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Posted by あしたさぬき.JP at

ちょっと提案

2008年02月29日

気がついたら、「あした機能」使ってる人が増えてるなあ。

そういやあ。うちの検索キーワード不動の1位が「前屈ができない」なんだけど、ほかの人のも知りたいなあとか思い始め、ちょっと提案したいことが。

月ごとのアクセス報告のときでいいから
「あしたさぬき」の総ブログへの
■総アクセス元数のうちの「あしたさぬき」内・外のそれぞれの数
■内・外別の上位アクセスブログランキング
■検索キーワードの内・外の上位ランキング
こういうのを教えて下さると

世の中や、「あしたさぬき」読者や参加者の関心とか、季節ごとに関心を集めたネタとかいろいろわかって、商売でもイベントでも開発でもいろんなことに活かせる可能性が出てこないだろうか?

システムやソフトの仕様にもよるのでしょうが

前の勤務先では、月ごとに、これのかなり詳しいの出してましたから、もしかして、ここでもできるのかなあと期待してます。  

Posted by たみ家 at 23:26Comments(0)

「讃岐高松の地名」を借りる

2008年02月29日

たみ家には
江頭2:50も小島よしおもほとんど同じに見えるけど、後者は好感度もあるそうですね。
オリジナリティーのないところにも新しい表現の形があると四国新聞の論評にあった。
どっちも裸で意味のない大騒ぎしてるだけに見えるんだけど。
これは一見関係なさそうですが、いちおう、この文章の肝のつもりです。

ついに市の図書館で借りてきました。

まだ、20Pほどしか読んでないんですが、「鹿角町」のネタが気に入りました。

昔、大干ばつのときに、大鹿が神社の境内にやってきて、角を振りかざして

なななんと

水を掘り当てましたとさ

ありがたや。

それが由来だそうです。

「木太」は
神社に大木があったので「木大」から転じた説がありました。
北方の意味もあるという説も。
喜多方ラーメンの喜多方は、もとは北方という地名だったらしいけど、嘉名化するというのか、北を喜多に変えてるところはけっこう多いらしい。

今里は、新しく開けた村。
太田は田んぼが広々と開けたとこから。

伏石は、ほんとに、石があるようです。
伏石、居石(おりいし)、立石というご神石があって、そっから来ているそうです。
伏せたような形の石だからそういう名前になったんだろうと。

伏石がほんとに寝てるかどうか確認したい。
デジカメがないので、お見せできませんが。
立石と比較してみたいし。
居石だけ名前が違うけど、で~んと居座ったような感じかどうか予測との答え合わせもしておきたい。

この本、高松城下の地名にはあまり触れてないけど、城下のはわざわざ書かなくても文献があるから書かなかったのではないだろうか?

今後も、文献を読みすすめて、書きやすい(書くのが簡単で、わかりやすいか・おもしろく、たみ家が解釈誤りしなさそうな)のがあればご紹介していきたいと思います。

ときどき、困った方だと思うのが、「なんだもう書いてる人がいるのに調べたって意味ないじゃん。」みたいな発想される方です。

調べて、ネット時代でこそ可能な、情報の共有、由来のものをデジタル写真で載せるなどして、つなげたり進化させたり、まちづくりのネタとかにしていくことなどが大事だと思うんです。
学術的な研究ではやり切れない、おもしろく伝えるってことも大事になってくると思う。
「最初の人」になることにも意味はあるでしょうが、現場で実現を目指す者にとっては、それ以上に「役立てること」が大事だと思います。
オリジナリティーのないところに新しい表現がある。
それが、ほとんどのイノベーションとか実用化の例に当てはまる理屈だと思う。  

Posted by たみ家 at 06:33Comments(0)

意外な検索キーワードと割箸の続き

2008年02月27日

うちのブログの検索キーワードぶっちぎりの第一位は

「前屈ができない」で

2位を倍以上引き離しています。

最初の方で一回ちょっと書いただけなのに。
前屈ができないことでわざわざ検索するほど考える人が世の中にあふれてるって意外。

マイ箸とかLRTとかうどんとかもまあまああるんですが、何かとの組み合わせで複数合わせたら多いってぐらいです。
MY箸にした方が増えるのかな?

多くの方の意外な検索第一位がわかったら、人によっては商売か何かの役に立ったりして。
何かおもろい検索キーワードがあったら教えてください。

さて、マイ箸のことで思い出した。
マイ箸って、まちづくりとか地域活動に熱心な方でも好きな方いらっしゃると思うので、ここで、客商売してるわたくしが論争するのも楽しいわけではないんです。
でも、こういうことは損したってやらんといかんときがあるんですね。

材の比重としては、シラカバが0.64、スギが0.38と書いてあった。
うちは0.64の方かな。
中国産はほとんどシラカバだと思ってます。

すると、国内消費年間250億膳の割箸は、もちろん屑もでるから材の6割ぐらいと仮定して、250膳が1kgってとこから計算すると、1トンが25万膳だから、10万トンの割箸に対して、15万トン分ぐらいのシラカバを切り倒してることになるのかな?

調べずに樹木の重さを推測すると、直径30cmで高さ20mの樹木の材部分の重さは、水1リットルとの比較で、200×3×3×パイアール2乗約0.8×上の方は細いので0.6がけぐらいで補正し、比重0.64をかけ算したら、500kgぐらい?
暗算合ってるかな?あと、割箸用の材木重量の推定に入れた数字は実際に近いかな?

合ってたら、年間30万本のシラカバを割箸用だけで切り倒し、日に800本切ってることになるのかな?

暗算と推定に使った仮定の事実に間違いがあったらぜひご指摘ください。

確かにもったいないような気もする。
経済活動の規模からしたらすごくささいな気も一方でしますが、評価が難しい。

しかし、われわれが今の資本主義経済下で生産活動や消費活動をする中で、割箸以外の方法をとったところ、それ以上の環境負荷がかかるなら、本当に見据える先は、割箸の削減なのか?
割箸は使い捨てで大した役に立たずに捨てられているように書かれることがあるが、充分一回の使い捨てでも他の消費財との比較で重要な便益を果たしているでしょう。
年間1人当たり200膳だから、あれだけいろんなところで使い尽くして200円しか年に使ってないんだから、すごい費用対便益でしょう。

つまり、現在の生産活動と消費活動を正面から批判しないと、マイ箸とかリサイクル箸を推進するのは正当性を維持できないのでは?
現在の活動下では割箸がいちばん環境にやさしいのなら、それを環境にやさしく減らすには、環境にやさしい生産活動や消費活動のモデルをつくって、それを推進しないと、ほんとうに向かうべきところに向かったことにはならんでしょう。

マイ箸で割箸を削減する過激さは、マイカーを使って行う娯楽の全否定ぐらい過激だと思うけど。
後者の方が圧倒的に効果が大きいし、「直接」の経済活動には障りがない。
しかし、「間接」で考えてみるとすごく大きな問題で、それで、雇用とか経済とか人間としての幸福追求とか成り立つだろうか?

