悲劇とウソとナーナック

2009年06月05日

シェイクスピアは、真田幸村と生まれもおなくなりもほぼ一緒です。
どちらも大阪夏の陣の1616年ごろにアラフィフでおなくなりです。

1616年といえば、清王朝ができた年で、初代皇帝の名前が、たみ家の高校世界史の記憶の中で奇異なお名前の四天王筆頭、アイシンギョロ・ヌルハチです。
「ラストエンペラー」の溥儀さんの姓もこのアイシンギョロです。

たみ家認定では、ボクトツゼンウ、ヤリツアボキ、チャンドラグプタとこのヌルハチさんがやけに記憶に残ってたので四天王です。

シェイクスピアのことを書こうと思ったのは、ソフィアさんが、ベニスの商人についてコメントで言及されてたので、ちょっと気になって。

日本で関が原の前の緊張のころに、ベニスの商人って書かれてますね。

さて、無理やり、シェイクスピアの4大悲劇を覚えましょう。

悲劇のヒーロー 怪傑「ハリマオ」にちなんで

ハムレット
リア王
マクベス
オセロ

「浜りお」で覚えてもいいけど、高校生男子の場合、勉強の妨げになりかねません。。。

ついでに、他の主要作品も覚えましょう。

ウソが悲劇を生むんですなあ。

「ウソ」をついたら舌を抜かれて「べろなし」になるんですなあ。

ヴィーナスとアドニス
ソネット集

ベニスの商人
ロミオとジュリエット
夏の夜の夢
ジュリアス・シーザー


この辺がざっと1600年ごろ

ルターが宗教改革を16世紀前半に始めて、中盤にカルヴァンが進めて、しばらくした1600年頃に、ベニスの商人でおぜにさん貸しが槍玉に上がるってのは、象徴的だなあ。
ちなみにベニスの商人ってのは、シャイロックでなくて、アントーニオの方です。
たみ家は半ば、シャイロックさんの方かなあと勘違いで思ってました。

ルターの宗教改革の頃に、「既存の権力を排除してこの世にほんまに神の国をつくろう。」とトーマス・ミュンツァーって、ルターの昔の仲間だけど急進的で仲たがいしていった聖職者が1524年に農民を率いて、ドイツ農民戦争が始まりました。
諸侯が「1~524なさい!」と叱りながら、簡単に制圧したそうですが、この頃に、各諸侯が力をつけたもんだから後々ドイツは統一が遅れて、植民地争いで苦しみ、20世紀になってまでそれがたたって無理気味に戦争やってしまいます。


このころ、ちょうど、というかちょっと前だけど加賀の一向一揆が守護の富樫さんを打ち破って、一揆の国をつくりました。
織田信長にやられるまでがんばったのは、テレビ見てないけど、たぶん「天地人」にも出てるかな?


そして、高校の教科書にナーナック様が登場です。
教科書ではナーナクと表記されてますが。

シーク教(教科書では「シク教」)の教祖ですが

ヒンドゥー教が、差別的で、異なったカーストでは食事も一緒にとらないようなのを批判しつつ
礼拝が終わった後、男女カーストの区別なく、みんなで同じものを食べることをやったそうです。
徹底した平等宗教だったそうです。

これが、あのナーナックの名前の元かと思うとほろっと泣けてきます。

ナーナックさんと宗教改革のルターさんはほぼ同時期の人です。
(織田信長の生まれる頃におなくなりです。)
そして、日本では、一向宗が既存の権力を排除して、仏さんの国を加賀につくってましたとさ。

う~ん、よくできてるなあ。

このルターの活躍のころにマゼランさんが、地球一周やってます。
そして、大航海時代の別ルートで、ほぼこの頃、アステカ王国が1521年、インカ帝国が1533年に滅亡させられてます。



 
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