歴史は繰り返すかなあ?

2009年05月26日

ペストって、日本には入ってきてないけど室町幕府初期、中国では元の末期、ヨーロッパでは百年戦争のはじめのころに大流行しとる。

ヨーロッパでは、人口の3分の1が死にました。
3分の1って、今の日本で仮定すると、4000万人。
想像したら怖すぎだわなあ。

ヨーロッパで大流行したのは知ってたけど、東南アジアから中国に来て、中国からヨーロッパに伝播したようです。
モンゴル帝国が遠征後、交通路を整備して、アジアとヨーロッパの物や人の行き来が激しくなった上に、外敵から都市を守るために築いた城壁の中の狭い不衛生なとこで、商工業の発達によりたくさんの人が住むようになって一気に流行したと。

危機的状況の中で弱い領主は没落したので、中央集権化が進み、農民の反乱も大きなのがワットタイラーとかジャックリーとかありました。

グローバリゼーションで、人や物の往来が増えて、新しい病気が爆発的に流行するって、ほんまSARSや鳥インフルエンザのときもそうだったし、今頃もそうだけど、繰り返すなあ。

モンゴル遠征やモンゴルの交通路整備までは、アジアとヨーロッパの間では往来はあまりなかった。

帝国書院の高校の教科書によると、ペストの流行は人生のはかなさを自覚させ、生きてる間にぜいたくして楽しもうという気風を生み、高価な布地や香辛料への欲求が高まり、大航海時代への一因となったそうです。

まあ、新型インフルエンザでは、日本で死ぬと思ってる人はいないだろうから、これで生きてるうちに使ったれ!とは思わんか。

それにしても、死に至る病の大流行でぜいたくな気風になるって、意外。

新型インフルエンザに嫌気がさして、日本でも消費拡大!なあんてそんな歴史の繰り返し方はないわなあ。




「カール食うかい?」補足。

空海と道真は讃岐史のスーパースターだから、覚えましょう。
カール戴冠は800年で、覇王だからはおう(お)

空海は中国で、うどんのルーツを食べてきたから、「美味しい!」の中国語で「ハオチ(シ)ー!」、807と勘違いしそうだけど、空海の唐留学は804年。
大人が理解するのに、下一桁はどっちでもいいでしょう。
中国だけに「好 ハオ 80」さえ覚えておけばいいでしょう。

道真は894年に遣唐使廃止して、国風文化。
日本文化大躍進(894ん)
中国との関係は白紙(894)でもいいかな。

ここに、先日の岩女がくっついてきます。

年号を点で覚えるんじゃなくて、国際関係や時代のワンスパンの流れを理解するための語呂にしてるところは、たみ家のちょっとしたプライドです。

どうでもいいけど、カール大帝(=シャルル・マーニュ)にはど変態の疑いあり。

正式な妻が4人、妾や私生児は数知れず、複数の娘は死ぬまで1人も結婚させず、晩年になっても少女をレイプしようと追い掛け回して腕を骨折させちゃったりと72歳まで生きてわやしてるらしい。
もしかして、娘は自分のものにするために結婚させなかったのかと、あまりのわやぶりに勘繰りたくなるけど、そう書いたものを見たことはない。

それでも、ヨーロッパの歴史の中でも偉大な君主の中の君主。



この記事へのコメント
こんばんは。

とうとうTシャツ出来上がりましたよ~(*^^)v
又、今週中に持っていきますね!

「カール食うかい?」
カール見ると、たみ家さんが浮かびそうです!
Posted by 笑っこ笑っこ at 2009年05月26日 21:29
ありがとうございます。
さっそく、日曜日に活躍ですね。
Posted by たみ家たみ家 at 2009年05月29日 03:17
 
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    コメント(2)