球技はなぜ「球」を使うのか?

2008年05月14日

誰かに聞いたわけでも、調べたわけでもなく、朝、「乗じて、積にすることが大事」という旨を書いた前記事のことをふと思い出して、店に向かう途中で考えました。

いろんな、情報や経験を足し算だけで広げっぱなしにせずに、掛け算的に乗せて立体的にしたり、高みを出して視野を広げる必要がある旨書きましたが、「掛け算の利点の1個大事なことを書き足らなかったなあ」と道すがら気になってました。

平面に広げっぱなしにするのと違って、立体的に積んだ立方体・キューブは、中心から離れすぎたところが比較的少なくなるので統制が取りやすく、無駄の少ない資源投入がしやすい。

余談ですが、英語で2乗するのをスクエアするとか、3乗するのをキューブするといいますが、こういう感覚は好きです。
2 cubed is 8.  2を3乗すると8.  みたいに。
それにしても、英語はペンタゴンとかヘキサゴンとかマーチとかジュライとか、単純に、数を頭につけてくれないから覚えるのが面倒ですね。

さて
近隣で、大型店ができたり、ごっそり番町周辺や区画整理された地域などにオフィスが移転した場合などの立地の周辺状況の変化に対するリスクをもろに受けた場合に移転資金の千万単位のお金が出せるかというテーマについて、基本線で早いうちに多店舗化の目鼻をつけておきたいたみ家に対し、某ご意見番の方が、「現実的には1店舗での繁栄を狙う方がうまくいくのではないか」とおっしゃるのは、ここら辺の理屈ではないでしょうか。

すると、「理論上、究極に中心から遠いとこが少ない立体は、球になるなあ」と思い浮かびました。

たぶん。。。球は、各点の中心からの距離の2乗の総和が最小になると思った。

たぶん。。。球は、各点同士の距離の2乗も最小でないかと思った。

ということは、経営者から見て統制が取りやすく、リスクが少ない。

構成するものの分散や標準偏差が最小で、それぞれの結びつきの密度も均質に高いということであれば、弱点が少なく、外からの衝撃にも強いんではないだろうか。。。など栗林町の家から高徳線の高架の手前に差し掛かったとこで、「ははああん。だから球技って、球を使うのか。分散最小にして、結合が均質・強固で外からの衝撃に強い。だから蹴ったり、打ったり、投げつけたりできるんだなあ。どの面もなめらかで、人体に当たったときに角がなくてやさしいのもあるし、どの面も同じ条件だからルールを整えやすいってのもあるだろうけど、外からの衝撃に強い構造ってのは大きいだろうなあ。」

「ううん。4/3πr3乗かあ。身の上に心配ある身とか、昔言ってたけど、それをしたら、理論上、統制が取りやすく、内も外からの面も均質でソフトで、外からの衝撃に強い組織ができたり、蹴っても叩いても壊れないボールができたりするのかもなあ。」

「だから、球技って、球を使うのか。羽根を使うのは、滞空時間を長くして、やりたいルールと現実の人間の反射神経の限界の調整をとるためとか、球以外もあるけど、何か都合が悪いから、形で調整してるのかなあ。ふむふむ。」

とか思いながら、店までたどり着きました。

ここら辺りは、全部頭の体操というかお遊びで、経営論でも何でもないんですが

実際のとこ組織が球にはなりませんわなあ。

建物建てるのには下を固めんといかんのに似て、いろいろ経験をしたり実績ができて底辺が広がって、はじめて上に積んでいけるから、ビル型かピラミッド型か円錐型みたいにしかならんわなあ。

よく、皿が広くないと料理は盛り付けられませんって例えに似てるかなあ。

皿を広げっぱなしってのではいかんだろうけど。
ここは限界効用逓減の法則が出てくるかもなあ。

また、あえて無理して、4次元以上のことを言い出すと、時間との制約ってのがあって、短期に仕事を仕上げる話や長期の大きい計画と自分の人生の設計図を照らし合わせるような話が出てくるのかなあ。



 
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