差異の無効化 4

2008年10月18日

途中で、いったん要約

資金もなく、技能も家族労働もない場合に、商売をするなら

品目が少なく、金額が安くて、商品の劣化速度が速いものをすることが有効でないか?

よくいわれる「日銭商売」を詳しく、もう一段関係を広げた説明だと思います。
日銭商売は必ずしも、品目が少ないとは限らず、商品単価も安いとは限りませんが、おおむねその傾向にあります。

また、毎日売れるものでないと、劣化速度の速いものなんか置いといて売れないでしょう。
そして、毎日売れるたくさんの人が買うもので、劣化速度の速いものが高額であるはずないでしょう。

うどんは海鮮に比べて、調理してからの劣化は変わらないが、調理前の劣化は遅い在庫のものが多い。

じゃあ、そういう土俵でなら、差異は大手に対して無効化できたかもしれないが、何で抜け出るのか?

多くの個人飲食店のオーナーがやってるとおりプライベートの時間をほぼゼロにして、体力勝負、タダじゃないけど現金流出のない労働力で勝負。
接客や現場での売り方や販促の工夫。
「技能」というよりメニューの「工夫」
商品のコンセプト

これらは、開業までの積み重ねじゃなくて、開業してからのガマンや工夫で何とかなるものでしょ。

家族労働が豊富なら、誰か1人を天ぷらのスペシャリスト化して、品目を増やせるかもしれないし、品目を増やして上手に組み合わせれば金額の高いものにチャンレンジできる可能性も、簡単ではないがあるかもしれない。
技能と家族労働の有無は性質が似ている。

たみ家は、自分のためというより社会問題の探求として、世間でよくいわれていることをわざわざ公式化しようとしてます。

品目数や劣化速度や金額などは、全部、個数、速度、額として、数量で表されます。
自営オーナーのサービス残業も家族労働の労働時間も時間や人件費の抑制として、数量で表されます。

世間で何となくいわれてきたことをそのまま使って、疑問を持たずにいては、数量で評価できないので、他の要素との関係をとらえることができません。

売上もロスも立地特性も知識も技能も時間も利子も体力も家族も人徳も余生も余裕資金も持ち家か賃貸かの差なども最終的には金額という数に転化して分析しないといけないことが多いはず。
収益は、それらの関数ではないでしょうか?


県内の飲食店営業としては、うどんは斜陽産業である可能性は高いでしょうが、まだしばらくは、伸びるとこが伸び続ける余地はありそうに思います。
お土産やネット販売などではまだまだ市場もあるのでしょうか?

大手の仕入れ優位や店舗の大型化などで、個人零細は厳しそうで、さまざまな状況の変化があって、その変化はほとんどすべて、全体にとっては悪い方に平均して影響するでしょう。
しかし、その変化が業界全体に対して平均して良かろうが悪かろうが、何でも自分に有利なことに変えてしまえる人がやっていけるんでしょうかねえ。

上手な投資家や事業家は、景気のいいときよりも悪いときに大きく稼ぐとか書いてた本もありました。



 
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