質問すりゃあいいのに

2008年12月13日

たみ家がよく、いろんな人の議論を見てて、もっと「質問」という武器を使えばいいのにと思う。

例えば、「脱サラして、うどん屋を開業したい。」って言う人がいる。

その是非について話すのに、いきなり、「やめた方がいい。」とか言うのはどうか?

「夢があっていいねえ。で、どんな店出すの?セルフ?街中でやるの?」
とか
「それで子育てするのに、どれぐらい売らんといかんの?」
とか
「へえっ開業資金とか用意したんやあ。どれぐらいあるの?」
とか
「退職金もないし、大手が近くに来たら移転とかも考えんといかんし、かなり儲かってないと借金すごく膨らまん?」
とか
「もし万一うまくいかんかったら、次の仕事ってどんなんがあるの?」
とか
「すごいね。店舗つくったり、機械揃えるのにけっこうかかるんじゃないん。いくらかかるの?」
とか
「あれって家賃払ったり、人雇うとたいへんっていうじゃない。どれぐらいかかるの?」
とか
「あんなんって、原価率とか利益率ってどれぐらいなん?お客さんって一日に何人ぐらい来るもんなん?」
とか
適当に質問すりゃあ

議論としては、攻めにもなるし、自分は失点もないし
否定するより感情の対立はないし
相手の理解のレベルを確かめられるので、もし議論の相手をやっつけたいなら、相手の力を確認した上で攻勢に転じることもできる。
利害もないし、ケンカもしたくないし、相手の対応をどうしても変えたいと思わなければ
「あ~あ。やっぱりわかってないなあ。」
と思いながら、そこで引けばいいし。

相手に脱サラ開業に失敗してほしくないと思っても、強く反対すれば人間関係はこじれるかもしれないし、反発されたら聞く耳も持たないかもしれない。
気づいてほしいとか知ってほしいと思うことをやんわりと質問しておくことは相手のためにもなると思う。

また、自分が無理解な状況で、いきなり相手を否定すると、議論で負けるし、恥をかくかもしれないので、「自分ほんとにこの話題わかってるやろか、相手はどれぐらいの理解をもって立ち向かってくるのか」を確かめるために、2、3の質問を投げかけておくのは、無難なやり方だと思う。

昔「質問力」って本があって、さらっと立ち読みだったので、よくは読まなかったけど、いい質問ができる人はわかってるし、解決能力があるとか、質問は万能だみたいなことが書いてあったような気がする。
けっこうほんとだと思う。



 
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