正面から向かっていくなら、たとえば、ITを推進して、ホームオフィスを推進して、通勤の必要な人を減らしながら、かつ、子育てのしやすい環境もつくっていくとか。
まあ、それがほんとうに環境負荷を低めるとは限りませんが、生産活動の拠点を分散させるのだから。
ちょっと考えはつくせないけど、都市で活動を集約した方が効率の良い環境にやさしい生産活動になるような気もする。

もう、年15万トン分の木を切り倒すのがもったいないとか言い出したら、人口が1億2千万超もいることが犯人でないでしょうか?
箸を食堂や職場で洗ったり、遅くに帰って箸だけ単独で洗ったら、割箸の材の千倍からの量の「水」という使い捨て商品が使用され、かつ、環境中に汚染が拡散するわけですから。

つまり、人口が増えすぎた地球の今と、生産活動と消費の根幹的なところに向かって考える入り口としての、割箸論争でないと、意味がないと思うんです。
割箸そのものの削減効果については、語ること自体が時間の無駄かもしれないとさえ思います。

とはいえ、続きで、国産間伐材導入の可能性についても、調べる前の問題意識の持ち方として、妄想をしていきたいと思います。  

Posted by たみ家 at 07:20Comments(0)

高松の町名新資料情報

2008年02月27日

高松市の文化振興課にちょっと電話できいたみた。

どうも、高松市文化財保護協会の会長の広瀬和孝氏が
「讃岐高松の地名」とかいう本を出して、図書館などに寄贈しているらしい。
たぶん、売ってはないとのこと。
さあ、図書館に走らねば。

この文化振興課の担当のおっちゃん
たみ家が町名の本を探してる理由を聞くのに、「地元の学術的な研究や歴史の豆知識をまちづくりに活かす中で、多くの方にわかりやすい形で触れてもらいたい。」
とか、ええようにいうと。
「おおおっ それはいいねえ。」と、かなり感情の入った反応が返ってきました。
めんどくさそうに
「ふうん。あっそう。」
みたいな確率70%ぐらい思ってたので、好感が持てました。

調べてない状況ですが、高松城の近所に
寿とか末広とか松福、福岡、福田とか、やたら、縁起がいい町名があるのは
高松にはないけど「栄町」みたいに、縁起がいいから、つけただけかと思う。
幸町なんかは大学しかないけど、後からつけたっぽいけど、何で「幸」とか公募でつけたのかとか、方法とか気になりますね。

この資料で、ここらに決着がつくといいんですが。

あと、「高松市史」は、いっぺん引っ張ってこんといかんですね。  

Posted by たみ家 at 06:33Comments(0)

業務用1kg粉あります。

2008年02月25日

うちも栗林公園の前で、うどん関連のものをささやかに販売してますが。
家庭で趣味的にうどんを打たれる方は小麦粉は、ぜひ、うちで買ってやって下さい。

日讃の緑アヒルが 1kg袋 200円(県内の超有名店の多くが使用)

さぬきの夢2000がなどほかにもいくつか銘柄あります。
うちは店では上の粉を使ってるわけではありませんが、うちで使ってるのも常連の方には1kg200円で、ときどき販売してきました。

場所は栗林公園の東門のすぐ前ですが、わかりにくいし、うどん屋営業中はシャッターが降りているので、関心がある方はここでもお問い合わせ下さい。
粉の販売自体は、手打ちの趣味の方に、楽にちゃんとした粉を調達できるようにという趣旨なので、たぶん県内でうちより安いとこはないと思います。
あったら教えて下さい。
必ずその値までは下げます。  

Posted by たみ家 at 03:06Comments(0)

割箸は環境にやさしいのでは?

2008年02月24日

ちょこちょこと調べたり、考えたりしてるうちに、急に考えが変わってきました。

割箸って、「環境に悪いけど軽微」じゃなく、「環境にもっともやさしい」ではないかと思えてきました。
環境に悪いってのは、原則、拡散するってことでしょう。


考えてみて下さい。
天ぷら油って、わざわざお金使ってでも固めて捨てますよね。
液体に流して捨てるものよりも、固体のまま捨てるものの方が環境にやさしいんだと思う。
それを、見た目だけ木の形で捨てるからといって、環境に悪いと考えるのは疑問に思う。
まあ普通の市民がそれをそう思うのは、いいとしても、行政の担当者や専門家がそれを指摘しないのは問題かなとも思う。

また、木を木のままで捨てるから、よけいそう錯覚するのかもしれないけど、木のままということは、紙にするよりも歩留まりも高いし、製造工程でも屑も固体の屑しか出してなさそうだから、水も空気もあまり汚してないんだと思う。

世の中、貴金属以外のものは全部使い捨てでしょう。
家だって、30年で、量はその何万倍か何十万倍かわかりませんが、使って捨てるわけです。

なぜそう考えるようになったかというと
日本人が使う年間250億膳、人口1人当たりで200膳って、こないだ割箸の重さが1膳4.1gだったので
年間たった840gほどとわかったからです。

840gって、水の1kgが10センチの立方体だから、比重からして、木だと大きさでいったら、ソフトボール強ぐらいの大きさですよ。
日本国民が使う日常的な消費財の中で、840gっていったら、木の使用量換算なら新聞2部(400g前後)ぐらいとどっこいでしょう。
トイレットペーパー2巻き分前後でないでしょうか?

環境に悪いけど軽微というより、どんなことをしたって、もたらす便益に対して、これよりも環境負荷の低いものなんかありえないでしょう。
食という、とても頻度が高いながら、都市生活の中でいろんなところでしなくてはならないことの最も重要な動作を担う道具が、年間で、たったのソフトボール一個強分。
箸立てに200膳立ってる箸の隙間をつめたら確かにそんなもんだと思いました。

実感として、どんなに軽微でも、林業という産業がある限り、1人がソフトボール一個強しか使ってないものが環境に影響を与えているという実感がわきません。
これがほんとにまずいんなら、林業という産業は存立しえないような気がする。

木を木のまま捨てるということが環境にいいんでしょう。リサイクルで形変えたり、洗うから環境負荷が高まるんでしょう。
ガラスならリサイクル過程であんまり水とか汚さずにすむような気がします。
向くから、昔から空き瓶のデポジットとか成り立ってるんでしょう。

化粧品とか歯磨き粉とか洗剤とかシャンプーは、出した分使い捨てですし、ガソリンも10リットル使ったらその分使い捨てです。
そして、洗う水道水自体が水道料金ってのもあるんだから使い捨ての商品なんです。

割箸は、形を残す。 環境にいい。
形を残さない、洗剤やガソリンは、水に拡散し、空気中に拡散します。

環境に悪いってのは、原則、拡散するってことです。

電気を使えば、熱が拡散、燃料を燃やせば悪い空気が拡散、化粧品を使おうが、紙をつくろうが汚れが水に拡散。
使い捨ての水という商品を使って、さらに環境中に汚染を拡散するよりは、固体のまま捨てる割箸の方が環境にやさしいのは道理じゃないでしょうか。

年間で計840gの日常的にいろんなところで使う道具が、1年で消耗するわけですが、1個8.4kgの木の道具を10年間毎日使って、10年で捨てるならもったいなく見えないかもしれないのに、日々分割して捨てるともったいなく見えるってのも、道理がないと思う。
いっしょなんでは?

「割箸はとても環境にいい」というのが、特に反証が上がらない限り、今のところ暫定的な見解です。

ところで、割箸のリサイクルってもう県内ではやってないんじゃないでしょうか?
もし、やめたのなら、どうしてやめたのか、それは行政から補助金をもらったからには明らかにすべきだと思います。
効果がなかったのなら、そう言わないと、一方的に割箸産業やそれを使ってる飲食店を環境に悪い存在として批判してイメージに傷をつけたのだから、撤回しないとおかしいと思う。
追い込むことが酷でしょうか?
リサイクル派が非難した相手は、零細も多く基本的に人気商売である脆い存在です。
その日々の糧を得る手段を、誤った認識から攻撃したわけですよ。
リサイクルが広まらないのは、飲食店の環境意識が低いからだ。」とか言って。
余談ですが、割箸1膳4.1gは、汁につけて水を含むからか回収時には5.5gぐらいになります。
そうすると、店内で洗えば全体がどっぷり水につかるので、7gを超えるでしょう。
洗うなら、各店で洗うよりは、輸送燃料の削減のためにも、やるんならリサイクル工場で洗うべきでしょうね。

もとは純粋な理念があったり、誤りはやってみないとわからないから挑戦したことそのものは良しとしてもいいけど、止めたのなら誤ってたはずなんです。
じゃあ、誤りを認めたり、結果は思わしくなくても、その試行錯誤から得たものを今後どう活かし、どういう方向性を進むのかは言わないとおかしいと思う。  

Posted by たみ家 at 00:21Comments(0)

何のために

2008年02月23日

四国銀行の待ち時間で、5分ほど日経ビジネスを斜め読み。
ドリス・ドラッカーという、弁理士でもあり、ピーター・ドラッカーという2年ほど前になくなった超偉人の未亡人へのインタビューが載ってました。
そこに、たみ家が地名について書いたり、割箸のリサイクルやマイ箸に疑問を投げかける背景に近い考え方が書かれてました。

ピーターが言うに
社会に何が起きていて、何をすべきかを自分で考え、それを実践することが大事。
しかし、環境問題をはじめとした新しい問題が時代の変化とともに出てくるので、そのための考え方も刻々と進化しなければならない。
そのうえで、人々が、いきいきと活動し、社会の成員として成果を上げられる「エフェクティブ」な存在であってほしい。
そのために、社会と人、またその関わりに焦点を当て続け、考えたり、表現し続けてきたのだ。


箸の問題についていうなら、端(箸)おりますが、
・社会に起きてることを誤認してないか?
・充分に、産業や、人々の暮らし、他の環境指標との調和が取れるように考えられているか?
・刻々と問題解決のためのアプローチや技術の進化がある中で、その方法で良いのか?
・生身の人間や外食をしている人がいるという都市生活とそれを必要とする現代の資本主義社会というものをきちんと眺めているだろうか?
・また、効果が上がりそうにないことに長年かかわることは、責任的にも、人々がいきいきと価値ある存在であろうとすることにも引っかかりはしないか?

