いいね。正論。

2009年10月14日

東大出の弁護士にして、何かサエないというか、変なこと言うなあ。
と思っていた福島さんだが、これは、正論だろう。


「福島瑞穂少子化・消費者担当相は14日昼、東京・内幸町の日本記者クラブで講演し、官僚の国会答弁を禁止する国会法改正案について「運用面で工夫すればいい。法律まで作って禁止するのはおかしい」と述べ、改めて反対の姿勢を示した。
 民主党の小沢一郎幹事長は同案を臨時国会に提出する考えを表明しているが、福島氏は官僚の答弁禁止は「表現の自由(の問題)にリンクする」と指摘。その上で「与野党の議員が役所の人に答弁を求めたときに、答弁してもいいのではないか」と述べた。」


民主党さん。これはみっともないで、官僚に答弁の能力で政治家が劣るってことを自分から大声で言ってるようなもんでしょう。
政治家が劣るから、官僚がしゃべってきた。
官僚が答弁能力で劣るなら、もともと地位も能力も劣るわけだから、国会でしゃべるはずないでしょう。
それを能力関係が変わらないのに、官僚にしゃべらさないために、法律までつくってしゃべれないことにしようなんて。

自分たちよりも優れているから、優れている人間に対して、地位を乱用して法律をつくってまで優れている側の人間の発言の機会をなくしてしまう。
というか、逆に、官僚の発言を奪うことで、政務官以上の政治家の勉強を無理やりでも促そうというのだろうが、本末転倒だし、幼稚な感じがする。

それにもともと官僚が出しゃばってしゃべっていたわけではないだろう、官僚で人前でものをしゃべりたいと思う人はまずいない。
官僚社会は人前でものをしゃべれば損する世界だから、政治側の要請なしに政治的責任を背負わされかねない機会に出ていく人などいるはずないのだ。

官僚の発言禁止は、国民にとって情報統制であり、知る権利を阻害している。
重大な憲法違反の疑いがある。
それに、法律も制度も、現在の状況についても不勉強な者の、不勉強なままの、内容の劣った答弁を聞かされる側はたまったもんでない。



 
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