牛肉よさらば!

2010年02月24日

たみ家は、環境問題のためには、牛肉食を世界からほぼ根絶させてもいいのではないかと思う。

乱暴ですか?

困りますか?

あまりに急進的にやるのはどうかと思うけど、いずれそうしないといかんでしょう。


ところで

日本人で40歳以上の人は、小中学校ぐらいまでは、みんなたいてい牛肉よりも鯨肉をたくさん食べていたはずです。

でも、もうほとんどの人がわざわざ食べようとしなければ、10年以上鯨肉一度も食べてないでしょう。

懐かしいという程度で、困らないでしょう。

世界中、誰も牛肉食をやめても、消費者として困る人なんかいません。


人間が同じ栄養をとるのに、豚や鶏よりも、飼料や草や水を必要としすぎるんです。

人間が70億人で、牛が13億頭ざっと世界にいます。

人の10倍以上牛は、飲むのも食べるのもやります。

世界に10億人やそこら食べ物が足りない人がいるのに、一部の裕福な国の食べ物として、世界の総人口分よりたくさんの食糧を牛に食べさせて、それで一部の人がグルメを楽しむのはナンセンスだ。

たみ家は、牛肉系のメニューは出したいし、幼少から最高に好きなものはすき焼きでした。


それでも、日本人は牛肉食をやめるべきだと思う。

タバコへの見方も一昔前と違う、酒気帯び運転に対する認識もそう。

なくなってしまった後では、食べてたことが懐かしいとしか思いませんって。

職場にエロポスター貼ってたのを、昔は男がのびのびしてたって言う程度のことでしかないって。

ああ、携帯電話が普及してなかった頃は、電話初めてかけるとき親が出るんじゃないかとそのドキドキ感が懐かしいぐらいでしかないって。

男女共同参画や情報通信技術の進歩という大きな利益のために当然にあったものがなくなっていくように、世界中で農地や水が不足してインドや中国など大人口の国の消費が爆発的に伸びる社会の問題への対処という大きすぎる利益の前に構造的・絶対的に、牛肉食は消えていかなければならないものなんだろう。

世界中の人が牛肉を食べるなんて、酒気帯び運転よりも苛烈に、地球や地球の多くの人に危険をつくりだして、いじめてるだろう。

ただ、たみ家は、単純な思考の持ち主ではないので

牛肉メニューを出しながら、世界中の牛肉食をこの世からほぼなくしようと声を上げるのは、まったく矛盾するとは思わない。

世界全体のあり方に何か唱えるときに、言い出した人間が個人として特別な犠牲を払うことを是とする考えは無責任でナンセンスやろ。

動物がかわいそうとかいう人は、牛革のバッグなんか買うなや。

そういうのを貫徹しないと、環境問題に物申せないと言ってるのと同じやん。

たみ家は、牛肉好きで、牛肉メニューで利益を上げながらでも、牛肉食をほぼなくすことを社会的に勧めながら、法制化でもされれば個人的には好きなものがなくなることを惜しみながら、社会問題研究家として嬉々として賛成するなあ。
そんなの何ら矛盾しない。

というより嫌いだったり無縁な人が反対するのより、好きで、それで利益を上げていてなお社会のために反対する方がほんとは立派なんじゃないの。
好きで食べて、それで利益上げて、なお反対する。
それって、矛盾として非難されるというよりも、めちゃくちゃ立派なことだったりして。

ほんまはグリーンピースやシーシェパードが米豪の政府にそれ言わんといかんやろう。

世の中に、カルト的な環境保護集団が跋扈したり、わけのわからん不合理なエコ活動がたくさん言われるのに

どうして、牛肉食が、この世の諸悪の根源の大きなものの一つだってことにきちんと気づいて、声を出す人が少ないし、組織化されないのかねえ。

鯨やクロマグロ言いますが、それも見過ごせない問題なのかもしれませんが、牛肉食も同じぐらいなくなっても困らないもので、日本人、1980年頃までは、誕生日や受験合格や記念日クラスとそれに毛が生えた程度の回数しか牛肉食べなかったけど、何も困らなかった。
あったから、食べることに憧れがあっただけで、なくても困る人なんかいなかった。

13億も牛がいたら、放牧しまくりで、どんだけ草地を裸地にして、森を切り倒していくんや。

牛が一頭草食べて生きようと思ったら、人一人が住むのに必要な土地どころか、牛一頭に村並みの土地いるやろ。

地球温暖化や砂漠化や生態系破壊の主犯格は牛肉食でないんかね。

鶏は牛肉の何倍も少ない水や飼料で同程度の量の栄養を人間に提供するから、肉牛飼ってたところは鶏でも飼いなはれ。
乳牛の方はどうなんかのう?
こっちが必要なんかどうかは、たみ家にはすぐにわからない。
まあ、乳出すメスがいるってことは、肉にでもするしかないオスがいるってことだろうけど、種牛以外、オスは産まんようにしたってええんではないの?

