うどん屋と国民経済 2

2009年03月08日

個人のうどん屋の営業時間とか価格設定って、何が要素になっているでしょうか?

少なくともそれで生活できるって収入があるように設定します。

家族労働で、自分の家でやれば早く閉めることができても、家賃払って人をたくさん雇っていると、売上のハードルが上がります。
そうすると、営業時間を延ばす。
価格を上げる。
単純に価格を上げるのでは競争に不利なので、高松市中心部の深夜営業の店や中讃や高松市南部の有名店のように、ちょっと豪華な単価の高い名物メニューを販促する。

じゃあ、前記事で書いたように

国もうどん屋も
Y=aX-b-c

なら、bの事業固定費たる人件費や家賃の負担が大きいところは、粗利aの率を上げるか、売上Xを大きくしないといけないわけですよね。

そして、養ってる家族が多かったら、さらに売上のハードルは上がりますよね。
お客さんに出してるものの原価がどうかでなく、そうでなかったら、どうにもならんでしょ。

つまり私生活の負担Cが大きい店は値段上げんとどうしょうもないので、競争上不利なわけです。
ばあちゃんの労働でも、年金とかだんなの遺産があって、一緒に住んでたら、もう自分ではおぜにさんほとんど食でも衣服でも住居でも使わないなら、上の関数に好影響になります。

でも、同じレベルの物出してて、私生活の差で値段上げてたら売れないので、繁忙時は家族みんなでやるけど、店終わるか空いてきたら、行ける誰かがパートに出たりしてる店が多い。

これが、家賃がなかったら、パートに出なくてもいいかもしれない。

これを日本の国民経済に置き換えたらどうでしょうか。



世界第二位の経済大国なんだから、収入 Y は大きいんでしょう。
人口規模は、中国、インド、米国、インドネシア、ブラジル、パキスタン、バングラディシュ、ナイジェリア、ロシア、日本の順ですね。

デジタルカメラとか自動車とか高付加価値のものを外国に売ってる比率が大きいから粗利aは大きいんでしょう。

うどん屋の固定費の大きなものとして、地代はどうか、土地が狭いので、工場建てるにも店出すにも不動産を買おうが、借りようが、米国やロシア、中国、ブラジルなんかに比べたら高いとこが多いだろうなあ。
これは必ず、価格に転嫁され、競争力に響きます。
冷戦下の日米安保によって、防衛費の負担が小さかったのは、固定費bに好影響だったかもなあ。
その点、中、ソなんかはしんどかっただろうなあ。

日本は、エネルギー自給率一桁、食糧自給率カロリーベースで、40%弱とか聞いてるので、仕入の負担がでかいよなあ。

また、社会的なインフラ整備にしても、米国やロシアやカナダで高速道路つけるなんて、都市部以外では、何十キロ先まで何も見えないような平原にまっすぐ延々と盛り土して、舗装して、金網つけるだけ、侵入を防ぐってのは、人や車でなくて、鹿やキツネのために使う言葉かも。

日本なんてどうか、人のいるところにつけたら用地補償が高く、交渉が難航して、年数がかかり金利の負担も大きくいつまでも道路の効果が充分に発揮できないままになる。
また、環境問題などから近隣住民への健康や安全対策などにもおぜにさんがかかる。

人のいないところにつけたら、急峻な地形にトンネルや橋をつくり続けることになる。
高知に行く高速道路が典型ですね。

そして、急峻な地形に多雨で崩落が多く、植物も繁茂しやすいので、修繕や管理にもおぜにさんがかかる。

こういう道路つくるためのおぜにさんも、日本国の経済の
Y=aX-b-cのbやcを大きくしてるわけです。

どんなおぜにさんも必ず価格に転嫁されるか、生活を切り詰めるかを強います。
そうでなければ、破綻します。
ここで、企業努力といいますが、事業システムのレベルか人のレベルを上げないといけないわけです。

つまり、システムと人のレベルを上げないと、値上か生活苦か破綻となるわけです。

そして、日本は世界一の長寿国家だけに、あまり稼がない高齢者が増えて、売上Xに対して医療費など生活費Cの割合が高いわけです。

つまりエネルギーや食糧の自給率が低いので仕入の負担が大きく、地代が高く、人件費も高く、インフラの負担も大きく、経済大国だけにぜいたくをしてる人が多いのに、働かない人の数が多いわけです。

仕入がでかい。固定費bも生活費cもでかい。

ってことなら

収入はaXのとこしかないわけですから、むちゃくちゃ付加価値をつけるために高い能力を発揮するか、長時間労働するしかないわけです。

不況ってのは、販売先が少なくなったか、しぶり出したってことで
うどん店の売上が減るのは、お客さんが減ったか、払いが悪くなったかってことです。
おんなじです。

内需と外需(=輸出)で、今頃は、内需が冷えて、大手納入先の米国がしぶってる。

うどん屋の近所の住人やお勤めのお客さんが内需なら、遠方から来るお客さんやお土産うどんが外需。

街中は人が減って郊外に人の流れがシフトしたので、ロードサイドに駐車場を大きく構えるようになったとか粗利の大きいお土産うどん販売に一生懸命になるのは、国内人口が頭打ちで海外市場の比率を高めたトヨタやパナソニック、付加価値の高いゲームやアニメなどのソフト分野に活路を見出すのとおなじでしょう。

ちょっと用事にいかないと。
続く。

あっ。無理やりでも英語入れないと。


納得するまで時間をかけなよ。
Take your time to your heart's content.

私のことであなたに心配かけたくなかった。
I didn't want to make you feel woriied about me.

やれるだけやってみます。任せてください。
I'll try to the best of my ability.leave it to me.

彼は歳の割りにほんとに若く見える。
He really looks young for his age.

卸値は小売価格の60%ぐらいだ。
The wholesale price is about 60% of the retail price.

エネルギー消費の増加は景気回復の兆候だ。
The increase in energy consumption is a sign that the economy is improving.

今月は住宅着工がわずかに減少した。
There has been a slight decrease in housing starts this month.(着工ってスタートでええんや。)

経済はデフレスパイラルに向かっている。
The economy is descending into a deflationary spiral.

1960年代以来はじめて、アメリカ財政は黒字になった。
For the first time since 1960s,the U.S.has a budget surplus.

税理士
a licensed tax accountant

日本の多くの中小企業は、融資を受けるのが難しいと実感している。
Many small-and-mid-sized Japanese firms are finding it hard to get credit.(中小企業はスモール アンド ミッドサイズト ファームズでええのね。)

多くのエコノミストはアメリカの平均的消費者の借金の額について懸念している。
Many economists are concerned about the amount of debt the average American consumer holds.

世界経済の中、企業は効率化を強いられている。
In the global economy,companies are being forced to become more efficient.

独自の天然資源がほとんどないため、日本は多くの石油と木材を輸入しなければならない。
With few natural resources of its own,Japan has to import a lot of its oil and lumber.



 
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