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Posted by あしたさぬき.JP at

やってやられて

2009年05月23日

「という説もある。」ですが、帝国書院の高松高校で使ってる教科書に書いてあるのだから、そこそこ有力なんでしょうか?

フビライのときの元寇、1274年の文永の役と1281年の弘安の役では、元の目的が違うと。

中国の王朝、南宋を征服するための包囲網を築くために攻めて来たのが1回目。

たったの7年間の間に、元寇は失敗したけど、もう南宋征服しちゃってました。
2回目は、中国全土を支配した後の余剰兵員などを入植させるためだと。

モンゴル帝国って、征服の速さが異常に速い。

これで国が疲弊したり、武士に不満がたまって鎌倉幕府が滅んだとよく聞きます。


豊臣秀吉が朝鮮出兵しました。
完全に失敗でしたが、朝鮮に臣下の礼をとらせていた明は、朝鮮の救援を宗主国の義務として断れず、もうかなり弱っていたところにきて、滅亡の要因の一つになったと。


鎌倉幕府の話と、秀吉のことがわかってると、南宋が滅んだのと、明が滅んだのがわざわざ記憶しなくても大雑把な時代はわかる。
たみ家の経験では、世界史とか地理でセンター試験でほぼ満点近くとるのに、ほとんど暗記なんて必要ないでしょ。

8、9割の理解があったら、あとの1、2割しか暗記のための労力は必要ない。
理解があったら、一回読んだら、ほとんど本の内容が宙で説明できるはず。

だって、好きな女の子の生い立ちとか好きな食べ物とか、出来事や状況なんか、もともと関心があって意味を持って聞けてたら一回口頭で言われただけでもほとんど覚えれるやろう。
情報量で言うたら可能不可能を問えば数十ページ分ぐらい熱く、はじめてのキャンプファイヤーで二人で抜け出して肩を並べていっぱい子どものときの思い出語られたら、数時間しゃべってくれたことでもほとんど覚えてるやろ。

ところが理解なしで、外国の聞いたことない言葉が多い中、生活との関連もなく、意味も見出せなければ、いくら暗記しても人間の能力として無理がある。

日本語の歌って、日本語知ってたら覚えやすいけど、日本語わからなかったら覚えるのに時間がかかるし、逆に歌詞に歌われた情景や情感について、説明受けてて、かつ、それに感銘を受けたり感情移入できてたら、覚えるのはかなり楽になるでしょう。
まったく意味のない独立した仮名の音の羅列としての歌詞は誰も覚えられんよ。
それはたぶん、県のトップクラスの人でも、不可能ではないけど、能率が悪すぎて、他の勉強との兼ね合いでしんどいと思う。

実際のところ、うどんとたこ焼き営業時間以外も疲労気味なので、こう見えて一日10~15分ほどしか歴史勉強の時間はとれてなくて、実際のとこ1日、3~5Pほどしか進んでません。
でも、ネタっていくらでもある。

トリビアに流れたけど、世襲ネタに戻らねば。
  

Posted by たみ家 at 08:07Comments(2)

公開討論してもいいね。

2009年05月23日

たみ家は議員の世襲が多いことは、今、日本を最も悪くしてる要因の一つだと考えてます。

最近、団長日記がちょっと目に余る。

2つ3つ前の日記の、子育ての費用についても書こうと思ってたけど、暇がなくて流してたが、1つ前の若者の将来の夢についてで、再度軽く首をひねりながらも流していた。
ここに来て、世襲の問題については、この人、ときどき20万部発行の四国新聞にブログのネタをそのまま転用して寄稿するので、ほおっておけんと思った。
4回通読したけど、書いてあることのほどんどがおかしいと思ったよ。

世襲政治家の関係者に言わされているのか、話にならないほど理解できてないのか、階級差別主義者なのか?

書いてあることはまるで問題を理解できてなくて論理も破綻しています。

無数に大きい問題がありますが、一つ言ってみると、議員の世襲は、法治でなく人治を生み、情実採用や汚職などを蔓延させる。
このような考え方や慣行が、経済界においても偽装表示など、コンプライアンスの問題につながり、労働生産性も悪化させるのです。
こういうことを、監査や歴史など、企業や国家の事実から学ばなければなりません。

さて、世襲の問題は後日、整理しなおすとして、以下の団長日記は、世襲制限の目的は「資質のある議員を揃えること」と言ってますが、問題や目的は多岐に渡るもので、それが目的とは言い切れません。
ただ、そのことについても悪影響は大いにありますが。

また、彼は、選挙民がきちんと選べばいいと言ってるだけで何ら具体的に方策について書いてません。
目的がわかってないし、問題ないと言ってるんだから、当然かもしれませんが。

さらに、もっと大事なことがあると書いてますが、世襲制限が優先順位の2番目以降だったとしても、2番目以降でも大事で手をつけなければならないことなら手をつけるべきという当たり前のことに目をつぶって、論理破綻している。

制限の仕方によっては憲法や人材輩出の面で問題があるかもしれませんが、制限なしで今が問題ないとばかりに言うのは、団長ってそんなに頭の悪い人だったかな?とむしろ疑問に思え、誰かに言わされてるのではないかとさえ勘繰ってしまいました。