鶏肉では寂しいって。。。?

そんなん、日本人にとっての鯨肉と同じで、アメリカ人やオーストラリア人でさえ食べてたことすら忘れるって。
文化言いますが、世の中を壊滅させるような文化を文化を理由に許容することはないって。

そんなん、地球全体の運命や今10億人やそこら栄養が足らん人を犠牲にするようなことちゃうって。



世の中の大半の人は、小中高で普通に勉強して、普通に物事考えたら、自然にそういう結論にならない?

牛革のバッグやグローブやベルトなど肉だけでなく、牛には色んな用途があるんだろうけど、極めて不効率で、世界中の人間の総計の何倍もの穀物や草を食べて、水を飲んで、し尿などで水を汚し、呼吸だけでも世界中の人間の呼吸の何倍もの二酸化炭素を吐き出して、森を切りまくって放牧地をつくるような、地球環境の危機の主犯にまでして、残さないといかんようなもんではないだろう。

マクドナルドのハンバーガー一個つくるのに、だいたい牛育てるのにかかるんだけど、1000リットルの水がいる。
フィッシュバーガーだとその数十分の一の水で済む。
チキンバーガーも牛の数分の一で済む。

ハードランディングは避けるべきかもしれないけど、文化を理由に許容してはいかん。

こういうことを10年も20年もして、地球人瀕死の状態で、気づいて動いたって遅いんやって。

今までの世の中の多くの失政は、今ここで、牛肉食やめることに政治が動かん、その前に、市民が声を上げてそれにマジメに同調しないことにあるんやって。

今、「なぜ日本の政治家は。。。」、とか言ってる人がいるけど、ここで牛肉食の世界的な消滅に向かって賛同しない人にそれいう資格ないって。
いや、資格はあるけど、こういう声が国民から多く上がらん限り、どこが政権取ったってダメだって、それが言える国民に変わらない限り、日本の問題は何も解決しないって。

フェリーの廃止もそうだけど、気づくときに気づいてくれって。

大手資本や米政府などの圧力で、必要な声が抹殺されて声が出遅れてるのもええとこやろう。

日本でテレビCMに一番おぜにさん使ってる、すなわち、テレビメディアのスポンサーになってる会社は多くの年、日本マクドナルドで、アメリカでもそれに近い存在なんだろう。

吉野家さんだって、牛肉なしで、やったんやから、ステーキハウスですら、どこの飲食店も牛肉なしで究極的にはできるって。
消費者としては誰も困らんけど、職を追われる人が多いので、そこの側に注意がいるわなあ。
だから進まんのだろうけど。

でも、酒気帯び運転の罰則や駐停車禁止の取締り強化したら、店どんどん潰れたけど、何も助成なんかしてないし、警察も悪びれてないやろ。
社会的にやるべき正義を行って、それで結果職がなくなる方向に進むなら、それはなくなる側が受認して変わる努力を酷だけどしないといかんだけだし、日本でも似たような事例はいくらでもある。
そんなん、牛肉食を擁護する理由にならんって。

鉄つくるのに、中国やロシアの設備が省エネ対応が遅れてるから、世界中の技術を集めてでも新しい技術を移転せんことには日本の大気が危ないっていうじゃない。

牛肉食が多いって、人間がたんぱく質をとるのに、異常に効率が悪くて旧式の設備でやってるようなもので、構造的に牛肉食は、冷戦時代の製鉄工場に政府が対策とらなかったり、オイルショック前の古すぎるエアコンや冷蔵庫を多くの家庭で使ってるのと環境問題としては同じなんです。

たぶん、もし牛肉食する人口は多いけど中国や東南アジアでしか食べないもので、欧米では食べないものだったら、欧米人は力任せに、牛肉食をこの世からほぼ根絶させてるでしょうね。
環境問題などを理由に。

シーシェパード取り締まらんのだったら、オーストラリアの牛肉買わんぞと言ってみてもいいような気がするけど、まあ、日本は大局的には立場弱いだろうからねえ。



この記事へのコメント
なるほどなあ・・・。
牛肉作らないことは、それだけずいぶんと環境にもやさしく
そして、飢えている人にまわすこともできるってことが心に残りました。ホントに欧米では食べないものだったら、牛肉食べる絶滅してるんでしょうね。(←小学生風単純感想文(^^ゞ)


たみやさん、ホントにいろんな視点からものを考えるんですね。
Posted by まんみ at 2010年02月24日 06:37
まんみさん
おはようございます。
いろんな視点から見るのは商売だけにしとったらお得なんですが
この内容はもう少し続けようと思います。
Posted by たみ家たみ家 at 2010年02月25日 08:00
 
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    コメント(2)