つくった人が悪いのか?

2011年01月06日

あまり勤勉でない子のために、教育ローン組んで大学行かせましたが、子はそれを活かせませんでした。

進学校に入れ、塾に入れましたが、合格できずに浪人中に、予備校の近所のうどん屋のおやじと仲良くなり、うどん屋でフリーターになり進学諦めちゃいました。

勉強するする買ってくれくれと言うので、参考書や問題集の難しいのから基礎的なのまで無理して買い与えました。ところが元々勤勉でないし、能力もないので、すぐ挫折してほとんど手付かずで開かれませんでした。


高松上海便が維持されなかったら誰が悪いの?

瀬戸大橋もサンポートも利用が伸びないのは誰が悪いの?

後にムダと言われるようになった公共事業を悪とするとき、似てない?

参考書や問題集が悪いのか?

意志や能力を厳しく見定めずに借金してまで無理して買い与えた親が悪いのか?

借金は子が猛勉強して稼げる大人になって返すはずだったのにね。

この教材やったら一流大学、一流企業や医者や弁護士間違いなしと騙したり気の弱い親を恫喝気味に押し売りした業者が悪いのか?

やる気や能力を考えずにおねだりした子が悪いのか?

買ってもらったクセに、それに見合う勉強しなかったり、それ以前にやろうとしてもやれる能力身につけなかった子が更に悪いのか?


一番悪いのが誰かってのは置くとして、本質的に解決できたのは誰ですか?

参考書そのものが悪いってのはないだろう。
手抜き建築みたいに、落丁や間違いだらけならともかく。

ムダな公共事業をムダって言う住民は、買ってくれと言っておきながら、勉強せずに、参考書が悪いの買った親が悪いの言う話と丸々同じでないにしても、かぶるとこあると思うんだなあ。

まあ子がおねだりせんのに勝手に良くないのや、間違ってるのを買ったり、子の能力や将来性を見誤って、難し過ぎる参考書バカ買いする親もいないとは言えませんが。

上海便が維持できなかったら、良質の高校受験の問題集買ってもらいながら、香川県民が不勤勉か能力不足で放り出したようなものだと思うな。

もし失敗して浜田さんが悪いとしたら、小学生に高校受験の問題集買ったことにあると言えよう。
本質的には香川県民の側の問題で、有責でしょう。
維持が危なくなったとき焦るべきは、親?教師???
違うだろ!

適切な教育方針や具体的な方法が必要としても、親や教師は、将来子が競争社会でやれる素養を身につけるための基盤をつくることに頑張るのは当たり前でしょ!

平井城一さんの時代に、我が子に一流大学行かしてやろうと、まだ家計も余裕ありそうだったり、一家に稼ぐ力も不安ありながらもまだまだ差し迫った危機と思わなかったので、塾や参考書に大枚使いました。
留学もさせようと駅前留学の長期契約までやっちゃいました。

その後。。。

以下略


この記事へのコメント
うーん、わからなくもない問題。

あまり無責任なことを言うのはよくないってことだけは(私もCOOP事件で実感するはめになったので)思いますが…

親として子どもに期待することっていうのは、今その問題の真っ最中だけど、自然なことではあるんだよね。子どもにしては迷惑な話かもしれないけれど。
Posted by やぶくんやぶくん at 2011年01月06日 23:39
つくったひとは、つくる力もありますが、責任もありますよね
10年後以上を予測して、つくらなければならないと思います。
 
つくらなければ何も生まれませんけど。
Posted by ひめ太郎ひめ太郎 at 2011年01月07日 01:21
「大阪城をつくった人はダアレ?」
「豊臣秀吉!」
「違いまぁす。大工さんですよ」
って、古いなぞなぞですが・・・

「つくった人」と「つくらせた人」との区別が必要でしょう
もすこし言えば、「つくった組織」と「つくらせた組織」との区別
でも、そうなると「人と組織」「組織と組織」の峻別が困難になってしまう・・・これがややこしい

