「心」「恋」「愛」

2012年08月22日

今回はやや変化球ですが、連載の8つ目です。
前記事とのつながりを意識して下さいね。

「みなさん、心ってありますか?」


って聞かれたら、「ある」って言いますか?

「じゃあ、どこに?」


「愛してる!」
「愛」の意味は何ですか?
あなたの説明なら、カノジョが顔に大火傷しても、旦那が無一文になっても、愛せますよね。

いや!愛はあったけど、醒めたんです?

いやいや!あなたの素晴らしい「愛」の説明なら、その理由で愛は醒めないでしょう。「永遠」に。


まあ、学問的に言ってしまえば「脳」は存在しても、「心」「恋」「愛」「神」って存在しないよね。
あと「位置エネルギー」なんてのも。

人間が、何らかの目的を持って空間に存在しないものに意味をつくって流通させたものだよね。

人間の脳の働きを、両性やグループが結び付いたり協力するために、人間が気分良くなる言葉に変えるんだよね。

だから、トゥー ハブ セックスをトゥー メイク ラブとか言いますね。

「神」は存在しないとか言うとややこしい話になりますが、同じ神社でお参りしてても、それぞれが神に対して持つ意味は違いませんか?
全部が違うわけでもないけど、全部が同じにはならない。

聖職者など人間が意味をつくって宣告し、受け手がまたそれぞれの意味で捉えて新しい意味ができる。
すごく劣化の激しいコピーのような。

こういう空間に存在しないものに、人間が目的があって意味をつくって、完全に同じでないけどだいたい同じような意味で出回ってる観念を「構成概念」って言いますね。

この「構成概念」って言葉は、後々、たみ家社会学ではたまに出てくるので覚えておいて下さい。


合間に打ってるから中断しますが、女や男について、文化や社会通念ができる根本メカニズムを説明するのに、この辺りから説明しないと、「言い訳」や「諦め」が入っちゃうでしょ。

人間が意味をつくってるから、そのときのメンバーやその状況で大きく変わるし、むしろ変わるべき場合、変わらなくちゃ困るよねって場合も多々ありますね。


この記事へのトラックバック
科学者の言い方によると、現代科学は、宇宙は実際こうなっていると説明するがそうなっ
目的が説明されない【哲学はなぜ間違うのか?】at 2012年08月31日 22:06
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
「心」「恋」「愛」
    コメント(0)