ってるかもしれません。

夜も開けるなら、100万近く上がってないとまずいか、その慢性過労もしくは大病コースをとりながら、必要売上を下げるかということになるでしょう。

実際に、家賃10万円で20席強の昼の店が昼だけで、月売上70万円増やすなんて不可能。
そして、夜もやって、うどん屋で居酒屋や本格的な天ぷらの別スタイルの店をやれるなんて、かなりの腕前でしょう。

そんな腕前ない人が多いので、昼の店やって、夜バイトに行くという、これまた慢性疲労または大病コース。
売上なら不可能だけど、いいバイトが見つかったら、月10万ぐらいなら、吸収の可能性はある。
しかし、店してさらに、月25日時給800円だと毎日勤務先までの移動時間もあるというのに、現場で5時間働かないと10万円になりません。

そんなことしてて、商売に熱意入らないでしょ。
楽しくもないでしょう。
研究なんかできるわけない、ただ、早く寝転がりたくなるでしょう。
また、古いものを使う動機や材料ケチりたくなる気持ちにもなるでしょう。

一般的に、味の差は、よほど上と下の人の差でないと、こういうとこから発生してる可能性の方が高い。
だから、財務体質は店主の度量以上に味をつくるというわけです。

こういうことは普通のサラリーマンの人は知る必要がないか?
必要とまでは言いませんが、自分が独立しようとするなら、なぜあそこが店を閉めたのか、営業を伸ばしたのか短くしたのか、値上したのかなど他の何らかの情報と合わせ技でピンと来やすいし、いざ、何で独立するにしても役に立つ考え方だと思います。
  

Posted by たみ家 at 13:38Comments(2)

仮に家賃が10万円増えたら 1

2008年10月24日

もし高松市内の街中のセルフうどん店で、お店の家賃が月10万円増えると、どれぐらい売上を伸ばさないといけないと思いますか?

A 10万円

B 20万円

C 70万円

D100万円

答えはCかD

Cないと、損が増えます。

Dぐらいないと落ち着けないかな。

たぶん、家賃が10万円増えて、売上が50万円ぐらいしか増えないのなら、たぶん、その店はつぶれる。。。。。?
余裕資金があれば、つぶれないでしょうが、ないとこなら、家賃が10万増えたら、70万売上伸ばさないとつぶれておかしくないな。

さて

家賃がなしのところが、ゼロから10万円に増えたと仮定。

すると、70万円売上を伸ばすには

週1定休日で、月25営業日なら、2万8千円の売上増がいります。

うちの客単価はだいたい370円です。

すると、1日75人お客さんを増やさないといけません。

75人って、10万円の家賃なら席数は街中なら25以下だから、満席3回転のお客さんを増やす必要があり、ピークをダブルにする必要があります。

これが、昼だけのセルフでやれるはずがない。

1日平均で75人って、毎日毎日均等に75人増えるわけないんだから、増えにくい構造の日があるなら、100人や120人増える日もあって、はじめて、平均75人増が実現します。

すると、家賃が10万円の店の標準客数はざっと90人~120人程度だから、席数20強のとこで、3~4回転増やして、客数を7、8割増しにするわけです。
「たったの月10万」と、商売してないと思えるかもしれませんが、それを何とかするってのは、スーパーアクロバティックなすごい芸当なわけです。

100以上の飲食店に納入している、割箸屋に、乾物屋に、醤油屋に、小麦粉屋に聞いても、8~9割の既存店が売上を落としてる時勢に、そんなん増やせるお店はありえん。

数字の条件はかなり絶対に近い。
個人の能力や努力の差は、大げさに言えば、イチローと努力家の凡人ぐらいの差があって、はじめてひっくり返せます。
繁盛店はすべて、何か持ってます。

イチローは大げさでも、身一つで儲かる店にできる人は


技能
人柄
頭脳
体力

のうち
4つか全部を持ってますね。

運はわからんから
技能、人望・強い押し・マジメさ・明るさなどの人柄要素、頭脳、体力に全部自信がないなら、貧乏を決め込むのならいいけど、儲かることはないと思った方がいいと思います。

自家ならともかく、家賃を払う店だと、ちょっと2ヶ月も入院したら、無営業で家賃払って、そのうえ、客離れした後の状態から営業を再開せんといかんわけです。
儲かって余剰があった店なら、可能ですが、「食べれたらいいや。」でやってた店は破産します。

家賃払ってる店は、はっきり儲かってないとつぶれます。
「食べれたらいいや。」の店は、必ずつぶれ、逆につぶさなければ、かなりの可能性で、大病やサラ金コースに向かいます。

