三大発明
2009年06月14日
小学校1年か2年のガキのころから、三大発明とは「火薬と羅針盤(の改良)と(活版)印刷」ってのは聞いたことがあった。
ほんとに子ども向けのテレビ番組や小学校1年か2年向けの雑誌にそれぐらいは出てたと思う。
案外、今見たら、3歳~6歳向けぐらいの雑誌でもけっこう高度なこと書いてあるでしょ。
小学校入ったら勉強はせんでも学習机買って、デスクマットが、主要な大きな建物の絵とかが入った世界地図だったりするから、好きでながめてりゃあ、小学1年なったら、世界中の国名と首都名の大半は覚えるでしょう。
で、話を元に戻しますが
当時、
「火薬なんか使わんし、らしんばんって何かわからんし、印刷なんか、新聞読まんでもテレビあるし、勉強なんかどうでもええから本とかいらんし」
とか
「もっとテレビとか車とか電子レンジの発明の方がすごいがなあ」
みたいに思った覚えがある。
たみ家は勉強はせんかったけど、何でか一回でも聞いたことのある言葉はけっこう覚えてた方だった。
ルネサンス=文芸復興という訳で、小学2年ぐらいでは聞いたことがあったと思う。
何かはあまりわかりませんでした。
ここで、冒頭の三大発明の頭に「ルネサンスの」がつくことはあまりずっと意識してきませんでした。
①火薬は、戦争で大砲を使うようにしたので、剣で戦う騎士のような中小領主が没落を早め、中央集権化が進んだ。
②羅針盤が良くなかった頃は、地球全体では1度の角度のずれでもものすごい距離の違いになって難破が多かったけど、それが解消されて世界中が航海できるようになった。
③印刷で誰でも本が読めるようになったら、知識や教育を独占していた教会の支配力は弱まり、国民全体が資本主義下での戦力になっていける準備ができてきた。
資本主義化とグローバリゼイションと現代の国家像を形成したという意味で、この三大発明をとらえると言うなら、納得だなあ。
これって、小学校2年のこどもにでも説明したらわかりませんか?
「今、世界中にたくさんの国があって、いろんな国の人の間でおかねをやりとりして、いろんな国のものを食べたり石油を運んだりして暮らしてるし、みんなが学校行って働いてるよね。
昔は、たくさんの剣で戦う騎士がいろんなところにいて、それぞれが小さい領土を持ってたけど、火薬ができて大砲で戦争するようになったら、剣で戦う人はあまりいらなくなるから、大砲持ってる領主がどんどん大きな領地を持って、だんだん今の国の形になっていったんだよ。
そして、方位磁石で方向がわかるようになったから、世界中の目印のない海でも方向がわかって遠くに行けるようになって、いろんなものが貿易されるようになって、印刷で本が読めるようになったから、ちゃんと字が読めて、いろんな仕事ができるようになったんだよ。」
正確にはルネサンスの三大発明はどれもその頃にヨーロッパで発明されたというより改良されたものですが、正確さはさておき、大人って、こどもにこういうことを説明できた方がいいんじゃないでしょうか?
小学校2年になったら、クラスの3割ぐらいの子はこれぐらいの説明はわかるでしょう。
そうでない子にも、後にいろいろ知識をつける中で、「知識を意味で消化する感覚」を助けるものにはなると思います。
勉強の大事さとか、世の中で起こってることの意味をなんとなく感じるセンスを身につけさせてあげるのは大人の仕事だと思う。
たぶん、小中学校の先生でも、この程度のことが説明できない人が多く、生徒指導や学校行事に気持ちの多くがいっているような気がする。
ちなみに、ガリレオは80歳近くまで長生きしましたが
お生まれは、シェイクスピアと同じ1564年です。
織田信長が、東から脅かされまいと、上杉謙信に使者を送ったのも1564年です。
ガリレオの地動説が最初に教会から目をつけられ出したのが、1616年大阪夏の陣とほぼ同じ頃だなあ。
晩年は振り子時計を発明ともいわれる。
振り子時計の発明まではほとんどの村には教会にしか時計がなかった。
教会の鐘だけが、人々に時を告げる天の声で、天の時を支配する象徴として鐘の塔は高くつくることになった。
その神聖さを競うように聖堂の鐘をおさめる塔を高くするようになり、人々は天の声に近いところで住みたいと思うようになり、市役所なども教会の鐘のそばに建てるようになった。
当時、時計は、宗教行事のために正確な時を知るためのもので、その他の人は、教会の鐘以外では、季節によってずれたり曇った日に使えない日時計か、季節と陽の高さで、勘で時刻をとらえるしかなかった。
ガリレオは、ここでも教会の時の支配を崩す力になっている。