ここしばらく、ずっと変なこと書いてるなあと思ったんですよ。

ハト派の稚拙なのは、「甘いなあ」で済むけど、ネオリベラリズム的なタカ派論調の意見が無理解で稚拙で、しかも影響力の強い人の意見となると、たみ家も商売上、うどん関係で功績のある人の意見は批判したくないけど、命の次の次ぐらい賭けてでも、言わせてもらうことにしました。

団長、本業についてPR上手ですし、穏やかな物腰と外見で、コミュニケーション上手だからわかりにくいけど、団長日記の数少ないリンク先が、都村氏と勝谷氏で、あの勝谷氏と長年深い親交があるぐらいだから。。。。。社会的弱者に対するきめ細かい配慮とか、複線的な思考とかしないんじゃないかなあ。
まず、公平性を重く見る人や福祉重視の人やきちんと利害調整しようとする人だったら、勝谷氏とは密接には1日同じ空気吸っただけで嫌になりそうで、いくら仕事関係でつながりができたとしても必要なかったら音信不通でいたくなると思う。
日記には、やたら、二元論的な考えがここんとこ目立つ。

悪意はないかもしれないし、そう信じてるんだろうけど、付き合う人が悪いのと、関係ないところで偉くなっちゃったので、稚拙な部分を批判してもらえなくなってるのがいかんのじゃないかと思う。

以下、青字は当該日の日記の全文引用です。

2009年5月21日(木)

 テレビのチャンネルをあちこち変えていたら、自民党が世襲議員の公認をやめるとかなんとかいうニュースが流れていたのでちょっとうんざりして(もうええか)、今日はチャンネルを変えた。こないだも別の番組で同じ世襲議員うんぬんの討論をやっていたが、聞いててもまったく目的がわからんのでチャンネルを変えた。

 世襲議員を禁止する目的は何なんですか? 「資質のある議員を揃える」というのが一番正当な目的なんだろうと思うけど、それなら目的を達成するための最も有効な手段は、絶対に「世襲議員を禁止する」じゃないですよ。

 議員の候補者は、

(1)資質のある世襲議員…○
(2)資質のない世襲議員…×
(3)資質のある非世襲議員…○
(4)資質のない非世襲議員…×

の4種類ですね。これ、漏れもダブリもないから100%MECE。ということは、資質のある議員を選ぶためには、より「資質のある候補者」(上記の分類の「○」の人)に我々が投票すればいいだけで、世襲か世襲でないかは関係ないじゃないですか。世襲を禁止したら(1)と(2)の人が候補者からいなくなるだけで、結果、候補者は

(3)資質のある非世襲議員…○
(4)資質のない非世襲議員…×

の2種類になる(世襲を禁止にして政党が世襲以外の人を担ぎ出しても、その人たちは必ず「資質のある人」と「資質のない人」が含まれる。実際今も、世襲でないけどまるで資質のない議員がたくさんいるじゃないですか)。ということは、私らの選択肢から(1)の「○」の人が消えるので、確実に「資質のある候補者」は減る。じゃあ「資質のある議員を揃える」という目的を達成する手段としては、ダメじゃないですか。おそらく世襲議員禁止を主張する人は、「資質のある議員を揃える」という目的ではない何か違う目的を持っているか、頭の中で目的と手段の整合性がとれてないか、のどちらかだと思います。

 「世襲議員は庶民の生活を知らない」とか「いや、世襲議員は非世襲議員より政治的資質が高い」とかいう議論は、目的と手段の整合性からすると全く枝葉の話です。庶民の生活を知っている世襲議員もいるし、世襲議員より政治的資質の高い非世襲議員もいるんだから、そんな議論はいくらやっても「いや、そうではない人もいる」という言い合いになって何の答も出ない。

 「世襲候補が非世襲候補の出馬を阻害している」という意見も、調べたわけではないが、非世襲の人が立候補しない一番の理由は「世襲候補がいるから立候補しない」じゃないでしょう。立候補する人は世襲候補がいても立候補してるし、私が立候補しないのもそんな理由じゃないし(笑)。だから、世襲でない人を立候補しやすくするためには「世襲禁止」より有効な手段がいくつもあるはずです。

 「世襲候補は地盤・看板・カバンがあるから有利であり、それは不公平である」という意見も聞くが、それは「支持者がいる」ということなんだから、支持者が多い人が当選するという民主主義のルールに則った、全く正当な条件だと思う。結局、世襲候補だろうがそうでなかろうが、有権者が投票で「議員にするかどうか」を決めるのである。

 有権者としての私たちは、目的が「資質のある議員を揃える」なら、世襲か非世襲かに関係なく「より資質があると思う方」に投票すればいいだけだし、目的が「政権交代させる」なら、世襲か非世襲かに関係なく「野党」に投票すればいいだけだし、目的が「現状維持」なら、世襲か非世襲かに関係なく「与党」に投票すればいいだけだし、目的が「とにかくあいつを当選させたくない」だったら、世襲か非世襲かに関係なく「あいつ以外」に投票すればいいだけだし…あといくつも目的例を挙げてもいいけど、ほとんどが「世襲かそうでないか」に関係ないことばかりだと思う。「そんなことでは何も変わらない」と言うなら、独裁国に行った方がいい。民主主義はものを変えるのに時間がかかるシステムなんだから。

 とにかく目的を具体的に整理して、それを達成するためには何がより有効な手段かの優先順位をつければ、こんな話はシンプルに整理がつくことだ、というのが私の意見です、と都村さん風に締めてみました(笑)。
  

Posted by たみ家 at 05:00Comments(4)