今までは、まだ時代が良かったから、牧歌的な営業ができた。
しかし、これからは、余裕資産やしっかりした人生設計の裏づけがなければ、家賃を払ってて、「食べれたらいいや。」の店は、親の年金や退職金や婚家の資産をあてにしないなら、必ずつぶれます。
それらがなければ、必ずが100分の100とはいいませんが、10分の9以上つぶれます。

家賃だけでもそうなら、

生活費、余裕資金、人件費の差があったら、もっともっと差が大きくなります。


たみ家は、自分の店のことで愚痴を言うのでもなく、条件のいいところをねたむのでもなく

開業する人が、いろいろ夢を見るだろうけど、当たり前のことを当たり前に見れなかったら

サラ金まみれ、個室ビデオ屋泊まり、大病、大病よりもさらに悪い結果に、ドンと行ってしまうよ。
親が助けてくれなきゃそうなるし、サラ金の借金なんか友人には助けてもらえんし、親類縁者におぜにさんを無心しまわるようなことになるよ。

こういう社会問題の種に対して、普通の問題提起をして、普通に警鐘を鳴らしてるわけです。
  

Posted by たみ家 at 18:32Comments(0)

ラーメンかあ。

2008年10月24日

某ブログにありました某うどん店がラーメンを始めたとの記事に刺激を受け、某氏からのいただきものの某店の(別に隠すことないんだけど)中華そば麺を使って、うちのうどんの汁で試してみました。

もうちょっと変更を加える余地はあると思いましたが、まあ商品にはなるかなとは思いました。


梅を入れたらどうかとの、大阪からの客人からの提案をもとに

さぬきラーメンだけど

讃紀ラーメンと表記してみようか

讃岐うどんの出汁に
紀州の梅を入れて

讃紀

まだ、妄想というかネーミングも言葉のお遊びの段階で、本気度は20%ぐらいでしょうか。
  

Posted by たみ家 at 05:46Comments(4)

味の記憶再現性

2008年10月22日

セルフうどん店で、かけ一玉が、200円を超せないなら、家賃や人件費や借入返済の元利や必要生活費の差の影響があまりに大きくなり過ぎて、味から先に議論することがたいへん難しくなる。
生活できて、材料費をケチらずにすんで、はじめて味が創れるのだから。

これが、客単価500円を大きく超してくると、「味」から先に議論しやすくなってくるのでは。

味が大事でないわけがないが、味は店主がつくる以上に財務体質がつくってる面がある。

このことを見逃すと、失敗しやすいと言いたいわけです。


味の科学的で体系的な研究はしたことがありません。

しかし、たみ家は、習慣性ってのは大事だろうなあとはなんとなく思ってました。


大手チェーン店で
マクドナルド
牛丼の吉野家
はまなるうどん

を比較して

はなまるが上2ほど大きくならなかったのは、歴史の長さやいろいろいきさつの問題だろうけど
「味に記憶再現性が少ないからでは?」という仮説を挙げたい。

マクドナルドは子ども時代から味を覚えさせるとか言います。
習慣性とも言いますが、味に記憶再現性があると言い換えると、もうちょっと違う面が見えてくるような気がします。

吉野家さんの牛丼は、昔はあれしかない感じで、牛丼のビジュアルが頭に強烈に浮かんでくるので、それほど好きでないのにそそられました。
あれは、牛丼しかなかったことの強みだったかも。

ところが、はなまるさんときて、何か他と違ってそそられる映像が浮かぶかというと、たみ家は浮かばないし、味についても記憶に浮かぶものが特にない。

記憶が再現される味で、かつ売れる味ってのは、他と違って強烈な味で、かつ肯定的な評価を受けるものではないだろうか?
マイルドでバランスがいいってのでは、単価が高くて高級な店ならともかく、薄利多売的なやり方で、客数で稼がないとだめなときはしんどいと思う。

じゃあ、人の場合、記憶が再現されやすい人はどんな人だろうか?

女性アイドルでも、普通に美人よりもキャラが立ってる方が売れるのではないだろうか?

たみ家は、片瀬那奈さんがデビューしたとき、芸能界を代表する美人だと思いましたが、3年ぐらいは雑誌のグラビアに載るぐらいで、誰に聞いても、「知らない。たみ家さんってアイドルに詳しいね。アイドルおたく?」とか不本意なことを言われました。
昼が外食続きだったり、うどん巡りとかしてると、週刊誌はたくさん手に取りますからねえ。
当初はほんとに美人だけどキャラが立たない人だと思いました。
ナショナルの「きれいなお姉さん」に、水野さん、松島さんに続く3代目にデビューしてほどなく選ばれたのに、いつまでもテレビにほとんど出てこないし、誰に聞いても知らないという。
美味しいのに売れない味に例えたら怒られますなあ。

一鶴やコカコーラなんかが、商業的な味の典型ではないでしょうか?