ほんとに子ども向けのテレビ番組や小学校1年か2年向けの雑誌にそれぐらいは出てたと思う。
案外、今見たら、3歳~6歳向けぐらいの雑誌でもけっこう高度なこと書いてあるでしょ。
小学校入ったら勉強はせんでも学習机買って、デスクマットが、主要な大きな建物の絵とかが入った世界地図だったりするから、好きでながめてりゃあ、小学1年なったら、世界中の国名と首都名の大半は覚えるでしょう。
で、話を元に戻しますが
当時、
「火薬なんか使わんし、らしんばんって何かわからんし、印刷なんか、新聞読まんでもテレビあるし、勉強なんかどうでもええから本とかいらんし」
とか
「もっとテレビとか車とか電子レンジの発明の方がすごいがなあ」
みたいに思った覚えがある。
たみ家は勉強はせんかったけど、何でか一回でも聞いたことのある言葉はけっこう覚えてた方だった。
ルネサンス=文芸復興という訳で、小学2年ぐらいでは聞いたことがあったと思う。
何かはあまりわかりませんでした。
ここで、冒頭の三大発明の頭に「ルネサンスの」がつくことはあまりずっと意識してきませんでした。
①火薬は、戦争で大砲を使うようにしたので、剣で戦う騎士のような中小領主が没落を早め、中央集権化が進んだ。
②羅針盤が良くなかった頃は、地球全体では1度の角度のずれでもものすごい距離の違いになって難破が多かったけど、それが解消されて世界中が航海できるようになった。
③印刷で誰でも本が読めるようになったら、知識や教育を独占していた教会の支配力は弱まり、国民全体が資本主義下での戦力になっていける準備ができてきた。
資本主義化とグローバリゼイションと現代の国家像を形成したという意味で、この三大発明をとらえると言うなら、納得だなあ。
これって、小学校2年のこどもにでも説明したらわかりませんか?
「今、世界中にたくさんの国があって、いろんな国の人の間でおかねをやりとりして、いろんな国のものを食べたり石油を運んだりして暮らしてるし、みんなが学校行って働いてるよね。
昔は、たくさんの剣で戦う騎士がいろんなところにいて、それぞれが小さい領土を持ってたけど、火薬ができて大砲で戦争するようになったら、剣で戦う人はあまりいらなくなるから、大砲持ってる領主がどんどん大きな領地を持って、だんだん今の国の形になっていったんだよ。
そして、方位磁石で方向がわかるようになったから、世界中の目印のない海でも方向がわかって遠くに行けるようになって、いろんなものが貿易されるようになって、印刷で本が読めるようになったから、ちゃんと字が読めて、いろんな仕事ができるようになったんだよ。」
正確にはルネサンスの三大発明はどれもその頃にヨーロッパで発明されたというより改良されたものですが、正確さはさておき、大人って、こどもにこういうことを説明できた方がいいんじゃないでしょうか?
小学校2年になったら、クラスの3割ぐらいの子はこれぐらいの説明はわかるでしょう。
そうでない子にも、後にいろいろ知識をつける中で、「知識を意味で消化する感覚」を助けるものにはなると思います。
勉強の大事さとか、世の中で起こってることの意味をなんとなく感じるセンスを身につけさせてあげるのは大人の仕事だと思う。
たぶん、小中学校の先生でも、この程度のことが説明できない人が多く、生徒指導や学校行事に気持ちの多くがいっているような気がする。
ちなみに、ガリレオは80歳近くまで長生きしましたが
お生まれは、シェイクスピアと同じ1564年です。
織田信長が、東から脅かされまいと、上杉謙信に使者を送ったのも1564年です。
ガリレオの地動説が最初に教会から目をつけられ出したのが、1616年大阪夏の陣とほぼ同じ頃だなあ。
晩年は振り子時計を発明ともいわれる。
振り子時計の発明まではほとんどの村には教会にしか時計がなかった。
教会の鐘だけが、人々に時を告げる天の声で、天の時を支配する象徴として鐘の塔は高くつくることになった。
その神聖さを競うように聖堂の鐘をおさめる塔を高くするようになり、人々は天の声に近いところで住みたいと思うようになり、市役所なども教会の鐘のそばに建てるようになった。
当時、時計は、宗教行事のために正確な時を知るためのもので、その他の人は、教会の鐘以外では、季節によってずれたり曇った日に使えない日時計か、季節と陽の高さで、勘で時刻をとらえるしかなかった。
ガリレオは、ここでも教会の時の支配を崩す力になっている。
Posted by たみ家 at
23:36
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