卒業を追え

2010年01月29日

正確な歌詞知らないんだけど

中島さんの「桜色散るころ~」

コブクロさんの「桜の花びら散るたびに~」

卒業シーズンに卒業が露骨に歌われなくなったような気がする。


東京オリンピック~万博世代の卒業シーズンには。

よしえさんの「春なの~に~」

斉藤さんの「卒業」

菊池さんの「卒業」

おニャン子にたぶん多数あったと思う。

まあ、AKB48あたりで、秋元さんは、またやるんだろうけど


男女雇用均等法以前は、高校卒業って、男は変わったり出て行くけど、女は残されるものという悲哀があるから女子が卒業を歌うのが定番だったのか?

これが、「高校三年生」とか、「青春時代」になると話が違ってくる。

恋愛の歌じゃないし、後者は大学でないか?


都会の大学生が歌謡曲をリードした時代は、毛色が違うね。

世の中を歌うから、安田講堂陥落や浅間山荘事件などを経て、絶望や虚無を日常の中で歌い、そこから「神田川」など小さな喜びに目を向ける歌が増えてきたような気はする。

このヘンからデータ不足や。

時代考証もまだまだ自信がないぞ。


1970~80年代の「誘惑の~甘い罠~」や「もし言えたら~抱いてやるぜ~」

みたいな肉体的な話から

バブル以降は

「二人手を取り合って」とか「君となら歩いてゆける」みたいな抽象的な歌詞が主流になった。

男女雇用機会均等法以前は

「あなたのものになる」「お嫁に行く」で

「二人で歩いていく」って感じではなかった。
専業主婦、終身雇用、核家族が都会に集中していく時代に、そんな二人で考えて歩む土壌はなかっただろう。


卒業シーズンの歌を追えば、このヘン読めてくるだろう。

まあ、少子化だし、中高生の卒業だけでは、直接的なマーケットが取りにくくなったのは確かだろう。

ただ、秋元さんはやるだろうし、懐古的にまた出てくるような気もするが。

って、最近の歌をたみ家が知らないから、最近の卒業の歌が出てこないだけかもしれない。

ここもデータ不足なので、調べねば。



この記事へのコメント
データ提供

「SCANDAL」なる制服を着てロックするという、形容矛盾な-その一方で大阪をウリにしている-ガールズバンドがいます。
 彼女たちは現役高校生&インディーズ時代から「SAKURA」という歌を歌っていました。まさに卒業ソングです。メジャーデビュー後に「SAKURAーgoodbye」というタイトルでリアレンジ&リリースされています。
 YTに、いっぱいアップされているので、お聞きになるといいのですが、1980年代初頭、柏原芳恵は「春なのに」とひたすらブツブツとモノローグし、斉藤由貴も「やめて思い出を刻むのは 心だけにして」とつぶやくだけであったのに対して、相手を「キミ・君」と呼び、ちゃんとはっきり「別れよう」と言っています。というのも、ここまで。

 メジャーデビュー後の歌詞には、

 遠く離れても 東京で一人でも キミからの プレゼント
 おそろいのミサンガ いつかかなうよきっよ
 託しあった願い事 まだ解けそうにもない 信じていたいよ

という、歌詞が挿入されてしまいました。
ウソつけ、男が女を引きずっても、女が男を引きずるかよ
 
Posted by ほほいのほい at 2010年01月30日 05:55
ほほいのほいさま
「SCANDAL」チェックせねば。
メジャーデビューするためには、幻想を入れといた方が売りやすいということでしょうか。
Posted by たみ家たみ家 at 2010年01月31日 09:08
 
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    コメント(2)