塩辛いとか好きでないという人もそこそこいる。

肯定的なもので、他になくて、はっきりした味が、売れる記憶再現性でないだろうか?
今日の朝から、整理し始めた仮説です。

たくさんの人に塩辛くてまずいとか言われたとしても、誰にも強烈に支持されないよりは、5~10%の人の圧倒的な支持を得さえすればよいという業種もあると思う。

駐車場の無い街中のセルフうどんの場合は、10%やそこらでは辛い。
多売しないといけないので、徒歩圏の市場をそうとう埋めないといけないので。
しかし、駐車場が豊富なら、10%の支持率でもいけるかも。
また、客単価が高いものなら、いけるかも。

よく、某店の出汁がマイルドで絶品と言われていた。
お客さんが多く、有名店であった。
しかし、もし家賃を払って、人を雇ってるお店だったら、もったかどうかわからない。

家賃払って、人を雇うなら、何かを強くする必要があると思う。
マイルドなバランスで総合的に美味しいってのでは、他でも難しいと思うけど、セルフうどんでは非常にキツイと思う。

ただ、逆に、高松の中心部の自家で、オール家族とかで、周囲よりも40~50円もかけ1玉を安くできるなら、やれると思う。
街中で資産もなく、家賃払ってやるなら、バランス勝負だと、要求されるレベルがものすごく高くならないだろうか?
  

Posted by たみ家 at 21:47Comments(6)

「味」では。。。補足

2008年10月22日

セルフうどん店で「味で勝負」って

他が、自分よりも味のセンスがないか、努力を怠るっていう前提がないと成り立たない。

じゃあ、他も努力してるなら

自分がうまいと思うものを出してたら、勝手に売れるという甘甘な妄想があるとしか思えない。


「味で勝負」って、言ってる時点で、外向けでなくてほんとに思ってるなら、独善的な夢想家か


ほとんどすべての調理人がマクドナルドよりも美味いものがつくれるといい

ほどんどすべてのうどん打ちがはなまるさんよりも美味いうどんがつくれると思ってるらしいのに

誰も、そこよりもたくさん売ってないという明白な現実を無視している。

たみ家が、そこを指摘すると、味よりも利便性がどうのとか答える方が多い。

しかし、それは真相のほんの一部の事実を取り上げたに過ぎないと思う。



実際に努力してない人も多いし、基本的なことを考えなかったり、怠っている人はどこの世界にも多い。

だから、「味で勝負」ってのも、現実には成り立つことも多い。

技術はあっても、明らかにお客さんの好みからノーを突きつけられている味を変えない人もいる。

だけど、前記事で書いたところの定数に絶対的な差があって、競争相手が普通に努力してるなら、「味で勝負」ってしたくても同じ土俵に立てない。

「味で勝負」は、現実にはあるけど、他者が失敗するという甘い方の仮定で、物事を考えるということ。
そういう人が失敗する率が高いのは当然であり、長く継続的に運営するためのシステムに目が行ってないことも思わせる。

そして、失敗した人は、たいていそれが、現実の結果として良くない方に出たからそうなっているのではないでしょうか。
  

Posted by たみ家 at 08:25Comments(0)

「味」ではうまくいかない。

2008年10月22日

飲食商売をはじめるにあたって、大事なことが「味」という人はまずうまくいかないだろうと思っている。

味を議論の中心にすえる人にはうんざりする。

味は大事だが、脱サラで始めるような人が、他に抜きん出た味をつくれると思って言う時点で、まず間違っているでしょう。

じゃあ、経験豊富で、味に自信を持つにふさわしい人ならどうでしょうか?
その人は、味に自信を持ちつつも、うまくいくかどうかについては他の課題を議論の中心に持ってきて、まず、味の話はしないでしょう。

自分の意思で変えられる変数  付加価値や売上など

に対して

営業中に変えられない定数  家賃や最低限必要な生活費など

の比で

変数の割合が大きく、定数の割合が小さいことが大事で

家賃など固定費率を下げるなどもそういうことで
交渉で家賃の額を下げることでも、付加価値をつけたり、多売の努力によって定数の家賃の額を下げずに率の方を下げることでもあると思う。

生活費をそれで稼がなくて良い。
家賃が無い。
借入れが無い。

仮に100万円の売上に対して、10万円も定数の差があったら、ほんとのトップと底辺の味の差なら、逆転できるかもしれないが、常識的な競争主体の集団の範囲の中では、逆転は起こらない。
しかし、実際には、高松市内のうどん店でも、100万円の売上に対して、定数に20万円ぐらいの差はざらにあるのだ。

