大量失職

2009年08月31日

小泉チルドレンに小沢チルドレンどっちも約100人。

小泉チルドレンは10分の1しか残れなかった。

次回、また政治家としてふさわしくなかった人が大量失職するのかな?
いや、ふさわしかったとしても、風に乗って、相手の強固な地盤を切り崩せた人は風なしでは次回負けるだろう。

4年でやめていい職が見つからなかったら、年収3000万円でも、トータルで市役所職員に負けるだろう。

自分がそれで家族養うとか、娘の配偶者のことを思ったらどう?
3000万なら微妙と思った人も、2000万なら定年まで市役所職員が確実に上でしょう。


プロ野球選手が契約金1億もらえるとしても、はじめからほとんど二軍にしかおれず4年ぐらいしかもたないと思うなら、プロになろうとしない人も多いでしょう。

ねたまず、まじめな話、1年だけの年収の比較で、国会議員の報酬がいいの悪いの言うんはアンフェアだなあ。

鳴かず飛ばずで4年で辞めるプロ野球選手に負けるのもどうかと思うけど、生涯的な実質報酬で市役所職員にも負けて、子育てとか家族に責任持てないような生活設計を国民の代表にさせるのはやめよう。

まあ、どういう制度がいいかはわからないけど、たみ家は年間の議員報酬が年3000万円でも市役所職員よりも必ずしも待遇がいいとは思わんなあ。

玉木雄一郎さんなんか日本の大学の頂点東京大学出て、また頂点のハーバード出て、キャリア官僚の頂点財務官僚やめて、落選して4年間何やってたんでしょうね。
はじめから、木村地盤への挑戦は4年や8年は厳しいと思われただろうし。
って、何回かお会いして話したことあるんで、まったく知らないわけでもありませんが。

良かったね。

志も能力もある人をつかまえて、国民が甘えて、「政治家なんかボランティアでもええんじゃ。」とか、こういう考えもナチスを生む土壌になる。

また、土建屋の息子で、親父さんの会社の専務やってたら、議員になっても失職せんし、落選しても問題ない。
これが民間企業であろうが、公務員であろうが、普通のサラリーマンはそうはいかない。
国会議員に、人生のトータルとして、十分な報酬を払ってこなかったことが、これも、政治の硬直を生んだ理由の一つだと思う。

すでに、国会議員になった人がもともと金持ちだったり、長く議席を守る例が多かったから、ずいぶん多くもらってるように見えたかもしれないけど、ことの本質は、そっちじゃないんよ。
一般ピープルから議員になった人の生活の補償を立ててやることが大事だと思う。
じゃないと、金持ちかよっぽど奇特でないと、立てんわな。
東大出て高給取りになって、そこを辞めて、市役所職員に負ける報酬で、家族に責任持てんのだから。

たぶん、民主党さんはそこらへんいろいろすでに考えてると思うんだけど、元議員の肩書きで食えるもんではないで。

まあ、次の総選挙でも民主党政権が支持されたとしても、これだけポッと出が多いと、それなりに失職者が出るだろうし、民主党さんがヘマやったら、ものすごい数の失職者が出るなあ。

インターネットの普及も関係あるんでしょうかね?
風の選挙が当たり前になったら、党が逆風なら議員として能力があってマジメにやった人も実績あげた人も勝てないでしょう。
議員になることが家族を養ったり、生涯設計に大打撃を与えることがないようにしてほしいですね。

議員に能力や志のある人が広くなれるように、また、在職中に落選後が不安だからと、利権で稼いでやろうとか思わなくていいように。

その費用は、国が直接議員に渡すか、国が政党に渡して政党からいくか、政党が支持者から集めて議員に渡すか、制度をよく知らないので、何がいいのかわからないけど、議員にはどっから出るにしても年収3000万円ぐらいは渡してやってほしいね。
それでも市役所職員よりいいと言えないのに。

議員年金を減らせと言う話も、偏狭な話だと思う。
自分たちの代表に感謝の念を持たないのが悪い。

政策については議論せず、報酬だけ表面的に見てねたむ。
そういう民主主義とは決別しましょう。

野茂さんでさえ、新日鉄の下請け会社にいて、手取り10万ちょっとしかなくても、通用せずに無職になったときに家族が困ると思ってプロ入りを迷ったそうだよ。
清原以上のドラフト史上最高の目玉と、契約金1億以上提示されてもなおだよ。


夢や志で家族やら他人さんに責任もてるわけじゃないし、生涯の設計も普通は大事よね。
国会議員にも普通の庶民が望む程度の安定や安心を認めてやろうよ。
そりゃ、やってるときに華やかに見えるところが多少あるのは、しょうがないでしょう。

国会議員の大量失職が連続する現象への対策は、これからの課題になりそうな気がする。

これからの政治に何らかの影を落とすのではないだろうか?
・風だけ任せのふさわしくない、政治家の資質のない人が増える。
・議員にノウハウが蓄積せずに、官僚に対抗できなくなる。
・在職中に利権やコネをつくって稼ぎの種を見つけに走る。
・芸能人に転向できるようパフォーマンスに走る。
などなど。

比例区減らして敗者復活しにくくなるという民主党さんのマニフェストもこのヘンとの絡みどうなの?

党県連第○支部副会長みたいな役で抱え続けるのって、それで大丈夫なの?
4年、8年、後の選挙で勝てるともわからないし。
長いぞ4年、長いぞ8年。

国にとって、いい方に考えれば、人材が広く掘り起こされてるプロセスであって、中にはしょっぱいのも出てくるということかもしれない。
でも、いい影響について、立つ人の志に国民が甘えるってのはどうだろう。

キャリア官僚を捨てて、大企業を辞めて、年収1千万円、退職金5千万円はもらえたような人が多いでしょう。
若くして辞めて、たぶん小川淳也さんが250万円、玉木さんが400万円もいかないぐらいの退職金だったのでは?という状況で、議員年金が一般の人よりはるかに多いのが厚遇とか妙な話ではなかったのだろうか?
当時、あまり関心がなかったから詳細に自信はないが。

もし、失職した議員がこれまであまり困ってないのなら、それは資産家の子が多かったからじゃないのかなあ?
本人の稼ぎではないような気がするんだけど、どうなの?



 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
大量失職
    コメント(0)