梅とモニカ

2010年02月23日

梅のシーズンなのか、この日曜日は、連休除く日曜日としては過去最高の売上になった。
といっても、200円ぐらいしか更新してないけど。

栗林公園の梅見も定着してきたなあ。

5年ほど前は、写真好きや、ちょっとした美を愛するインテリのものだったが、観光に力を入れたり、桜やGW以外にも、紅葉や梅と集客シーズンをつくろうという県側の動きが、かたちになって実を結んできたのだと思う。

かなり予想外の来客の動きで、慌てて、販売する予定の無かった生地を延ばしたこともあって、ややきしめんっぽい形状の麺ができてしまった。
コインパーキングに入れて、県外から来たといわれて、2時も過ぎて、大勢並ばれるのは想定外だし、時間もゆっくりしにくい。

最後に物理力を加えてからの熟成が浅いと、延ばしても反発して元に戻ろうとする力が残る。
気をつけたつもりが戻りが出てしまった。

きしめんっぽい麺というのは、細くなったのでなく、たいていはどこの店でも、分厚くなったものだろう。

たみ家がやってまうことがある場合は
・寒すぎる場合
・過労の場合
・予想以上の来客に急いで延ばした場合

力を入れて延ばしていつもどおり薄くはなったが、外観以上に反発が残って生地に厚みが戻る場合だ。

今回は、1回の茹ででしか発生しなかったが、梅など周囲のイベントを注意深く警戒していれば防げた。

そういう意味で、梅とたみ家の売上は関係があるといえる。

もし、売上が上がって、(実際は行かないけど)夜の古馬場にたみ家が出没して、泥酔して、スナックのネオン立てカンバンにパンチして穴を開けたら、梅とカンバンの穴には関係があるといえる。

ただ、梅をいくら観察したからといって、どこのカンバンの穴が開くかとか予想はできない。

ものごとが関係あるというときに条件関係をいうときに

・そうなることが多いともいえないが、もしAがなかったら、Bはなかったというとき、条件関係という。

・Aがあったら、たいていBが起きるのは、理屈的にも経験的にも大いにあるというときは、相当因果関係という。

前者には積分的な考えが通用しないし、日常的には、「関係ない」とまでいう人がいる。
でも、関係はあるよね。

通常、それを予測するのに使えないだけで。

カオスとか、バタフライ・エフェクトとかもそうだけど、実際の世の中は、予測するのに通常、その関係を見ても使えないけど重大な影響を与えることは多いよね。

これを無しといったら、多くのことがわからない。
自分が組織という膜の中の配分や地位を得るためのことに集中して、得して生きるには、わからないで済ましてもいいことも多いだろうが、世の中や地域をどうするというときにこれを無視したら必要なことの全体像がカバーできない。


似た事例に「クレオパトラの鼻が~」ってのもある。

10年ちょっとぐらい前だったか、モニカさんとエロいことして、ビル・クリントンの人気が落ちて、議会でも苦戦して、支持率回復などのために焦って、中東政策で強引なことしたのが、後の中東との関係やテロとの戦いなどに影響したという話があった。

責任割合はビルよりも大いにはるかに少ないだろうが、モニカのルックスと中東と米国の間に関係はあったといえる。
モニカのルックスがビル好みでなかったら、エロいことは起きなかっただろう。
ビルほどの職権の人間は、目の前に脳内スケベ因子を活発にさせる相手がいなかったら、わざわざ探してまで他のところでエロはしなかったとたぶん思う。

ただ、今後、ホワイトハウスの女性職員のルックスを観察して、中東と米国の関係を予測できる可能性はない。

積分的な関係はないが、ビルの職権の強大さが、ささいなことのベクトルに幾段階もの膜を突き破らせたといえるだろう。

ここらも、前々記事からの膜のモデルで説明していこうと思う。

今まで「関係ない」といっていたことを、整理して、説明していかないと、そして、それがある程度、日常の人々の言動の間に浸透していかないと、新しい世の中の変化に対応しにくいのではないかと思っているのだ。

これらは、実際に、予測ができないのだ。
だけど、物事の理由とか本質は何って考えるときには役立つのだ。
また、マスメディアやマニフェストに騙しが入ってるとか考えるのにも役立つ。



 
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