合意形成

2009年06月19日

小学校で必修で囲碁をやると飛躍的に学力は上がるか?

上がるだろう。
飛躍的に。
しかも現在行われているあらゆる施策よりも優れた大きな効果を極少の費用と時間で。

授業でたくさんやってもいいし、授業で試合や研究をたくさんやらなくてもルールだけ覚えさせて、校内や学校対抗の大会さえ設ければいい。
教師もルールなら教える程度に覚えられても、研究までとなると負担が大きいだろう。

そもそも、囲碁ってなんだ?
少ない石で、相手よりも効率を上げることを競うんだ。

囲碁をやるってことが、合目的で効率的な思考をするってことなんだ。
で、議論なんだ。
正しい意見を盤上で争って間違った意見を言った方が負けるというゲーム。
「こうやるべきなのに、それをしかなったぞ。」というポイントを見つけて、そこを突いて叩き込む議論みたいなもんです。

囲碁とは、合目的的で効率を考えながら正しい意見を言える人を育てるもの。

たみ家が高校の囲碁の全国大会に行ったときの男子のベスト8は、全員現役で、東大5名、阪大1名、慶応1名、東北大1名に進学した。

3人で1チームの学校対抗のベスト8は、灘や麻布や開成など超有名進学校が多かったこともあり、こちらも6割ぐらいが東京大学に現役で進学した。

しかも、この人たちのほとんどが偏屈なところがなく、遊びも達者で、スポーツも得意な人が多かった。

もっとおぜに持ちさんがやるような趣味はたくさんあるが

①親が平均より裕福
②親が考える趣味が好き
③子も考える趣味が好き

④大会や道場に行けばそういう人達が集まって、そういう人達から生活や学習態度にいたるまでの刺激を受ける。

という、①~③までの環境条件や能力条件が揃ってないとなかなかやらないものなのに、さらに④が加わるのだから、囲碁の大会での進学実績が極端なまでに優れていたのかもしれない。
何をやっているかルールを知らないとわからないものだから、親が教えないと、街や学校やテレビだけで見ても興味を持つのが難しいし、実際に学校でやられていることも街でやられていることもまずない。
だから、親がある程度裕福で考えることが好きで、子どももそうでないと囲碁をやることがない。

そして、囲碁の強い学校が灘や麻布や東京大学だから、野球の甲子園みたいに、囲碁がしたくて、囲碁が強いから灘に行くとか、麻布に行くとか、強いチームでやりたいから東大に行くというような考えがある程度勉強もできた人の中では幼少からライバル意識の中でできたりもする。
灘の囲碁部の人達に聞くと、「灘でも一桁順位なので、まず落ちることはないし、受験のプレッシャーもない。」という答えが返ってきた。


さて、今の時代に必修でみんなで囲碁をしたら
裕福な家の人や親が考えることが好きな家の人がやるとは限らないし、インターネット対戦が発達してるから、誰でもルール覚えたら対戦できる環境になっているし、インターネットで深夜でもできたら勉強に悪影響が出るかもしれないし、同じ場所に会さなくても対戦できるので仲間から学習態度についての④の刺激を受ける機会も昔に比べて少ないかもしれない。

実際に、インターネット対戦が発達したり、「ヒカルの碁」ブームなどで、囲碁をやるこどもの間口が広がると、囲碁をやる子の進学実績が昔ほど極端に高いとはいえなくなった。


さて、囲碁をやると抜群のコストパフォーマンスで、学力が高まるという考えは、韓国や中国ではごく当たり前のこととされて、学習指導要領に載せるべきという考えも、韓国や中国では世間で通るだろう。

むしろ、通らない日本の方が異常なんじゃないかと思う。
中世教会のゆがんだ影響で、当たり前の議論や原理が通らなかったような話と似た状況で、目だってわかりやすくて消費が大きく動きそうな趣味だけが資本に奨励される中で、伝統文化や教養として広く行き渡っていた囲碁を意図的に貶めたのではないだろうか?
昔、卓球が狙い打ちで「暗い」と言われたように。

たみ家が、こういうゆがんだベールが嫌いなのは、資本に迎合したテレビ番組に乗せられた「卓球が暗い」という狙い撃ちは、「ユダヤ人はけしからんから殺せ」っていうのと同じだからです。

囲碁がその優れた特質を理解されないまま偏見によって貶められていることは、「ユダヤ人の虐殺」と似たような理屈と心情でそうなっているとたみ家は疑ってます。

実際に、やってる人が政治家や弁護士や開業医や東大卒や裕福な家の美人さんが多くて、運動も得意な人が多い。
たみ家が学校対抗で出たときの自分とこのメンバーもスポーツテスト1級とかバスケットボール部の主将と掛け持ちとか運動が得意な人ばかりだった。

これが裕福な家の遊びでもヨットとか乗馬と違って、囲碁はプラスチックのセットなら小学生のおこづかいでも買えるし、ランニングコストも小さい。


さてさて、いろいろ思うところを整理して
どうやって合意を形成していくか

校長会にでもかけあってくるか。

一般的な合意形成とか施策の実現となると、話が長くなりそうだ。

たみ家は今やってるわけでないし、そんなに好きでも得意でもない。
ただ、純粋に地域の力を引き上げるためには、これが最も優れていると、個人の感覚と、ゲームの特質から考えての道理と、やってる人達の能力などを見て、そう確信するわけです。


囲碁をする人に美人が多いってのは、写真載せたらわかってくれたでしょ!
あれに近いぐらいの美人さんはまだ20人や30人ぐらい囲碁やってる人では、すぐにアップできますよ。

たみ家が、「美人だ」って言ったらやっぱり美人でしょ。
無茶な大げさもウソも言わんでしょ。

正しいこと、当たり前のことで、容易に議論でも勝てそうなことが、なかなか広まって実現に結びつかないってのは疲れる。

囲碁は小学校の学習指導要領に載せよう!
学力向上のためとしては、ほかのあらゆるものよりも囲碁だけが超然として優れてるんですわ。
これがなかなかわかってもらえんのがしんどい。

これは、証明できんけど、GDPが飛躍的に挙がるし、学力上がりまくりで環境技術も革命的に上がりまくるかもしれんで。



 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
合意形成
    コメント(0)