メートル法と六曜

2008年04月15日

メートル法はフランス革命発らしい。
平等な世の中をつくるには、職能集団の習慣などからくる単位を廃止して、誰にとっても共通の地球とか重力や時間を基準にし、特権や差別につながるものを排除していかないといけないという考えだったと覚えている。

大国、アメリカやイギリスは、フランス革命の政治的影響の流入を避けたかったから、メートル法を拒否し、今でも、マイルやらガロンやらポンドやら使ってる。

大安やら仏滅やらの六曜は、カレンダーから消すように、いろいろ人権団体から要請され、役所がつくるカレンダーやカレンダー入りの手帳などでは、六曜は消されていたはず。
今また復活してるかどうかはしらないけど、巷でも、明らかに後に消されて六曜がなくなったと思われるカレンダーは、けっこうあったような気がする。
でも、商売しだしてから、商売の人はみんな六曜みたいな縁起気にする人が多いから、もらうカレンダーで六曜ないの見たことない。

たみ家は六曜あってほしいと思う気持ちもあるけど、排除する考えにも理解を示したい。

ひのえうまとか、前後の年と比べて、江戸時代から、何十万人も出生数が違う。
前後が150~190万人ぐらい生まれた年に、ひのえうまが130万人とか。

避妊や中絶の技術が進んでなかった時代だけに、この5、60万人の差の中の何十万人は、産まれてすぐに。。。と言われてます。

まったく科学的な根拠のない迷信で、むちゃくちゃにひどい目にあってたりするんですね。

韓国なんかは風水がすごいから、西やら南やら、縁起が悪いと出た方向に家があるというだけで、親から結婚反対されてできないとかあると聞きます。

仏滅に生まれたから呪わしい子だとか言われたくないですよ。
午前に生まれたとか午後に生まれたとか。。。もう勘弁してや。
もし、そんなんで不利な思いしたら誰でも思うでしょう。


六曜とかひのえうまとか、その他の占い全般のような科学的な根拠に基づかないものは、傾向として、誰もが平等に生まれたことを祝福されるという人としての基本を害する危険をはらむ。というか、事実としてもろに大きな実害を出してきました。

その線からいくと、血液型とか、星座とかも、どうなんかいなと思わんでもない。
まあ、遊んでる人にどうこう言おうとは普段は思わないけど。

人権とか平等って、文化や娯楽と、摩擦を起こすことがけっこうある。
このヘンは、注意やな。

日常会話で、「人権」とか「平等」って言うだけで、うさんくさいというか、びっくりするというか、浮きまくるというか、それらの絶妙なミックスが生まれると思いませんか?

札所番号は、遊びとしておもしろいと思う。
遊びだけに、たみ家は現段階ではOKかなと思っている。

ただ、どこかに危なっかしいものが潜んでいて、何か出るかもなあという軽い警戒心はもっておいていいと思う。

当面は、遊ぶ方向で考えたいけど。



この記事へのコメント
ひのえうまで~す。
有利だったことはあっても不利だと感じたことはないなぁ。
Posted by MOONMOON at 2008年04月16日 00:30
MOONさんのご両親が迷信深くなくて良かったと思います。

讃岐うどん関係の才能豊かな方が減るとこでした。

直近のひのえうまは、前後が約190万で、その年が130万だったと思います。
わざわざ避けた方が、60万もいるということは、産んだけど、複雑な思いを持った親もまた何十万人もいたのでは。
こんなことで不幸になる人は例え、99%問題なくて、1%の1万何千人でも大問題だと思います。

その難関をかいくぐって、MOONさんは、不利を感じずにいられたのだからすばらしいと思います。
入学や就職などで有利だったりしたのであれば、不利に扱われたことが出生時にまでのできごとで、その裏返しの結果かもしれませんね。
Posted by たみ家たみ家 at 2008年04月16日 20:12
私もあまり気にしたことがないので
六曜とかで不利だとか面倒くさいと思った事って無いんですよね。
自分に実害がないから気がつかないだけかも知れませんが
大安に結婚式が増えてたりとか、ってむしろ良いことだとすら思えるんですよね。
面倒くさいことと言えば友引に葬式やらないことくらいですかね。
日程が一日余分に長く必要になるくらいで
身内が死んだんだから一日くらい融通すれば良いじゃん
くらいの感覚しかないですね。

結婚相手を反対するほどの信心はちょっと困りますが
現代にそこまでこだわる人っているのかなぁ。
Posted by PSY at 2008年04月16日 23:25
PSYさまこんばんは

香川の農村の人々に触れてみると、この手のことにはまると、カルト教団の人かと思うぐらい、迷信に頑迷だと思う人に多く出くわします。

実は、1906年のひのえうまよりも、1966年のひのえうまの方が圧倒的に、出生数に差があるんです。

江戸時代からの迷信に日露戦争時より深く惑わされるようになった。
さすがに、1966年には産んでから。。。ってのはそうないと思うから、60万出生の差のうち、中絶も何十万あったでしょう。
そんなにひのえうま出生を避けるために避妊し続けたと考える方が不自然に思います。
1966でこれほど迷信深いのですから。

ひのえうまで動く人は六曜でも動くでしょう。

迷信は、いい方に反応する10倍以上、差別したり忌む方に反応しているとこも問題だと思います。
Posted by たみ家たみ家 at 2008年04月16日 23:42
 
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