常識ですか?

2009年09月14日

たみ家は、高校で世界史とってないので、とってた人に笑われるような常識的な話に驚きを覚えることもあるかもしれない。
高校世界史の初歩編に以下のようなことが書いてある。



1759年にロンドン郊外に、王立植物園としてスタートしたキュー・ガーデン。

植物園はイギリスの世界支配の手段の一つであった。

往時のキュー王立植物園は、世界各地から資源植物(人間生活に必要なものを作ることができるとされた植物)を集め、品種改良などをおこなう場でもあった。イギリス植民地内の各植物園と情報交換などをおこない、それにより、育成条件の合致する植民地に移植してプランテーションでの大量生産を図った。

植民地への移植例としては、

中国産の茶をインドのアッサム地方やスリランカへ
アマゾン川流域産の天然ゴムをマレー半島へ
ポリネシア産のパンノキを西インド諸島へ
マラリアの特効薬キニーネ(キナの樹皮)をペルーからインドへ
などがある。



たみ家は、イギリス人の一枚も二枚も上手なところに、感銘を受けました。

グローバリゼイションが、少なくとも大航海時代に始まってるというのも納得でしょう。

高校で世界史とってた人は、全員、こういうことは知ってるのかな?
覚えてなくても1回は聞いたことあるのかな?

ときどき、「地理は好きだけど、歴史は昔のことだから嫌い。」とか言う人いるけど
歴史と地理って、同じでしょ。
植民地の移植例のとこなんか読んだら、不可分だってことがわかるでしょう。


歴史と化学や物理や数学や語学などを複層的に組み合わせていかないと知見は広がらないのに、ほど近い、歴史と地理の段階で結びつかないのでは、教育しか売り物がない日本は総倒れになるんじゃないの?

公民として、何を考え、どう反映させるべきか?
政治もうまく回る国にならんだろう。


「一つの知識を窓にして、世界のすべてとつながろうとする感覚を大事にしたいね。」

おっ!このたみ家オリジナルコピーけっこう名言じゃないっすか?



 
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