急がなきゃ!

2008年12月31日

急がないと、「明けましておめでとう」って言わなきゃならなくなる。

まだ、今年の総括的なことを書いてないのに


そういやあ。
ついこないだの四国新聞に「『夢』という個人の欲望よりも、『志』というもっと広い世界への気持ちを持つことが大事」みたいに書いてあった。

たみ家もずっとそれが言いたかった。

戦後すぐに、軍需産業の技術者だったソニーの創業者などは、戦争のために使った技術を人々の暮らしを高めるために使い、この焼け野原を復興させたいという思いがあったそうな。

惨状だったからこそ、良くしたいという思いがはっきりと持てたのかも。

この話を10年ほど前に何人かの人にしたら、「今は、恵まれていて、そんな志を持ちにくい。」みたいな答えが多く返ってきた。

じゃあ、この格差社会とか派遣切りとか言われている時代に、貧困から来る社会不安が多く語られる今こそ。

国民の多くが、自分の身を守ることも考えながらも、戦後の創業者のような気持ちを持つべきでないだろうか。

自分の会社を大きくして多くの人を雇用しようとか、技術革新をもって、新しい産業を興したいというような野望を多くの少年に持ってほしい。

心理エネルギーが自分の欲望の範囲にあるときは頭打ちになりやすいが、社会の問題の解決など永久にないだけに、社会の問題に対して「志」を持てば、心理的エネルギーは、無限に供給されるのではないだろうか。

この総体こそが、日本を良くする唯一の力で、それ以外には何もないのではないだろうか。

そして、「夢」もさることながら、「志」を具現化していくシステムを追求していくことになるのだと思う。

12月24日の日経流通新聞に
女性用の装飾杖のブランド「NORIKO」を立ち上げた鎌田典子さんの記事が出てた。

「杖をつかなければならなくなることは、辛いことだが、そのことを前向きに少しでも考えられるように、お洒落なデザインの女性用の装飾杖をつくりたいと思った。」
とスワロフスキー4.2mmを720個あしらった12万6千円のと、馬革にゼブラ柄をほどこした6万3千円のが出ていた。

社会の潮流の中にある他人の問題を解決すること

これに対する執着心のようなもので、この世の中が満たされ埋め尽くされるような来年以降を望みたい。



 
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