地名についても、世の中に起こることに敏感になるには、身近なものに、疑問を持って、探求したり、そこに理由を見出すことが大事なんではないかと思う。
何気ない風景や人々の会話なども含めて、何かに瞬間的に「!?」となることが大事で、町名探求はそれ自体がトリビアとして楽しいし、町歩きなど、今、地域で盛り上げようとしているテーマの素材とも関わるし、「!?」てなるトレーニングにはとてもいいと思う。

まだ書いてないけど
世俗的に当たり前に言われてることに

標準偏差とか、Xの何乗とか、わざわざめんどうに書くことがあるかもしれません。

それは、世俗的に言われていることを評価するのにも、方法の進化がいると思うからです。

たとえば、いいことは最低でも2次方程式、悪いことは1次の方程式とか、たみ家は考えてます。
事故に合ったらその場で不幸、でも、健康はさらにそれを活かす努力をしないとそれを幸せにつなげられない。
1000万円失ったら、即不幸、でも、得たとしても、家族の争いや周囲のやっかみのタネにしないように努力したり、有益に使わないと、幸せにつなげられるかはわからない。
物事を良くするには最低2度入力がいる。
だから成し難いことも多いし、ときに、一人の勝者に対して、多くの敗者にもなるんだと思うし、また、悪い結果はすぐに出ることが多いのに対して、いい結果を求めるには才気だけでなく、忍耐がいるのだと思う。

また、マイクロソフトのような超巨大企業ができるのを考えると、足し算でなく、技術、戦略、パートナー、時勢・運、努力・継続など、足し算でなく、高次に累乗か積という考えでないと説明がしにくいと思います。

わざわざ標準偏差とか方程式に持っていくのは、現代、何かやろうと思うと、たいてい何かを犠牲にしたり、抵触する副作用・反射的作用に悩まされることが多いと思います。
世俗的な言い方では、比較ができませんが、標準偏差とか、数学の概念を引っ張ると、座標に効果の点を記して、最適な線を描きそれに近いのはどちらか、とか、ある条件が動いたら、他はどうなるとか、比較ができるようになると思います。

何について言及するかとか
なぜ、わざわざ簡単に言われてることを難しげに書くのかとか

結局は、ピーター・ドラッカーが大事にしてきたことにたみ家も共感しているからかなあと思います。
普段は、無意識に近く、感覚的に行動してるのですが、その根元にやっぱりそういうものがあるなあとはときどき感じたりします。  

Posted by たみ家 at 00:25Comments(0)

高松市の町名 ちょっとリベンジ

2008年02月22日

たみ家、昨日、頭の中の地図で、東浜町と植松町と紺屋町と鶴屋町がとんどった。
ほかは、把握できてた。
一時は、全町覚えてたはずなんだけど。

とくに、あれから調べられてはないけど、「恐るべきさぬきうどん 全店制覇」の地図を見たら、春日町に春日神社ってありますね。
高松大学の500mぐらい南に。。。

西春日にも地図に載ってる神社が「春日」とはついてないけどあった。
探らねば。

瓦町駅のそばに八坂町ってあるけど、坂はなさそうなので、これも八坂神社の仲間みたいな神社があらっしゃるのでしょうか?

塩屋町と塩上町は上下関係なんだろうか?

築地がけっこう内陸だし、町名でないけど、国際ホテルの前が洲端といって、受験生が行ってはいけないとこだから、高松は昔の海岸線を想像させる地名が多いなあ。
それにしても、洲端で「すべり」とは、通しか読まないだろうなあ。
玉藻中学と玉藻公園の位置関係も納得いかないんだよなあ。
「玉藻よし」って何やねん?

円座って、香翠座デコ芝居ってあるから、みんなお尻の病気で、ドーナツみたいな円い座布団に座ってたのかな?
じゃなくて、回り舞台のある芝居小屋があったのかな?

あのへん、のちょっと南に、川岡体協とか川岡公民館って見るけど、川部と岡本いっしょくたかな?
もとの町名よりも川岡の方が有名だったりして。
「川岡町ってどこですか?」こんなパターンは市内では他に聞いたことないなあ。

ついぞこないだまで郡の場合は、香川郡以外は、あや郡とうた郡であやうた。
大内郡と寒川郡で大川、三木と山田で木田、なか郡とたど郡でなかたど。
三野と豊田で三豊。
なかの南が仲南、たどの港が多度津、うたの港が宇多津。
足して2で割るか、足しただけ。
だったと思う。

高松町で、6個目の松がつく町が登場しましたが、そこの松だけ他の松よりも生育が良かったんだろうか?
何で高いんだ!と奥の細道に迷い込んでいく。

八本松は町名ではないのか?

あっ、そこで思い出したけど、町名は、亀岡で、小学校は亀阜か。
ハゼもそうだけど、町名は、わかりやすく変えるのかな?
もとは、やっぱり阜なんでしょう。

中央町は中央通由来かとサスピシャスになりましたが、観光町ってのが、似たパターンがにおいます。
あそこで何を観光したらええんでしょうか?

何かで、全国で一番多い町名は新田町と聞いたことがありますが、確かに新田は全国で開発しただろうなあ。

番町なんか、もう、名前つけるのがめんどくさくなってきたというか、こどもを一郎、二郎、三郎。。。ってパターンでしょうか?
番町五丁目と、五番町はあんまり近くないと思うけど、どういう規則になってるのかな?
そういや、「丁目までは地名だから、漢字で書け。」と昔言われたのを最近までまじめに守ってました。

木太町も、合併で自治体まるごとくっついて広がったとかでないと、ちょっと広すぎるような気もするが。
やっぱり木が太かったんだろうか?
1区、2区っていまだにわからんけど、木太はけっこうナゾが多いと思う。

春日町の春日神社以外、何もリベンジになってなかった。
ただ、煩悩が増えた。

これは、資料を探さねば、ラチがあきませんねえ。
また、町名の由来になるブツがあるところは写真におさめまくらねば。

高松市外にも追求の手が及ぶ、前触れだけど。

白鳥はヤマトタケルノミコトが白鳥になって、なんとかかんとかうろ覚え。
白鳥と引田の間の山の中になんでか「清少納言」って地名があるけど、これもナゾや。

白鳥になったタケルが羽を落として、その場所が鶴羽になったそうだが。
突然、鶴に変わっとるやないか!
で、なああああんも調べずに、邪推。
ほんまに邪まな推理ですが。
落とした羽って、現地妻との間のお子さんとちゃうやろか?

おとしたはね おとしだはね おとしだね。
なんじゃそりゃ。

志度の玉とりもようわからん。
藤原不比等、龍神に奪われた玉を奪回って、何やねん。
まず、藤原の中で、アナタだけ名前がヘン!
比率がバラバラかと思ったら、比べるものがないほど優れているという意味らしい。
ますますヘン。

ほんまに知らずに書きますが、貨物船を海賊に略奪されたのが許せんで、軍事遠征?
軍事遠征以外で、何しに、ここまで来るか?

