疑問「おおじしん」

2008年06月20日

最近、四川大地震のことを店のラジオから「しせんおおじしん」と読むのが聞こえてくるのが気になります。

たみ家は、これを聞く前は、「大地震」のことは「だいじしん」と読んでました。

NHKが「おおじしん」と読むように取り決めてるそうです。
「だいじしん」って読んだら、アナウンサー間違いとしておこられるそうです。
声出す方のマスメディアはNHK、新聞の方の書き方は共同通信が決めたら、他はだいたいそれに倣うようです。

津波は「おお」、震災は「だい」、音読み言葉には「だい」、訓読み言葉には「おお」かと一瞬思いましたが、「大所帯」「おおじょたい」とか、「大火事」「おおかじ」と音読み言葉に「おお」がつくことも多い。

NHKが統一したからには、統一するときに理由はあったはず。
理由がないと決められんもん。
その理由がルールとして、ある程度理解できるものなら、いちいち一つ一つ考えんでいいから楽。

たみ家の現在の仮説は、江戸時代ぐらいまでに普通に使われてた大和言葉的扱いの単語や世間で庶民が使ってきたような単語には「おお」がついて、特別なときにしか使われないとか、明治以降に役所などが使い始めた言葉には「だい」がつく?

これとて、全然自信がないなあ。

もう一つ。

フランス語など、ラテン系の言葉にある。
男性名詞とか女性名詞。
なくてもええやろ。
似た構造の英語にないんやから、文化的に残したい気持ちもわからんでないけど、機能はゼロやろ。
紙やインクの無駄遣いやし、機能のないこと覚えるのは生徒にも負担だと思う。

中国語だって、漢字が複雑すぎると、国力の発展を阻害するってので、漢字をどんどん簡素化していったはず。
共産党支配だから、合理性のもとに文化を変えるってのは、たやすいことだったのかもしれませんが。

で、何が疑問かと申しますと。

「インターネット」とか時代の変化とともにたくさんできてくる単語にも男性名詞とか女性名詞とかつけるんでしょうか?
つけるとしたら、誰がつけてるんでしょうか?
また、つけるときにルールや理由ってあるんでしょうか?

英語では、ビジネスマンをビジネスパーソンとか言い換える時代にも、ラテン系の言葉の国では、「ジェンダーによる差別を助長する。」とか言う人いないんだろうか?



この記事へのコメント
はじめまして。
わたしも「おおじしん」気になってました!
「だいじしん」の方がしっくりくる気がするのですけどね。
ちなみに学生時代に取っていたドイツ語には
男性名詞・女性名詞だけではなくて、
中性名詞もありました。
勘弁してくれ、と思いました。
Posted by ノイリー・プラットノイリー・プラット at 2008年06月20日 04:05
コメントありがとうございます。
周りに聞いてませんが、「だいじしん」がしっくり派の方が多いんですかね?
ドイツ語、自分もとってたのに、中性名詞の存在すら忘れてました。
中性って、
積極的に中性の何かがあるんでしたっけ?
それとも、男女がつかない消極的な残りみたいな意味でしたっけ?
いろいろ何かわかりましたら教えてください。
Posted by たみ家たみ家 at 2008年06月21日 05:14
たしかフランスではコンピュータ関係など新しい単語は
政府がつくって(じゃないと英単語がそのまま入ってくるので)、
男性名詞になるか女性名詞になるかもその際に決まるんじゃないですかね。
といっても男性/女性どっちになるかは語尾とかでほぼ規則的に決まるんじゃなかったかな?フランス語は。
うろ覚えですが。
Posted by 通りすがり at 2008年06月22日 14:38
通りすがりさん
ありがとうございます。
調べてはいませんが、その説には説得力を感じます。
でも、フランスはそういうこと国をあげてまじめにやりそうですが、スペインやイタリアなんかどうなんでしょうか?
Posted by たみ家たみ家 at 2008年06月22日 18:59
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
疑問「おおじしん」
    コメント(4)