命とおぜにさんを削る

2009年08月30日

同じことを別の言い方するだけですが
四国から衆議院議員を減らされるってことは、四国の人は命とぜにを削り上げられるってことですよ。

たとえば、高潮の被害に対して、対策を国がやるかやらないか、後回しにされたら、死ぬ人が出てくるかもしれないですよね。
これは、重要なことがたくさん競合してるので、重要だからといってしてもらえるとは限らないし、四国の財源で、高潮対策や治水の費用なんか出せません。
そもそも大きい川はたいてい国土交通省管理だし、河川管理なんかほとんどの都道府県は権限が下りたって能力的に無理です。

それに、地方分権に敵う立法ができて、四国のような田舎の地方都市に企業が立地しやすい状況になって、たとえば中央通のオフィスビルが埋まっていくとしたら、近隣の飲食店も商売がしやすくなる。
おぜにさんの問題だけでなく、飲食店だと、営業時間を短くしても生活できる収益が出るなら過労が防げるかもしれない。
これも婉曲的には命の問題につながる。

雇用ってのが、まあ、命の問題につながりやすいですよね。

四国の衆議院議員が減らされるってことは、四国の人の命とおぜにさんが削り上げられるってことです。
もちろん、たみ家も、このブログを読んでるたいていの人も。
その人達の孫子の代も。

自分の命とぜにを削り上げられようとしてるのに、四国の多くの人が、衆院定数削減に快哉を叫ぶなんて、ヘンなこと言いすぎじゃないの?
あんたらの命も削られるんやで!

しかも、減らすための明確な理由も持ってないのに

たみ家は、自分の命とぜにが削られるなら、その理由ぐらいは聞くなあ。
まあ、議員の定数は公益のことだから、それが公益に敵う、国会運営が機能的になるとか、国民の声を代表するのにその方が良いというはっきりした理由があれば別だが。

現在継続中の権利を奪う場合は、奪おうとする側が、公益上の合理性を説明する責務を負うんです。

期間的にも人数的にも大きな枠組みの話なので、個々どうつながるかはわからないけど、概して言えば、自分の命とぜにを削られるという話なのに、特権階級をやっつけて減らして、溜飲を下げるようなことを言うなんて、どうなんだよ。



 
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