ほんまに、そろいもそろって、現地妻つくってから。
と知らずに妄想。
妄想しといてから、後で調べて答え合わせ。
いや、知らん方がおもしろいこともあるかと。

あと、王越の王って誰や。
崇徳さんが松山の津から白峰寺に上がるときに通った?
これまた調べずに妄想。
じゃなかったら.....Mystery  

Posted by たみ家 at 00:12Comments(10)

求む、高松の町名由来

2008年02月20日

今日、3時過ぎに、うつくしい観音様が現れ、また、たみ家の煩悩を鎮めるどころか、火をつけられてしまいました。
もともと、気にはなってたんだけど、話しだしたらもうだめだ。

桜町の「桜」って、どこにあるんだろう。
花の宮の花って何の花?宮ってどこの神社?

なぜか、うちの周りは、植物関係の町が多いなあって話なんだけど

田町の稲、栗林の栗はわかる。

楠上の楠ってどこにあるの?

ちょっと、調べたところ、藤塚は生駒さんの家来の佐「藤」さんの墓(「塚」)説が有力らしい。
どこにあるんか、さらに気になる。
藤塚町って一体感ないなあ。
コトデンに分断されて、JR栗林駅の筋にまた分断されて。

花園は、江戸時代に地図に載るほどのお花畑があったと、いうことらしい。

宮脇は八幡宮さんの脇だから、わかるけど

亀阜ってのがまた渋い。おかが「阜」って、岐阜以来ですね。
中国由来っぽいから、江戸時代はここらは田舎だっただろうから、松平さんのとこの儒学者インテリがつけた?
また、亀ってのがわからない、岐阜の「阜」はたぶん、稲葉山だと思うから、こっちの阜は、山っぽいのでもいいのかな?
紫雲山は、北からみたら、象頭山みたいに、上の方が甲羅にでも見えたわけないよなあ?

中央町ってのもわからない。
何であそこが中央なんだ?
中央通ができたときに町を分割して、通り名あたりが由来か?

それと、○新町
古新町って何だよ?
「古いんか、新しいんかはっきりしてくれ。」
今新町とか中新町もなんか、なっとくいかん。
三姉妹なのか?

♪ ♪ ♪ いまあじん、ぜああず のー へぶんんんん ♪
♪ いまああじん おおる ざ ぴーーぽーーー ♪

今新町のテーマで、ジョンレノンの「イマジン」とかないよなあ。
飲みのテンションが下がるかも。

そういえば、室新町ってのもありました。
これだけなぜか弟っぽい。
そんで、これまた室新と来たら、その南に、ナゾの中のナゾ

東もあれば西もあるけど

カタカナのハゼ
長谷 とか 初瀬 あたりから?
「ハゼ」を変換すると 櫨 爆ぜ 波瀬 黄櫨 鯊 難しすぎるから
漢字やめた?

「爆ぜ」が由来だったらまたビックリ、たみ家のハートが爆ぜますね。
「櫨」だったら、また植物由来ですね。

ハゼといえば、松並町がそばにある。
松といえば
松縄もある。
もう出たけど
松島もある。
松福もある。
やっぱ、松多いなあ。

兵庫町って、兵器庫がほんとにあったの?
「ここが兵器庫だったとこです。」って、商店街のどっかで指差してみたいなあ。

昭和町は、大正時代は、なんだったんだ?

茜町って、もしかしたら、中心部からみたら、夕暮れの空が茜色に染まる方向だったんだろうか?
ちょっとロマンやね。
釣り人と、夕日を見るカップルが、混在してたとか?
確かに、朝日町が反対方向だけに。
夕陽町でもよかったのでは?
春日町は、春だけか?
春日大社の分院でもあらっしゃるのか?

春日といえば、西春日もありますが、大方、合併で市域が広がったときに、一方的に西側だけ西をつけさせられたんだろうなあ。
山崎は、東と西で痛み分けなのに、これは力関係か。

井口町とか、通町とか末広町も気になるけど
末広にいたっては、もっと末広がりな縁起の良さをアピールするネタはないんか?

福岡町、松福町、松島町ってしりとりみたいなのも気になる。
浸水しまくってたのに、どこに「岡」があるんやろう。
あったら、みんなその岡に避難してたりして。
福ってのもなんだろう?

また、上福岡町の微妙な離れ方も気になる。

多肥の多ってなんで?
土が肥えてたのか?やせてたから肥料がたくさん農耕に必要だったのか?

ま、、、、まさか、 多くの人が肥えてたから じゃあないよね。

三条とか六条とか、何が基準やねん。

神在川窪ってのも昔から謎だった。
名前が思い出せないけど、ワインの湯のスーパー銭湯がなかったら、あの存在はなかなか気づかない。
神様がいて、川沿いの窪地?
あ 思い出した「ほっこり温泉 神様の湯」

檀紙とか勅使とか御厨は、どっかで読んだことがあるような。
何しに、馬をとめたかはしらないけど。

中間町は、何の中間?
また、最後の「つま」って響きが気になる。

あと、田村神社と、田村町の田村は違うのかな?
また、微妙に離れとるし。

伏石も、ほんとにそんな石があるのか?

「かのつのちょう」と聞くと、「いのしかちょう」を思い出すが
鹿の角ってなんですか?

煩悩さめやらず、ふうう、ふうう、がるるるる  

Posted by たみ家 at 20:33Comments(6)

箸の続き

2008年02月19日

県庁の食堂って、使いまわしの箸だけど、誰も抵抗なんか感じてないと聞いた。

給食の箸って、箸かごを食器洗浄機の中で吊って洗ってるって、聞いたけど、どうやってるの?
松屋、ワタミもそうなの?

業務用の食器洗浄機は、80万円とかそこらするから、300膳ぐらい出るとこでないと、零細セルフうどん店ではきつい。
だけど、大手は、もうみんな使いまわしにしたらどうか?

もう、県と市が条例までいかなくても、環境部門の目標値を政策目標の中に入れて、飲食店の使いまわし箸普及率2010年度に40%、2012年度に60%とか、罰則なしの努力目標でいいから、発表して、中間経過もマスコミに出していったら?

韓国は政府が割箸を禁止したと聞いた。
ホテルの歯ブラシも一流ホテルでも有料なのは、これも政府がそうさせたらしい。

これなら、出費も下がる。
普及が進むにつれ、効用も増す。
原則に適っている。
業務用の食器洗浄機ありの店だけでやっても、大手が数が多いから、60%ぐらいいきませんか?

また、箸を効率よく、きちんと洗えるツールを食器洗浄機のメーカーも作ったらどうだろうか?
行政が目標を打ち出したら、ペイしそうだから、メーカーもこれまで以上に、いいものをつくらんだろうか?

食器洗浄機入れられない店のために、筒に200本ぐらい箸を挿したら、超高速振動で、汚れが落ちる。
洗車マシーンと電気歯ブラシと食器洗浄機のいいとこどりしたコンパクトな道具が出ませんかね?
零細についてはやっぱり手作業だと、人件費増だし、衛生面の信頼が得にくいかもしれないから。  

Posted by たみ家 at 23:12Comments(4)

割箸の重さは?爪楊枝は地球に優しい

2008年02月19日

割箸のことは好きな話題ではないが、社会の問題としてケリをつけにいくつもりで考えることにしたので、いろいろ材料を追加せざるを得ない。

事実がある程度そろわないと、何につけ評価のしようがないので、いくつか断片的に事実を

割箸1膳の重さは 4.1g 業務用価格で 1膳あたり1円
ちなみにA4用紙の重さも 4.1g 一般価格で、1枚0.8円
水道料金が高松の下水道整備された地区で、うちで割り算したら、1Lで0.4円

某割箸リサイクル団体がいうに、割箸3膳で、A4コピー用紙が1枚再生できるらしい。

ちなみに、回収された割箸は、水や汚れを含むからか、1膳の重さが5.6g

爪楊枝は、セルフうどん店であるうちでは使わない人が圧倒的多数なので、1日20本使うかどうか?
この20本がだいたい4gなので、割箸1本分、つまりティッシュペーパー1枚分の木材消費

割箸を攻撃する人の中には、爪楊枝まで、もったいないとかいう人がいるが、爪楊枝攻撃にいたってはまるで意味がないと思う。
スーパーで300円ぐらいで、320枚入りのティッシュが5個入ってますが、1日にティッシュペーパー1枚分しか爪楊枝は使われないから、年5万人来るうちの店の営業日が年300日ぐらいなので、1年であのティッシュ1箱分しか木材消費してないわけです。
ところが、ティッシュの箱の方は、年に100箱は減ってて、買ってると思いますよ。
爪楊枝をもったいないという人は、ティッシュ使ったら、乾いた部分を切り取って再利用すべきではないか?