・・・ややこしいけれども、これは大切ですよね
「つくらせる人」と「つくる人」との関係が
パーマネントになってしまえば、
それは「封建社会=身分差別社会」でしょ
秀吉は、下克上でのし上がった自分を骨に刻むほどわきまえていて、
下克上ができないよう、自分と自分の「子孫(まで)」を守るため、さまざまな施策をとったのですから
・・・実際に成功したのは徳川「幕府」でしたけれど

たとえば伊方原発
「原発をつくる」とは一切言わずに、土地を買い占めて
「原発を誘致する」と町長が議会で語った後は、
反対する人びとを脅してすかして
そのあげくに、2つもつくったのに、
3ッつめをつくろうとして、でもつくると電気が余っちゃうから
「出力調整」だってお笑いぐさ

この場合「つくった人」はよんでんの人びと
でも、その頂点にいる社長は後に
「大電源の時代じゃない」なんて言ってた
社長が言う「大電源」って、よんでんの場合「原発」でしょ
よんでんも「つくらされた人びと」ですよね

>よんでんの方々、違うというなら、
原発の後始末に関わる各種引当金を全廃して
今までの引当金を全部電力消費者に返して
原子力災害に関わる損害を国ではなく、
全部よんでんが引き受けるという覚悟を見せてからにしてくださいね
でないと、反論は受け付けません

閑話休題

「つくった人びと」はいました
いつのまにか「つくらせた人びと」になりました
「つくらされた人びと」もいました
ここです
「つくらせる」側になった人もいました
「つくらされるまま」の側になった人びともいました
だから
「勉強すれば、
『つくらされる人びと』になれて、いつかは
「つくらせる人びと」にナレルんだよ。
勉強しないと『つくらされる人びと』にもなれないんだよ」
なる幻想が横行したのでしょう
マルクス主義で言えば、資本の分配に関わるけれど
マルクス主義が考えなかったこと
分け前のほうは、もうどうしようもなくなった
=分配されるべきものが<確実に近い将来>何もなくなること

つまるところ、もはや後始末しかないことでしょうね
Posted by ほほいのほい at 2011年01月07日 20:11
訂正点は、ここか

「勉強すれば、
『つくらされる組織』に入れて、いつかは『つくらせる人びと』になれるかもしれないんだよ。でも『つくらされる組織』の一員ではいられるんだよ<これ、そう教えてた、ている でしょ。先生!!
勉強しないと、『つくらされる組織』にも入れずに、『つくらされる人びと』でしか終われないんだよ」

これで、その下に通じるはず
Posted by ほほいのほい at 2011年01月07日 20:20
やぶくんさま
そういえばそういうお年頃のお嬢さんが。
サンポートや瀬戸大橋ってどの程度の民意だったんでしょう?
でも瀬戸大橋なかったらコンビニもイオンもほとんど来てなくて、小商店は守られるけど、若者はもっと流出し、後れた地域になったかもしれませんね。

コープの生鮮食品も品揃え変わったかも。
Posted by たみ家 at 2011年01月07日 20:53
ひめ太郎さま
生産人口の減少って予測ほんとにしてなかったんだろうかというのは謎ですし、正確な予測出したら瀬戸大橋なんかつくれませんからねえ。

役所の人間は冷ややかに見てても、住民が選んだ議会と首長がやるということには反対できませんし、してはいけませんからねえ。
Posted by たみ家 at 2011年01月07日 21:07
ほほいのほい様

タイトルは「買った親が悪いのか?」とか何にしようかちょっと悩んだんですが。

原発は、町民がねだるもんでもメインの利用者でもないので、無関係ではないですが、錯綜しますね。

つくった人とかつくらせた人とか、その辺はそれなりに注意深く書いたつもりですが、峻別すると、上海便、瀬戸大橋、サンポート、県立病院など事情の違うものをそれぞれ別に論じたり調べないと誤りになるので、あえて概括的に書いて「住民は何ができたのか?」「これから何ができるのか?」を考えてもらいたいということに焦点を持っていきました。
Posted by たみ家 at 2011年01月07日 21:24
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
つくった人が悪いのか?
    コメント(7)