芸術祭効果かあ。

2010年12月12日

直近の団長日記、かなりヒートアップしてましたね。
すごくいいことだと思います。
後、2、3発応酬あったらいいんですが。

今まで行政の発表や有識者が反論されずに言いっぱなしで終わることが多くて、穴が埋まらなかったり、構造化しないところが世の中の議論全般に多いと思った。

田尾さんの主要な問題提起は正当だと思いました。

来場者は20万人ぐらい純数でいってるだろうとは思いますが。

実行委員会と行政の収支を概念として区別せよというのは、正当だ。

行政は、自分たちの企画や業績を正当化するために、収支マイナスなものをプラスに見えるよう曲げることばかり考えている。

とはいえ、役所が悪いとも言い切れないんだが。そもそも今ごろ直接キャッシュフローで収支プラスの計画など持ち上がる期待が行政に対して無理過ぎる要求で、ぼんやりプラスだったことにしないと何もできんしね。

たみ家は、芸術祭目的でパークサイドや東横イン宿泊の方や、芸術祭+栗林公園の方などに行き先ほとんど尋ねましたが、案外、メインの直島外してる方は多い印象でした。
サンプルは100名分はあるので少なくはないと思います。
客数は、会場で数えるより、島間の移動を無視して、本州と四国の港から7つの島に、渡った全航路の乗船者を2で割って昨年の実績から差し引いて、島内見学者やスタッフ、関係者の移動の数を考慮するのが最も簡便で大ハズレない出し方だと思います。

田尾さんも、主要ポイントは公金の使い方に関する情報公開の在り方だとおっしゃってますが、収支の実態は発表されたイメージよりはかなり厳しいと思います。

しかし、たみ家は、芸術祭のプラス自体は火災の評価さえ除けば、予想をかなり超えたと思います。

芸術祭で知って、香川に来たくなったという方は、今でもうちのうどん屋にときどき来ます。

直接の収支が発表のイメージよりかなり、いや、はるかに厳しい、その一方で、空間的、時間的に経済波及効果が大きかったことや、住民の意識などに残るものや地域のアイデンティティーなど定量的でない意味の大きさは評価できると思った。
芸術祭に来る人って貧乏でも情報感度がいい人か、富裕層が多いと、100名ぐらいのお客さんと話して感じました。

これが、讃岐側の観光客増にさっぱりつながらなかったというのは残念でしたが。

たみ家は、権威ないし、芸術祭自体はそれほど批判してないけど、教授として新聞権威で表立って批判または疑義を差し挟む側に回るんなら一回行っておけば良かったのに。
批判のために批判の対象を見ておくのは学問としては正道では?


 
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