効用面から考えて、爪楊枝ほど地球に優しいものなんかないでしょ!

責任感を持って、正しく、世の中が良くなるように考えると、そういうことだと思う。

もともと、割箸のリサイクルが嫌いなわけではない。
ただ、それは環境を絶対に良くすることはない。
だから、責任感を持って、ほんとうに成果の上がる問題解決をこころざすとおかしいと言わざるを得なくなる。

多くの人が効率よりも環境だ。
とかいうけど

ここで、また原則論ですが。

お金を効率良く使うことは ほぼ、環境に優しいとイコールでないですか?
出費が増えることをしたら、トータルで、環境にマイナスになりませんか?

資源を効率良く使うことこそが環境に優しいわけです。
資源を効率良く使うということはお金を効率良く使うこととほぼ同義です。
だから、環境のためにといって、高いものを買ったりすると、まず、つくる側か流通かどっかで、莫大なエネルギーを使ったことになってないと、なんで出て行くお金が増えるのかわからんことないですか?

レジ袋をもらわないってのは、出費が減るからエコでしょう。
2キロ先に、車で買い物行くのを自転車にしたら、出費が減るからたぶんエコでしょう。

多くの人は、水とか、電気とか、紙とか、木とか、いろいろなものを均して、比較する標準を持たないし、CO2の排出量なんて見えない。
ただ、お金の出ってのは、かなり環境への負荷と相関関係があるんではないかと思うが。

まず、環境に配慮したときに、出費が増えたら、一回は自分を疑った方が良いと思う。

まず、箸のリサイクルは、上の数字からすると重量比で、33%しか歩留まり率がない。
豆腐のかすでおからつくるのでももっと割りが良さそうだし、石油製品の副産物ももっと率がいいのでは?
同じ一箇所の工場で、同一規格のくずを集めるのでも、歩留まりがあまりに悪ければ、管理会計的に問題があるのに、少数の分散した割箸を石油燃料を燃やしながら回収して、これまた、水を大量に消費して汚染する製紙に回すってのは、ちょっと問題解決の方法として、問題が多すぎないだろうか?
たみ家は結論付けました。
割箸のリサイクルはどう改良しても、問題解決につながることはない。
広がらないのも、いい策でないからだろう。

どうせ、紙はつくるんだといっても、製紙工場で普通につくるときは、原材料調達から輸送、製造、流通にいたるまで高度に制度設計されて、スケールメリットも働くが、割箸のリサイクルで紙をつくるのにそれがあるだろうか?

効率を良くすることは、環境に優しく、労働生産性が高く、資本の効率が良い状態にすることが、原則として正しいわけです。
効率よりも環境という言い方は、たぶん、ほとんどの場面で間違っているでしょう。  

Posted by たみ家 at 22:56Comments(1)

もし全員がマイ箸したら

2008年02月17日

ワタミさんや松屋さんが洗い箸の共同利用をしていると聞くので、
現在、マイ箸を製造販売されている方は、急に全飲食店への普及を前提にした生産活動も難しいので、マイ箸を持ってきたら、洗ってくれるお店や50円引きとかされるお店に、2000本とか、そのお店の1週間分を洗い箸用として、無償、または、安価で提供することを打診されてはいかがでしょうか?

これは、竹林や里山利用と飲食店の環境保護活動の好連携の例として、たぶん新聞で記事にしてくれると思う。

今日の四国新聞(ほかもそうだと思うけど)に、東芝HDDVD撤退の見出しが一面に出ました。

ネットワーク外部性で、触れましたが、ソフト産業も巻き込んで、数を増やすことそのもので、東芝・NEC陣営に対して、優位性を拡大させ、昨年末あたりは、販売台数の96%以上がブルーレーだったと聞いてます。

たみ家は、原則を背景に書いてることが多いのですが、ここでの原則は

「普及するものは、普及するほどにその効用を増し、市場制圧に向けて加速する。」
「ネットワーク外部性」の概念の要だと思います。

たみ家は、テレビはまったく見ないで、四国新聞だけ読んで、たまに、銀行の順番待ちで、日経ビジネスを斜め読みしてる程度ですが、原則はわかるような気がします。
ところが、個々の事実や状況は、あまりよくわかりません。

クリティカルマスは、松下が参加した時点で決まったのか、アメリカの大手ソフトだかメディア産業がブルーレーを採用した時点で決まったのかとかはまったくわかりません。

じゃあ、マイ箸をもし、1日200または100膳出るセルフうどん店で、全員のお客さんがやったらどうなるでしょうか?
ときどき聞くのが、50円引きのサービスと洗ってあげるサービス

まず、200膳で計算ですが、1日に1万円引きになり、月で週1休なら、25万円引き、週休なしなら30万円引きになります。

200膳のセルフ店なら、家賃は15万円前後でしょう。
家賃をダブル近く負担するなんてできるわけないでしょう。
貫徹したら100%すべてのセルフうどん店がつぶれます。

また、洗ってあげるサービスですが、混んでる時間にできないなら、効果なんかないでしょう。
空いてる時間だけ洗うなら、2割のお客さんに洗ってあげるのが精一杯でしょう。

以前に、店の共同利用の箸を洗うなら、人件費と水道代と、割箸の価格がトントンかと書きましたが、やっぱりいっぺんに洗っても人件費が大きいでしょう。

それが、マイ箸なら、随時洗うわけで、水浸しで返すわけにもいかず乾いたふきんなどで仮に拭くとします。
随時に箸洗って、いちいちふきんで拭いたら下手したら、2分かかるし、お客さんの要求に応じて動作がえをすると前後にロスが出るので、拭かなくても平均一膳当たりで、2分近い労働が発生すると思うよ。
ベルトコンベア的に直線的に同一作業をするから肉体労働の生産性は上がるんでしょう。

すると、200膳のうちで一括洗いできる時間はマイ箸の場合はないので、少なく見積もっても、200分以上のパートの人件費が発生します。
すると、3000円ぐらい1日、箸洗うのに人件費がかかります。
月に8万円前後のパート人件費が発生。
1日100膳の店なら、50円引きせずに、こっちだけでも、3、4万円とか経費が増える計算です。
100膳の店は他に収入がないと、もうかつかつの生活状況のはずなので、他収入なければ、生活ごと破綻するでしょう。

いいことを普及させたいのに、普及したら、
どんなお店でも破綻するようなサービスをマイ箸推奨店はしているわけです。

じゃあ、普及させたいからサービスして、普及がはじまったらサービスの役割が終わったとして、50円引きは止めてもマイ箸の普及に影響はないとしても、店が洗うことで普及したものが、洗うのをやめたら、どうだろうかって疑問はありませんか?

