観光産業について

2011年04月29日

どこも観光に力を入れているし、わからなくもない。

しかし、観光には根本を良くする力はない。

また、災害や感染症、国際間の緊張などで、どうにでも落ち込む、実際、さぬきうどん巡りなどは根強いとはいえ、最盛期の半分以下だろう。

こういうものは橋の料金一つでさえ変わる。

しょせんおやつであって、観光が主食足り得るはない。

政治や行政やマスコミは、観光があまりに多くの効果をもたらすような幻覚を与えてる気もするが、あえてそうする意義は認めなくもない。

観光産業のメインの役割は、知識集約化し、機械化や企業統合が進み、高齢化やノーマライゼイションなどの要求で、高付加価値産業のサイクルからあふれがちになる人々の雇用を吸収し、役割を与え、社会を安定させながら、喪失感を緩和し、更なる知の創出を目指すことだろう。

しかし、限界と弱み、副作用については、わかっているべきだ。

いくら繁っても葉。
根や幹になり得ず、風や季節で落ちる。

役所が見た目の派手さを利用して、自分たちの価値を過大にアピールする組織防衛の道具にも利用しやすい。


 
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