売れてる店、儲かってる店は、すべて、たみ家が知る限り、定数に優位性がある。
定数に優位性のないお店は、人気があって、人がけっこう入ってると思っても、なぜか潰れてたみたいになるか、近隣大手の進出や原材料の高騰のあおりで、細っていく。
そして、細ってるのに、なぜか残り続けるお店は、おうちがお金持ちとかやはり定数に優位性があって、定数に優位性がなければ、あっさり店が無くなる。

おおよそ、定数に優位性がないお店は、大手がすぐ近くに進出すれば、ものの3ヶ月で破産するほど負債が雪だるまのように膨らむ。
だから、お客を取り戻せるようにがんばることなど不可能となる。


大手が有利なのも、意思で変えられない定数の比率を下げることが可能だからといえそう。

1万円しか投資信託しなければ、運用がうまくいっても、口座開設料などの手数料という定数の率が高いので、儲かりようがない。

定数に対して、変数の率を上げる。
これが、何についても、うまくいく秘訣で

それは箸の話など環境対策でも言ってきたし

おぜにさんが富者のもとに集まりやすいことの数学的な証明でもあり

それは、大手が商売に優位なことでも、富者しか平均期待収益率の高い投資にチャレンジできないということでもある。

変数の割合が定数に対して小さい場合に、味がどうとか言ってもまず無理
自分の意思でどうにかなる部分が小さいんだから

仮に、うちの出汁が美味いと褒めてもらったとしても、必要経費が月3万円上がって、3万円材料ケチることになったら味なんか保ちようがないんだから。
  

Posted by たみ家 at 07:54Comments(0)

WEB関係や芸術家の場合は? 差異の無効化 5

2008年10月22日

たみ家は、業界経験や資金が大したことないので、

商品の劣化が速く、単価が小さく、少ない品目で商売をしている。

と書いてきました。

じゃあ、その他多くのかけ離れた産業にこの3つを当てはめたらどうなるか?

対極には製鉄とか自動車とかもありそうだし
WEB関係や芸術家のような仕事もありそう。

昨日、コランダーくんが来られて

「技能があるから、長く使えるもので、単価も大きなものが扱えるんだなあ。」とか思い、そのことでちょっとだけお話もしました。

品目の多少は、技能のある人にとっては、どっちでもやれると思います。

WEB関係の仕事って、わかってないし、誤解にあえて挑戦しますが

一定のトコまでは安さ勝負、そっから先は内容の差別化で勝負なんでしょうか?
逆か、
供給側は、まず内容で勝負と考えてるのでは?
どっちとも言えそう。

サービス内容は多様そうなので、多品目かな?
まあ、いかにも技能集団だから多品目こなせるのが当然でしょうか?

単価はかなり上までありそうですが、これも技能集団のやることだから当たり前か。。。

劣化は速いのか?
ホームページなど長く使えることはありそうだけど、変化の速い世界なのでいろいろアップデートしないといけないことが多くあって、速いともいえそう。

上の3つの尺度は、たまたまうちのうどん屋で代表的な変数だと思ったから挙げました。
何でも、この尺度で解決できるなんてことはまったくないでしょうが、この手の尺度で考えることがまったく無意味な分野もほとんどないと思います。

たとえば、結婚は

生涯への経済的その他の影響を考えたら、金額大。

品目が何かわからない。
パートナーと考えたら少、結婚生活で共にする様々なことと考えると多。

劣化速度は、通常結婚生活は長いから遅いともいえそう。
愛は、場合によっては速かったり遅かったり。

相手に求めるものは上のことから考えてみて、大きかったり、小さかったり、その人の嗜好とか考えとか状況にもよる。

おおよそ、商売とかけ離れたことを考えても、使えそう。

以下、結婚を恋愛に置き換えて、比較したら

その影響は、金額小

品目はどうかな?
少ないかな?

劣化速度は?
まあ、速いかな?

すると、フレンチやステーキとうどんとの比較と似たような対比になってしまったよ。

フレンチの食べ歩きは滅多に聞かないけど、うどんの食べ歩きはかなり聞く。

というように、ありえんような対比がありえてしまう。

たまには、こういう観念遊びもいいと思う。



余談。

今日、黒い服の70代と思われる女性2人組みが、開店直後の空いてる時間帯に来られました。

「奥さん!今日はシックに黒でキメて来られてますね!」
と軽口を言いたくなりましたが、
「喪服か?」
と疑って、立ち止まりました。
  

Posted by たみ家 at 00:16Comments(2)

コラボレーション

2008年10月20日

今日、コランダーくんがお見えになりました。
閉店間際にちょうどお会いできました。

12月に展示会を企画されているとのこと。

あしたさぬきでも見たことあるとこや、うちのご近所のお店なども含めて
四国中のいろんなところとコラボされてるようです。
  

Posted by たみ家 at 16:46Comments(2)