ネットワーク外部性とクリティカルマスからの演繹法、家電その他、さまざまな普及争いから経験則的に考えても

普及すればするほどに、店が困って、利用するお客さんもサービスを落とされるものが増えるでしょうか?
水を高いところに流し続けるのは絶対に無理です。

でも、たみ家とマイ箸推奨派の方の究極的な目的にそう変わりはないはずなんです。

そこで、マイ箸推奨店なら、ワタミや松屋がやってるぐらいだから、竹の洗い箸を使ってくれるかもしれません。
多くのお店がやらないと導入しにくいなら、クリティカルマスを昼食市場圏内で、取るために、根回しで、陣営を組んで味方を増やすこともありでしょう。
松屋やワタミのような大資本がもう入ってるし、その大資本も、洗い箸への抵抗を下げたいので、陣営を組みたがってる可能性は高いので、社会通念づくりのためにお金だしたり、行政に働きかける動機はあるわけです。
だから、勝機はそこそこにあるようにも思います。

こっちなら、普及すればするほどに、社会通念からの抵抗が下がり、業務用洗い箸の単価も下がります。
数日分用意してあるので、今度は、一括で桶につけ置きして、直線的に作業ができるので、マイ箸に比べて、人件費も水代も大幅に下がります。

ただ、これとて、いっぺん200膳の箸を一気に洗ってみないとわからんけど、松屋やワタミで聞いたら「環境にやさしい」と高らかにうたってるぐらいだから、きちんと名乗って趣旨を述べて礼儀守って聞いたら、作業状況や問題点は普通に快く教えてくれるでしょう。

これは、原則に適い、水を低きに流す作業です。
やや暴れ気味の流れを低きに流し、その流れをコントロールするに過ぎないでしょう。

さて、理論はまずまずのようですが

何ぶん、たみ家は、ただただ店にこもってるうどん屋なので
竹林など原材料の供給現場や製造工程のことはまったく知りません。
これを調べるのはたみ家の責任なのでしょうか?
時間があったら調べますが、理解に限界があるし、そう考えることが社会的に有益といえるだろうか?
とも思います。  

Posted by たみ家 at 19:17Comments(0)

しょうゆうどん

2008年02月17日

しょうゆうどんを召し上がる方で、しょうゆを入れすぎる方がいらっしゃいます。

店側としては、「かけすぎないように」とか書くのも言うのもあまりしたくない。

せこい店に思われそうなので。

だけど、しょうゆは下の方にたまるので、必要量の3倍以上かけられて、辛過ぎてしょうゆもあまって、ほんのときどきは、「玉追加してください。」とおっしゃる方も。

はじめに少なめにかけて、ちょっとずつ追加してくださるといいのかなと思うのですが、これという表示や説明方法がすぐに思いつきません。

あと、ダイエット志向なのか、天かすって入れない方も多いと思うんですが、しょうゆうどんに関しては、天かすは、天かすが嫌いな方でも入れられた方がいいように思います。
たみ家は、天かす好きじゃありませんが、しょうゆうどんのときは入れた方が断然いいと思っています。  

Posted by たみ家 at 13:51Comments(2)

無料宅建教室開催するかも

2008年02月17日

最近、ご近所のお客さんから、カルチャースペースを自宅横の所有地の一角につくるので
たみ家に、何か、講座でもしないかと持ちかけてこられました。

たみ家は、昔はちょっとだけ、教員か予備校教師になりたいと思った時期があったし
対象者や習熟度しだいでは、TOEICや簿記や公務員試験なら、やれんことはないかもしれないと思ったが
何についても現役でないし、講義内容をチェックしたり、資料とかつくる時間がない。

宅建ならどうか
いちおう、新規出店とか移転とかの可能性は常にあるので、ある程度、情報は仕入れているし、受ける側も、専門家を目指す人でない方も多い、また、合格しなくても役に立つ情報は伝えられそうな気がする。

借地借家法、宅建業法、建築基準法や固定資産税・不動産取得税、租税特別措置法の特例、相続ぐらいは、アパート借りたり、家建てたり、親族が亡くなったり、誰にでもあることでお金が関係するので、役に立つと思う。

自分の側も、宅建の試験のレベルに限りさえすれば、関連分野や応用分野をからめさせたり、だいたいの質問への回答についても、何とかできそうな気がする。

あまり準備はできないし、講義経験も少ないので、ご近所へのサービスやコミュニティー活動と思って無料でやる予定です。
その方の敷地では夜になるそうですが、日曜日の昼になら、栗林公園東門前の自宅の1階スペースでやってもいいかなと思ってます。
ある程度、講義慣れとか、受講者側の関心の持ち方がつかめてくれば、質問に時間外で対応するなどして、お金とってる講義に負けないものはできると思います。
関心のある方はお問い合わせ下さい。

まず宅建の試験は
不動産の試験だと思わずに民法の試験だと思った方が良いと思う。

よく、「自分は頭が良くないから覚えられない」と言われる方がいらっしゃいますが
プロ野球選手の名前とか、韓流スターの名前とか覚えるのに頭が関係あると思えんし、中学から勉強止めて暴走族やってる人もバイクのことはよく知ってたりします。覚えること自体はほとんど頭の良し悪しというよりも、興味と根気でしょう。


宅建は、民法以外はクイズみたいなもので、言葉はいかめしくややこしいけど、それはおっさんにとってのギャル語と同じことで、考える必要なく、知ってるか知らないかだけの話です。

民法だけが、ある程度体系だったものが必要で、かつ、比率が高いものです。
民法が苦手だと、ほかで取りこぼしができません。
そして、民法が苦手だとほかで取りこぼしもしやすい。

ところが、得意だと、どう転んでもまじめに本読んでれば合格します。
自分のときは、民法は、1問落としたけど、十数問は合いました。
50問中、32問ぐらいが合格ラインなので、
これだけで、4択の問題を、残りの半分正答すれば合格点近くまで行きます。
しかも、ほかの分野は民法よりも簡単で、宅建業法にいたっては、開くときの心得や禁止事項が書いてあるだけなので、マ○ドや吉○家のマニュアルよりも簡単かもしれません。
「やるんなら、知っててよ。それはしたらダメですよ」
って話です。

民法以外について、暗記するような数字でも、なぜそうなってるのかだいたい目的や目的に応じた規則性があります。
それさえつかめれば、ほとんどの問題は、4択が事実上2択になります。

本気で合格したい人は、お金とってる講座に行って、合間に来ていただいても良いかと思います。
しょせん無料なので、勉強が進んで大枠ができた人の詰めの部分まではお付き合いできないかもしれません。
ただ、お金かけるまで決心がつくほど勉強が進んでない方には、全体像をつかんだり、入り口の話として、まあまあのお話ができると思います。
まじめにやるかやらないかを決めるために来るというのでも良いかと思います。  

Posted by たみ家 at 08:38Comments(0)

好立地に思えてきた。

2008年02月17日

うちは、駐車場がない。
中央通沿いの大手企業もあるので、高額でありながら、どこも埋まっている。
近所に長年住んでる人でさえ、近くに停めれてないことも多い。

ところが、ここのとこ
四国市民政策機構さんができ

U○工○さんや○○ま○さんのアジトがあると知り

営業とまた違った意味で、
「文化発信の都」みたいで
今の場所がええとこやとどんどん思うようになってきました。  

Posted by たみ家 at 06:02Comments(0)

全店制覇の取材とサービスデー感想

2008年02月15日

2月14日の「愛のサービスデー」はやってて楽しいが、難もあった。

(PSYさんのコメントにもお答えしつつ)
あの「長崎のあじの平天(この辺では通じないから「じゃこ天」と書きました。)」
美味さは間違いなし、あれは後であぶったら、さらにパワー爆発の美味さでした。
ただ、味が強すぎで、ビールや日本酒と張れるだけに、うどんの味の強さが負けてしまわんかとちょっと心配した。

海の日やうどんの日よりも、やってて楽しいサービスデーではあった。
来年も継続したい。
前も、「2月の物語をつくろう」とかで触れましたように、たみ家は原則論好きですが

物語、願望、人間関係と結びつくネタはやってる方も楽しい。
という原則にはまる。

いやあ、「あしたさぬき」の住人の方も来てくださいましたし。


さて、夕方から、あわわさんの「恐るべきさぬきうどん 全店制覇」の取材が来ました。

マイ ドリーム カムズ トゥルー!(文法は知らん。)
これに載って、とにかく、自分で買って配る、または、自分があわわさんから、箱ごと買い取って、売りまくる。
これ、開業前からしたかった。

しっかし、自店のPR文句なんか考えてなかった。
自分で、美味いとか、よういわんのは、商人としては失格かもしれん。
照れなく、自分のとこがナンバーワンだと、さもほんとに確信してるように言えた方がいいのかもしれないけど、たみ家まだまだあまい。

