加減乗除

2008年05月13日

小学校の何年のときかの算数で初めて、四則演算の「加減乗除」や
答えの方の「和」、「差」、「積」、「商」を聞いたときに、「加減」と「差」しかピンと来ませんでした。

当時、「和」は和式トイレの和か、平和の和ぐらいしか意味を知らないので、「足したら日本、足したら平和。意味わからん。」

「のびたのものはオレのもの。オレのものはオレのもの。」
確かに、2人のものを足したら、ジャイアンには平和かもしれないけど、そういうことではないだろう。
今は、足し算の答えが「和」になるのはまったくわからんではないけど、しっくりきてるとまでは言えない。

今は、「乗」と「積」はすごくしっくり。
ほんの最近になって、心にしみわたるぐらいしっくり。

色々な知識や人脈やお金や努力があっても、加算だけでは、成功はしない。
乗せて、積んで、掛け算関係になってるとこがないと。
乗せていくには、きれいに乗せないと、次を積めないし、広げるだけでなく、乗せて積んで高くなるから、立体化するし、視野も開けるってありそう。

「足し算だけではいかん、掛け算関係になるようにしていかんといかんなあ。」と、商売始めて、身につまされまくって、「ああ、乗せたら積やなあ。加えるばかりじゃなく、きれいに乗せるようにしないと。駐車場ができたのをちゃんと活かさないと、せっかく本や冊子にどんどん載せてもらったのも、ちゃんと店を整えて、人員体制を整備したり、設備を更新して、メニューなども考えて備えないと、掛け算にならん。」
など思うこの頃です。

やっぱり、商売がうまくいってる人は意識してるかどうかはともかく、どっかで掛け算関係が発生した人だと思う。

能力、意欲、時宜、人柄、仲間、対象の性質、戦略など、いろんなものが掛け算掛け算で連なっていくから、兆円単位の企業がたくさんあるんだろう。
いかに、古い会社でも足し算ばっかりでは、そこまではいかんだろうなあ。

そして、「少数の勝者に対して、多数の敗者」という一般的構図は、大雑把に言えば、「掛け算がうまくいかなかった多数と掛け算がうまくできた少数」ということではないのだろうか?

さて
いまだに、割り算を「除」っていうのが、よくわかならい。
答えが「商」っていうのもわけがわからん。
昔の商売だったら、売上の足し算の結果の方がよっぽど「商」に近いような気もしますが。



 
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