イメージが大事だそうで

2010年04月19日

ちょっとネタが色々ありすぎて、書く気力が逆に減退気味でした。

土曜日のりょうまくんの勉強会では、色々といい人に会えて、いい話が聞けて良かった。

あえて一つだけ印象に残った言葉を挙げると

「どれだけ続けられるか、利益が出るかはともかく、年商1億の事業のイメージができる人はそれぐらい売れるし、10億のイメージができる人はそれぐらい売れる。例えばソフトバンクの孫さんなんかは兆円のイメージができる。」


このイメージってなんでしょうかね?

人一人が動いたのでは、10億とかいきませんよね。

ITか大きな機械かたくさんの人を使わないと無理ですよね。


つまり、事業のイメージってのは、ある方向からの見方では、ITや機械や他人を使うことのイメージなのかな。

事業というのは、基本的には、経営者が死んでも続くものだと思う。

「事業」って言葉には、広義から狭義いろいろあると思うけど、誰か一人死んだらなくなるものでは、もう一つ事業らしくないと思う。

トップが死んでも、なくならない事業って、一般的にどの程度の要件を持ってるんでしょうねえ?

ごくごく小さなことですが、自宅に、飲み物の自動販売機を置くとしますよねえ。
これって、ご主人が亡くなったとしても、必ずしも止めなくてよくて、亡くなる前とほぼ同収入が入りますよねえ。

規模だけが問題じゃないんですね。

丸々機械を使って、他人であるベンダーさんが飲み物入れ替えてってことだから、何も変わらずに続くわけですよね。

経営主がカラダを動かすことが悪いとは言いませんが、経営主がカラダを動かさないと続けられない事業は、もろいよね。


もう一つ、勉強会での印象に残る言葉を挙げるなら

「昨今、日本には2つの給料がある。大企業の正社員や公務員の給料のように、法律や政治などに守られてる給料。もう一つは、機械化や外国人労働者の流入からの賃下げ圧力に引きずられやすい給料。」

前者にも賃下げ圧力がこの頃かかってきている感はあるが、時給数百円でボーナス無し、退職金積立無しの世界とは違う。

自営のうどん屋なんてのは、もろ後者で、店休日も準備などで週7日店に行く人が多いし、1日に十数時間働くし、おぜにさん使うところが少ないから、日銭が残る感覚はあるけど、子を大学2人やって、車買って、家建てて、老後の積立を残すことができる人は、今後は大繁盛店を築かないと厳しいでしょうねえ。

経営者だから、365日、毎日15時間働いても、労働法規で守られることはありません。

英語で、自営業者のことをセルフ エンプロイドと言いますが

自分が死んだら続かない事業をやってる人は

自分で自分を雇って、自分を誰よりもこき使うということになりやすそうですねえ。

自分が死んでも続く事業なら、ビジネスオーナーとも言いますが、自分が死んだら続かない事業主はビジネスオーナーとは言いません。


わかりやすいところでは、優れた職人が、優れたコミュニケーションと頭の良さで、上手に人と機械を使いながら、お客さんへのイメージも大事にすることができて、その途上で人も育てているってのが、一般的な成功パターンじゃないでしょうか。



この記事へのコメント
前半部分はアナログ人間の私にはさっぱり理解できませんが。

後半のご意見は全く同感でして。1日15時間働いた上に、定休日も店の用事をして。

働く気のない使用人には時給が安いだの、人使いが荒いだの文句言われーの。

まー自分で何でもやらないと、人にやらせたら何につけお金がかかりますしねー。。。

お客さんからしたら、儲かって仕方ないやろう?みたいな感じに見えてても、実際はそんな事もないですしねー。

自営業って何なんでしょう?(~_~;)
Posted by ヒゲ専務 at 2010年04月19日 09:03
ヒゲ専務さま
ある一面から言うと

他人の奴隷になることを避けて、よりハードに自分から奴隷になるようなものでしょうか。

でも、ヒゲ専務さま、今からサラリーマンやれそうですか?
能力的な話でなく、精神的な話としてですが。
Posted by たみ家たみ家 at 2010年04月20日 20:10
 
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