事実として、うちは、年100回以上来店される方が多い。
200回の方も珍しくはない。
これはいいことかどうかはほんとのとこはわからんけど、いいことに聞こえそうなので、使うことにした。
あと、料理人や飲食店経営者のお客さんが多いのも、いいことそうで事実だけど、これは言うの忘れた。

それにしても、あわわさんの記者の方はずいぶん、腰の低い方だった。
掲載無料だから「載せてあげる」オーラが少しぐらいは出るのかと思ったら、まったくなかった。  

Posted by たみ家 at 08:11Comments(3)

14日は「愛のサービスデー」

2008年02月13日

「2月14日に何かサービスデーの企画を」との ある方からのご提案を受け

明日は、「愛のサービスデー」と銘打って、サービス品をお出しします。
長崎からの「幻の逸品」というほどではないけど、たみ家は絶賛、ご提案者も納得の品だと思ってます。

「いいことがあった」の自己申告で、2つもらえるようになってます。
レジまでにサービス品がありますので、黙って2個とっていただければ申告に代えます。
もちろん、何があったかなどきいたりはしません。
ただ、衆人環視のもと「おめでとうございます。」と現役女子高生かたみ家が声をかけ、拍手をするかもしれません。
それがマズイという場合は、黙って1つとってください。

いいことは、2月14日だけに、「本命に渡せた」でも、「本命からもらった」でも、「たくさんもらった」でも男女問わずありです。
また14日と関係なく、「10円落ちてて拾った」でも、「中田翔(石川遼)調子ええなあ」でも、OKで、完全主観で○です。


いやあ、本日は、○○ま○さん(伏せ字が多すぎ)が来られてびっくりです。
お写真では、聡明のイメージでしたが
リアルは、もっと、萌え系というか、やわらかい感じの方でした。



割箸といえば、調べずに思いつくことをつらつらっと書いてきたので、「書いてしまったからしかたない!」間違ったことや理解不足のことがあったとしたら、それをそのまま放置しておくことになっても楽しくないので、機会があれば、ちょっとずつ調べたり、関係ありそうな人にちょいちょい意見を聞くことにしました。

ワタミさんとか、松屋さんは、共同利用の繰り返し洗う箸を導入しているそうですね。
いくつかのお店で実験導入したうえのことらしいですが、さすが!大資本はやれますね。
ここがやれるということは、まあ、社会通念づくりは難しくないし、導入のコストもそれほど大したことはないんでしょう。
マイ箸は、将来的には、ここに発展的に吸収されるものかなと思う。
環境を憂いてはじめた人が、使いまわしがいやだと、環境を憂いてない人も使う共同利用箸を拒絶するとしたら、これはちょっと「何のためにはじめたの?」って話になると思う。

大資本ははじめましたが、あまねくやるには、行政の後押しや有志の寄付などがないと、零細までの浸透には時間がかかりそうな気がします。
さっさとやって、スケールメリットだすのがいいと思う。

また、たみ家推薦の竹の割箸ですが、国内ものは流通に乗せるのが困難かどうかとか、中国産は、漂白剤や防カビ剤がどうかとかいろいろあるのかな?
理論上と違い、現場レベルでは難点もありそうです。

割箸の納入業者の方に今日聞いたら、中国依存であるが、日露合弁でロシアに現地工場つくって中国依存を低めつつあるらしいとのこと。これが、中国産割箸値上げの観測がありながら、けん制になっていて最近上がってないとのこと。

リサイクルについては最近聞いてないなあ。
仮に、エリアごとに、徒歩圏で、割箸集めポストのようなものをつくって、各店でなく、そこで集配するシステムならどうかとこれまた調べずに思いつきで書きますが、ポストをあまねく設置できるか?飲食店の割箸を街中で集めておいておこうとしたら、けっこうなスペースがいらないだろうか?
また、リサイクルって、そもそも論で、向くものと向かないものがあって、ペットボトルや割箸は向かなさそうに思う。
鉄やガラスは向くらしいけど、どうなんだろう?
たみ家理系弱いが、ある程度の重さがあって、単純に熱で溶かせて、単純に固めれるものがいいんだろうか?
そういやあビードロ細工って、素人の観光客の人でも溶かしたり固めたりしてますね。
木やペットボトルなら絶対に無理だろうなあ。
ペットボトルって、分子の結びつきがかなり複雑?  

Posted by たみ家 at 22:10Comments(1)

割箸削減策の規格争い

2008年02月11日

前回、家電の規格争いや普及になぞらえて、飲食店での割箸の削減策について考えるという旨のことを書きました。

たみ家が、世間の事情をよく知らずに、頭の中でとりあえず4つの方法を思い浮かべました。
とりあえず、たみ家にとって好ましく思う順に並べました。

①竹林伐採した竹の箸を、割箸削減に賛同する企業や個人の寄付をもとでに、飲食店に普及させる機関をつくる。

②店の共同利用の箸を普及させ、行政が普及の年次目標を立てて応援する。

③割箸のリサイクル

④マイ箸

①は、竹の箸が安定供給できるなら、全面解決するうえに、店の負担が軽く、むしろ儲かるので、一気に全飲食店の大多数に普及させることが可能なので、短期間で実効があがることが期待できる。

今の世の中は、大手進出とコストアップ基調なので、いつつぶれてもおかしくないお店の割合がとても多いので、コストのかかる箸について、サラリーマンの方が、「お店も環境対策を」と気安くいえるほどはあまくはないと思う。

いえる店は、ほとんどが、自宅で家族だけでやってるか、他の世帯収入の柱があるかでしょう。
竹の箸が義務化になったら、そんな微細なことでさえもつぶれる、危篤のお店もたぶんあるでしょう。
近頃、人気店や繁盛店や美味いと評判の個人店がどんどんなくなってるのは多くの方がご存知だと思います。
必ずしも出来の悪いお店や努力不足のお店がつぶれてるのでなく、頂点ほど美味いといわれてるお店でも、いくらでもつぶれるのが今の世情です。

②も割箸を飲食店からなくすのだから全面解決です。
手間はかかるけど、箸の削減と洗う人件費と水のバランスはほぼトントンでしょう。
箸の使いまわしに対する社会通念がまだできてるとは言い難いので、社会全体で全面的にバックアップするなら、一気に行くけど、個々のお店の努力なら、かなり困難でしょう。
共同利用分の箸を買うのにお金もいるので、零細はどういう対応をするか予想がつきません。

①、②は全面解決です。

③、④の難点については、これまでも指摘しましたので、ここでその多くは重ねては書きませんが、リサイクルでは箸そのものはなくなりません。
マイ箸については、もう何年も言われて、みんなその存在を知ってるのに、うちで開業以来延べ約10万人のお客さんがいて、利用者ゼロ。
こういう経過をたどったものが、常識的に、全面的に普及することはありえないと思う。

さて、規格争いを「クリティカルマス」や「デファクトスタンダード」の概念を用いて、考えるということは、この①~④は、それぞれ共存できない、または、共存が好ましくないという可能性について指摘するためです。

まず
マイ箸が全面普及するということは、割箸のリサイクルも、竹割箸の利用もありえないということです。

割箸のリサイクルは、設備産業なので、大量に狭い範囲ででも重点的に効率的に集められて、配送エネルギーを抑え、かつ、リサイクル工場でも、スケールメリットを活かせないと、省エネルギーになりません。
極端にいうと、1軒ずつ100本の箸を車で取りにガソリン燃やしては短距離でストップ発進繰り返してもいかんし、1軒ごとを長い距離走っても難がある。
エリア全面いかんとだめなので、デファクトスタンダードを取れないまま他の手段と共存するのは好ましくない。

竹の箸を安価にするにも、普及度が高い方が良く、製造側でスケールメリットが出るなら、今の木の箸が値上がりしたら、どっこいどっこいの値段にならないか?
同じ値段なら、自発的な店側からの努力での普及もありえるかも。

共同利用の箸も同じで、スケールメリットが働く方が、飲食店用のいろんなジャンルの箸が市場獲得しやすく、結果安価にできる。
また、一定以上のお店が共同利用しないなら、社会通念的に、使いまわしの箸使ってるところが、不衛生に見られる可能性がある。
これこそ、一定以上の普及「クリティカルマス」を取ってないと、蛮勇奮う人でないと、踏み切れないでしょう。
つまり、たくさんのお店が同時に始めて、それが多いほど、共同利用のお店にお客さんも行きやすくなるので、まさに「ネットワーク外部性」が働くわけです。

ということは、共同利用の普及による全面解決を図るなら、なるべく早急に、根回ししたうえで、クリティカルマスを取らないと、導入が難しいわけです。
ほかの策との共存は好ましくないんです。

マイ箸は、ユーザーインターフェイスが極端に悪いので、マイ箸自体がクリティカルマスを取って、全面普及に向かう可能性は極端に低い。ライフスタイルの発信という、メディア戦略のうえではいいかもしれませんが、そのメッセージが、ほかの全面解決可能な策のクリティカルマス獲得を阻害する要因になる可能性が出てくるわけです。


全面解決できる策は何か、クリティカルマスをとって普及が現実的な策は何か
それが大事で
どれかが「デファクトスタンダード」になって、他の策を淘汰してしまわなければ、たぶん、どの策も充分な結果を残せないのではないでしょうか?

ここまで、いろいろ、自分の頭だけで有識者の意見や資料をアップデートせずに書いてきたので、わたしの書いてきたことは実に視野の狭い古い考えだったかもしれません。
ただ、現段階で、自分なりにできる建設的な提案をして、それに関係する問題点と、その性質や影響について、足跡をいったんつけさせていただきました。
勉強して書いてるわけでないので①~④以外の策もあるのでしょうが、それを知ればまた視野が広がるとも思っています。  

Posted by たみ家 at 21:27Comments(0)

マイ箸の真の意義 2

2008年02月11日

昨日の四国新聞に、森林整備の財源の新たなる税負担を県民の76%が条件付を含めると容認という旨の見出しがでました。

多くの中の一つではありますが、マイ箸や割箸のリサイクルのような挑戦がちまたで、マスメディアを通して、人々の考え方に働きかけたという面は見逃せないでしょう。

前記事で、政治や産業界、マスメディア、消費者の嗜好、世論などがからむことが大事と書きました。

飲酒運転の取り締まりでいうと

福岡で、飲酒運転の市職員に追突されて、橋から落ちて、幼児が3名なくなるという悲劇がありました。

このようなことがマスメディアに乗り、世論を動かし、警察も今の世論なら動けると前々からやりたかった取り締まりを強化し、政治も罰則を強めるという流れになりました。
数年前なら、飲み屋の近くで取り締まりをすれば、警察に営業妨害だと乗り込んで、飲み屋の理論が通ることもあったでしょう。

さて、義務化や消費者の認知などで、多くの人が買ってくれると思えば、呼気を検知してハンドルが動かない車やまぶたの開閉を検知してアラームを鳴らすような車が市場化できる公算が高まり、技術革新が促されたりします。

この例は、たいへん傷ましいものでしたが、何らかのセンセイショナルがメディアを通じて世論や嗜好に働きかけることで、結果的に問題の解決が促されてきたことは否定できないでしょう。

ヒートアイランド現象も、衛星からの写真上に熱分布で色分けがされた地図ができ、視覚化されてメディアに登場するまでは、あまり取り上げられませんでした。
しかし、多くの人の目にふれ、世論を喚起することで、行政も、屋上緑化しようかとか、緑化に関する条例を通じた施策や規制がしやすくなりました。

前記事の①~⑥の密接にかかわりながらの動向の例でした。


では、割箸の削減を通じた森林保護と環境問題についての啓発について

「ネットワーク外部性」「クリティカルマス」「デファクトスタンダード」という概念をからめてみたい。

これは、携帯電話の普及や家電の規格争いについてよくいわれることです。

携帯電話は、一人だけしか持ってないなら何の意味もない。
そして、増えれば増えるほど、その価値が大きくなる。
つまり、物の価値が、それそのものの外部の動向によって決まるというのが
「ネットワーク外部性」

規格争いといえば、古くは、
VHS対ベータマックス
8ミリビデオ対VHSC
コンパクトフラッシュ対スマートメディア対マルチメディアカード
近頃も
次世代DVDの
ブルーレイ対HDDVD

などが思い浮かびました。

ネットワーク外部性でも携帯のとちょっと違いますが、ソフトの豊富さなど、これまた、機械そのものの価値以外によって、物の価値が左右されます。

これらは、ある普及度を超えると一気に増大する性質があり、その爆発の始まる普及量のことを「クリティカルマス」といいます。

各メーカーは、クリティカルマスをとって、事実上の統一ルールにして市場席巻することを目指し、それができなければ、他の規格は、一部のマニア向けなどを除き姿を消します。
その事実上の規格のことを「デファクトスタンダード」といい、アメリカは、日本との製造競争で押されたり、訴訟社会化の進展で、製造中心に嫌気がさしてから、いろいろ金融やら、何やらかにやらで、「デファクトスタンダード」づくりにまい進したような印象を不勉強ながら持ってます。


さて、マイ箸の問題点について、次回は、この規格争いとクリティカルマス、ネットワーク外部性などにあてはめて考えてみたいと思います。  

Posted by たみ家 at 09:44Comments(0)

マイ箸の真の意義 1

2008年02月10日

マイ箸について、いろいろ書いてきました。

環境問題の解決には

①政治的   コンセンサスや法制化
②産業界   技術革新や市場の獲得
③消費者   嗜好や世論
④マスメディア  あるいは、ネット上のパーソナルに近いメディアのようなものも含めて
⑤行政
⑥学会

などのそれぞれ関連しながらの動向が重要で、断片的な個々人の動きが環境負荷を直接的に下げることはまず期待できないでしょう。

ところが、①~⑥の動向を左右するのが、ライフスタイルや、直接効果が仮にマイナスだったとしても、戦端を切り開く個々人の行動だったりすると思います。
①~⑥の中では、④までが重要で、学会の代わりは、産業界の研究でもある程度できるし、政治、メディア、産業界が動けば、行政は必ず引きずられるでしょう。

マイ箸の意義はそのような文脈から語られて意味を持つと思います。


マイ箸は、環境負荷を下げることはないと思いますし、森林保護効果も結果として上げられるとはちょっと思えません。
また、うちで開業以来延べ10万人のお客さんがいて、一度もマイ箸は見たことがありません。
私は当初、すばらしいと思いとても協力的に考えていましたが、運用や効果をよくよくじっくり自分の頭で考えて、関係者の意見もいろいろ聞いて質問を投げかけてみてやらないことにしました。

うちのお客さんは、比較的大企業の高収入層や経営者など世の中の情勢に関心の高い人が多く、マイ箸を知らない人はほとんどいないと思う。
それにもかかわらず、何年もいわれてきて、ゼロということは、

ユーザーインターフェイスが極端に悪い方法なんだと思う。

それか、直感的にか、考えてかはわからないけど、無関心なんじゃなくて、環境負荷軽減の効果がないと思ってる人が多いのではないでしょうか?

広い普及はありそうにないし、普及したとしても、どこにとってもさしては好ましい結果を生まないと思う。
こころざしは良くても、それ自体の軽減効果がさえない。
というよりまずマイナスになる。

わざわざ客商売をしているわたしが、なぜに、誰かと対立する可能性のある話題を得もしないのにするのか、こころざしを持って真剣に考えてきていたことを察してやってください。

割箸のリサイクルも数年前に、県から補助金も出たうえで、うどん屋でリサイクル活動をしてましたが、うちには説明に来てくれた人もいませんし、その後広がった形跡がありません。

じゃあ、失敗で意味がなかったのかというと

たみ家はそう考えてるわけではありません。
仮にマイナスであったり、失敗だったとしても、意味は大いにあると考えています。
だから、最初の「マイ箸は無意味?」のタイトルにも「?」をつけていました。  

Posted by たみ家 at 12:35Comments(0)